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セイブヒキガエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セイブヒキガエル
セイブヒキガエル
キタヒキガエル Anaxyrus boreas boreas
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 無尾目 Anura
: ヒキガエル科 Bufonidae
: Anaxyrus
: セイブヒキガエル A. boreas
学名
Anaxyrus boreas (Baird & Girard, 1852)[1][2]
シノニム

Bufo boreas Baird & Girard, 1852[2]
Bufo halophila Baird & Girard, 1853[2]

和名
セイブヒキガエル[3]
英名
Boreal toad[1][2]
Western toad[1][2][3]

セイブヒキガエルAnaxyrus boreas)は、両生綱無尾目ヒキガエル科Anaxyrus属に分類されるカエル。

分布

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アメリカ合衆国アイダホ州アラスカ州オレゴン州カリフォルニア州コロラド州ニューメキシコ州ネバダ州モンタナ州ユタ州ワイオミング州ワシントン州)、カナダアルバータ州ブリティッシュコロンビア州ノースウエスト準州ユーコン準州)、メキシコバハカリフォルニア州[1]

形態

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体長6.2 - 12.8センチメートル[3]。背面の体色は灰褐色や緑褐色[3]。正中線に沿って白や淡黄色の細い筋模様が入り、疣には黒い斑紋が入る[3]

頭部に骨質の隆起がない[3]。耳腺は卵型で、上瞼よりもやや大型[3]

オスは皮膚がより滑らかで、黒色斑が少ない[3]

分類

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以下の和名は松井(2000)に従う[3]

Anaxyrus boreas boreas (Baird & Girard, 1852) キタヒキガエル
Anaxyrus boreas halophilus (Baird & Girard, 1853) カリフォルニアヒキガエル

生態

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草原森林湿原砂漠内にある河川や泉の周辺・農耕地など様々な環境に生息する[1][3]。倒木や岩の下、他の動物の古巣・自分で掘った巣穴の中などで生活する[1]

繁殖様式は卵生。1 - 7月に水たまりなどで繁殖する[3]

人間との関係

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ペットとして飼育されることもある[1]

農地開発や水質汚染により生息数が減少している[1]カエルツボカビ症などによる生息数の減少も報告されている[1][3]。多くの分布域で生息数の減少が報告されており、特にコロラド州やワイオミング州では1970年代と1990年代に大規模な減少が報告されている[1]。2015年現在は分布が広域なことと、激減したのが数世代前であることから、絶滅のおそれは低いと考えられている[1]

画像

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参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l IUCN SSC Amphibian Specialist Group. 2015. Anaxyrus boreas. The IUCN Red List of Threatened Species 2015: e.T3179A53947725. doi:10.2305/IUCN.UK.2015-4.RLTS.T3179A53947725.en, Downloaded on 19 February 2018.
  2. ^ a b c d e Anaxyrus boreas. Frost, Darrel R. 2018. Amphibian Species of the World: an Online Reference. Version 6.0 (Date of access). Electronic Database accessible at http://research.amnh.org/herpetology/amphibia/index.html. American Museum of Natural History, New York, USA. (Accessed: 02/19/2018)
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 松井正文 「セイブヒキガエル」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、225頁。

関連項目

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