セルゲイ・マグニツキー
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セルゲイ・マグニツキー | |
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生誕 | 1972年4月8日 |
死没 | 2009年11月16日(37歳没) |
職業 | 弁護士 |
セルゲイ・マグニツキー(ロシア語: Серге́й Леони́дович Магни́тский1972年4月8日 - 2009年11月16日)はロシアの弁護士。
マグニツキー法
[編集]→詳細は「マグニツキー法」を参照
セルゲイ・マグニツキーは法執行機関と税務当局を舞台にした2億3000万ドル(当時のレートで約256億円)もの巨額横領事件を告発した[1]。そして一年以上モスクワで拘留されながら暴力を受け続け、2009年に獄中死した[2]。アメリカはこの事件を受け、2012年、関係者のビザ発給禁止や資産凍結を行うマグニツキー法を制定した。米国で2012年に採用されたロシアを対象としたマグニツキー法は、2016年に「グローバル・マグニツキー人権問責法」(Global Magnitsky Human Rights Accountability Act)として新たに採用され、2017年12月21日より施行されている。
2017年10月、カナダ下院でマグニツキー法のカナダ版にあたるJustice for Victims of Corrupt Foreign Officials Act(国外の腐敗高官の犠牲者に報いる処罰)が満場一致で通過[3]。
2019年12月、欧州連合がマグニツキー法に類似した法案を設定することに合意[4]。
2020年7月、英国で北朝鮮とロシアの49の個人・組織に対してマグニツキー法が発動。 香港やウイグル自治区の人権侵害が制裁の対象になるか注目されているという[5]。
関連作品
[編集]The Magnitsky Act. Behind the Scenes - IMDb
脚注
[編集]- ^ “ロシアの内部告発者の代理人だった弁護士は、審問前日にビルから転落した” (日本語). HuffPost Japan. (2017年3月23日) 2018年5月30日閲覧。
- ^ “「史上最低」な米露関係、お互い「引けない」理由” (日本語). WEDGE Infinity(ウェッジ). (2017年8月8日) 2018年5月30日閲覧。
- ^ “As Canada's Magnitsky bill nears final vote, Russia threatens retaliation”. (2017年10月4日)
- ^ “EU to prepare Magnitsky-style human rights sanctions regime”. (2019年12月9日)
- ^ “北朝鮮、ロシアなど49個人・組織の人権侵害に英国がグローバル制裁発動 中国も視野か”. (2020年7月7日)