セラ級駆逐艦
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セラ級駆逐艦 | ||
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プシランデル(旧:ジョヴァンニ・ニコテラ) | ||
艦級概観 | ||
艦種 | 駆逐艦 | |
就役開始 | 1926年(クインティノ・セラ) | |
退役完了 | 1943年9月11日(イタリア) (クインティノ・セラ) | |
1947年6月13日(スウェーデン) | ||
前級 | クルタトーネ級 | |
次級 | ナザリオ・サウロ級 | |
性能諸元 | ||
排水量 | 基準排水量 | 970トン |
常備排水量 | 1,279トン | |
満載排水量 | 1,480トン | |
全長 | 84.9m | |
全幅 | 8.6m | |
吃水 | 3.6m | |
機関 | ギアードタービン3缶2基 2軸推進 | 35,000hp |
速力 | 35ノット | |
航続距離 | 1,800海里(14ノット) | |
乗員 | 125人 | |
兵装 | 120mm連装砲 | 2基4門 |
40mm機関砲 | 2門 | |
13mm機銃 | 4基 | |
連装533mm魚雷発射管 | 2基 | |
爆雷または機雷 | 40発 | |
表記 | ||
日本語 | セラ級駆逐艦 | |
イタリア語 | Cacciatorpediniere Classe Quintino Sella | |
英語 | Sella Class Destroyer |
セラ級駆逐艦 (イタリア語: Cacciatorpediniere Classe Quintino Sella、英語: Sella class destroyer) はイタリア王立海軍の駆逐艦。4隻が建造された。
1920年代に建造された、120mm連装砲(竣工時は前部は単装であり1929年に連装に変更)と533mm魚雷発射管を併せ持つイタリア初の駆逐艦であり、その後のイタリア製駆逐艦の雛形となったが、本級自体は、機械的な信頼性に欠けていた。「ジョヴァンニ・ニコテラ」と「ベッティーノ・リカーソリ」が第二次世界大戦中の1940年にスウェーデンに売却されている。
イタリアに残った「クインティノ・セラ」と「フランチェスコ・クリスピ」は爆装艇母艦として運用され、両艦から出撃した部隊がイギリス重巡洋艦「ヨーク」を大破させた。同艦は後に廃棄されている。
1943年9月8日の連合軍との休戦により、「クインティノ・セラ」は11日にドイツ海軍の魚雷艇(Sボート)によって撃沈され、「フランチェスコ・クリスピ」はドイツ海軍に捕獲され水雷艇TA15となり再就役し、1944年3月8日に爆撃により撃沈された。
スウェーデンに売却された2隻は、「ジョヴァンニ・ニコテラ」が「プシランデル(Psilander)」、「ベッティーノ・リカーソリ」が「プーケ(Puke)」と改名され、1947年6月13日まで使用された。
同型艦
[編集]艦名 | 由来 |
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クインティノ・セラ(Quintino Sella) | 同名の政治家 |
フランチェスコ・クリスピ(Francesco Crispi) | 同名の政治家 |
ジョヴァンニ・ニコテラ(Giovanni Nicotera) | 同名の政治家 |
ベッティーノ・リカーソリ(Bettino Ricasoli) | 同名の政治家 |