セッションビール
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特徴
[編集]既存のスタイルの風味の特徴を持ちながら、アルコール度数を低めに抑えたものであり[1]、イギリスでは通常4%未満、アメリカでは5%未満である[2]。酔っ払いすぎずに長時間飲み続けられる点が特長で[2]、セッションIPAは2013年頃よりアメリカを中心に流行が広がった[3]。元のスタイルによって上面発酵のエール、下面発酵のラガーのいずれも作られるが、セッションと名の付くビールの多くはセッションIPAである[1]。 カクテルの世界にも応用され、セッション・マルガリータなどが飲まれている[4]。
語源
[編集]第一次世界大戦中のイギリスで、アルコール度数を低くしたビールに限って工場労働者が休憩時間(セッション)に飲むことを認められていた故事に由来する[4]。
脚注
[編集]- ^ a b c (富江 2019, p. 136)
- ^ a b “Session IPA”. ジャパン・ビア・タイムズ. (2014年8月14日) 2023年10月28日閲覧。
- ^ “ゴクゴク飲めるエールビール!!話題のビアスタイル「セッション」とは?”. nomooo (2018年5月31日). 2023年10月28日閲覧。
- ^ a b (日本ビール文化研究会 2022, p. 75)
参考文献
[編集]- 富江弘幸『教養としてのビール』SBクリエイティブ サイエンス・アイ新書、2019年。ISBN 978-4-8156-0080-8。
- 一般社団法人日本ビール文化研究会『日本ビール検定公式テキスト 2022年5月改訂版』マイナビ出版、2022年。