制コレ
制コレ | |
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受賞対象 | グラビアアイドル |
国 | 日本 |
主催 | 集英社『週刊ヤングジャンプ』編集部 |
初回 | 1992年 |
最新回 | 2024年 |
最新受賞者 | 稲光亜依 |
制コレ(せいコレ)は、1992年から集英社の週刊ヤングジャンプ誌面で開催されているオーディションである。開催当初は全国女子高生制服コレクション(ぜんこくじょしこうせいせいふくコレクション)として開催。文字通り制服を主体としたコンテストであったが、2001年にオーディションの正式名称が略称であった「制コレ」へと変更された。
概要
[編集]1992年に、『ヤングジャンプ全国女子高生制服コレクション』として始まった「制コレ」は、次年以降も開催ごとに話題を集め、ノミネート者の写真集が発売されるなど、グランプリ他各賞受賞者を中心に芸能界で活躍する者を多く輩出し、グラビアアイドルや人気タレント・女優の登龍門として親しまれた。前述のように2001年以降の正式名称は『制コレ』および『セイコレ』。
開始当初はノミネート者が着用した制服を採用している学校名が記載されていたが、その後記載されなくなり、制服を着た美少女たちがグラビアを飾る現在のスタイルとなった。なお、モデルが着用した制服と本人の各学校在籍歴とは必ずしも関連は無かった。
寺田有希がグランプリを受賞した2005年度を境に、コンテスト自体に大きな変化が見られるようになった。2006年度は休止。2007年に制コレ15周年記念と題して『制コレGP(グランプリ)』の名称でオーディションを行なった。グランプリの他は全て準グランプリ扱いだが、賞とは別に順位が設けられていた。2008年度は『セイコレ☆ジャパン』として方向転換を図り、ピュアな魅力を競う「セイコレGirls」とセクシーな魅力部門の「セイコレLadies」に分かれて投票が行われた。
この方向転換の末、2009年から週刊プレイボーイと共同で『グラビアJAPAN』オーディションがスタートしたことにより、『全国女子高生制服コレクション』の流れを継ぐコンテストは16年の歴史に幕を下ろした。
2014年4月、『制コレアルティメット2014』として約6年ぶりに復活[1]。
2018年6月、『制コレ18(いちはち)』として再度復活[注 1]。30号、31号、32号で制服および水着グラビアを披露し、読者投票により選抜メンバーおよびグランプリ、準グランプリを決定する[2]。2019年1月10日週刊ヤングジャンプ創刊40周年を記念し、「SS ELEVEN」[3]を結成。制コレ18からはグランプリと準グランプリの来栖りん、山田南実が選抜された。
2020年4月、『制コレ’20(ニーゼロ)』として2年ぶりに開催。前回同様3週連続で15名の候補者の制服及び水着グラビアを掲載[4]、グランプリを決定する[4]。
2022年4月、『制コレ22(ニーニー)』として2年ぶりに開催。4月7日発売No.19より3号連続で16名のファイナリストが発表される[5]。
2023年10月、『制コレ24(ニーヨン)』の開催決定を週刊ヤングジャンプ2023年46号(2023年10月12日発売)誌上および公式ホームページ上で発表。今回は一般からの応募も可能となった。2024年4月4日発売の2024年第18号より3号連続で16名のファイナリストが発表され、グランプリをはじめとする最終メンバーはヤングジャンプ2024年第30号(2024年に6月27日発売)誌面にて発表された[6]。『ヤングジャンプ45周年記念特別番組』(2024年7月7日、ABEMAアニメSPECIAL2)配信の際には歴代制コレ受賞者から稲光亜依(制コレ24グランプリ)、仙北谷ハンナ(制コレ24準グランプリ)、一ノ瀬こひな(制コレ24)、小森香乃(制コレ24)、百田汐里(制コレ24)、蓬莱舞(制コレ22グランプリ)、松島かのん(制コレ22準グランプリ)の7名が出演した[7][8]。
『制コレ』における各賞
[編集]〇印の賞は『制コレ18』、☆印の賞は『制コレ22』から制定。
- グランプリ(1名) 〇 - 受賞者には受賞特典として写真集の制作、発売の権利が与えられる[注 2]。
- 準グランプリ(2名。年によっては1名の場合あり) 〇
- ヤンジャンTV賞(1名) ☆
- グラビア賞(1名)☆
受賞者
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ヤングジャンプ公式サイトでは「10年ぶりの本格開催」と表記。
- ^ 2018年は週刊ヤングジャンプ創刊40周年に当たるため、準グランプリにも写真集制作の特典が与えられた。制コレ20グランプリ受賞者の光野有菜(2022年9月に芸名を「月野有菜」に改名し、所属事務所を移籍)は写真集の制作はされていないが、制コレ22グランプリ受賞者の蓬莱舞が2024年3月27日に1st写真集『あいまい』を発売した(この他に準グランプリの松島かのんも2024年4月1日に1st写真集『ボクとかのん。』を発売したが、出版元がイマジカインフォスのため、集英社発行に限ると蓬莱舞のみとなる)。
- ^ タレントの「佐藤めぐみ」とは同姓同名の別人。
- ^ 第6回準グランプリの「川崎愛」とは別人。
- ^ 女優、グラビアアイドルにそれぞれ同姓同名の別人が存在。「麻生かおり」参照。
- ^ 第5回グランプリの「川崎愛」とは別人。
- ^ 2000年結成「ぱふゅーむ」メンバー在籍中。この年(2002年)は広島でのローカルインディーズデビューの年。2003年にPerfumeに表記変更。
- ^ 2007年6月の第1回結果発表では川原がグランプリで、活躍状況に応じて順位変動があるルールとされた。2008年2月の最終発表で水沢がグランプリに昇格。
- ^ この年はこれまで行ってきた決選投票を行わず、2008年3月13日発売号でエントリー者を公表し、6月5日発売号でグランプリ他各賞を発表した。
- ^ 1988年生まれでスターダストプロモーション所属の「佐藤ありさ」とは同姓同名の別人。
- ^ 後に芸名を「徳江かな」に改名。グラビアアイドルの「山田かな」とは別人。
- ^ のちにミスマガジン2022でグランプリを受賞(咲田ゆなと同時受賞)。
- ^ のちにミスマガジン2021で読者特別賞を受賞。
- ^ 2023年3月31日に当時の所属事務所・スターダストプロモーションを退所したため、任期途中で降板(その後、ジョブ・ネット系列のUniiiqueに移籍)。
- ^ #ババババンビメンバー。
出典
[編集]- ^ “レベル高い復活「制コレ2014」、元・現アイドルの“参戦”も話題に。”. Narinari.com. (2014年4月29日) 2020年9月3日閲覧。
- ^ “制コレ:「ヤンジャン」名物企画が10年ぶり復活 15人が制服姿披露”. まんたんウェブ (株式会社MANTAN). (2018年6月28日) 2020年9月3日閲覧。
- ^ “今年注目の美女11人が水着で集結 豪華美ボディ競演”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2019年1月10日) 2019年1月10日閲覧。
- ^ a b “「制コレ’20」ファイナリスト集結 個性豊かな15人が頂点&写真集かけてバトル”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年4月9日) 2020年4月9日閲覧。
- ^ a b 集英社『週刊ヤングジャンプ』2022年4月14日号No.18 447頁
- ^ a b “スターの登竜門「制コレ」新シリーズ 制コレ24開催決定”. 週刊ヤングジャンプ公式ホームページ (集英社). (2023年10月12日) 2023年10月14日閲覧。
- ^ “ヤングジャンプ45周年記念特別番組”. ABEMA (2024年7月7日). 2024年7月15日閲覧。
- ^ WEBザテレビジョン (2024年6月28日). “「ヤングジャンプ45周年記念特別番組」ABEMAにて独占生放送決定 “制コレ”の歴史をふり返る特別企画も”. WEBザテレビジョン. 2024年7月15日閲覧。
- ^ “26時のマスカレイド・来栖りん、10年ぶり復活「制コレ」でグランプリ”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2018年10月18日) 2020年9月3日閲覧。
- ^ a b “制コレ18:グランプリに高3の“正統派美少女の最新型”来栖りん 10年ぶり復活も話題に”. まんたんウェブ (株式会社MANTAN). (2018年10月18日) 2018年10月18日閲覧。
- ^ “「制コレ’20」グランプリ&準グランプリ決定 『ヤンジャン』表紙&ぶち抜きグラビア”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年9月3日) 2020年9月3日閲覧。
- ^ a b MANTANWEB(まんたんウェブ) (2020年9月3日). “制コレ’20:18歳の光野有菜がグランプリに 準グランプリは塚田百々花、蓼沼優衣 制服、水着に”. mantan-web.jp. 株式会社MANTAN. 2021年5月6日閲覧。
- ^ “制コレ22:16歳の蓬莱舞がグランプリに 5人で「ヤンジャン」登場 制服、体操服姿も”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2022年7月21日). 2022年7月21日閲覧。
- ^ “ヤンジャン「制コレ」2年ぶり開催 総勢16名のファイナリストが制服姿披露 - モデルプレス”. モデルプレス - ライフスタイル・ファッションエンタメニュース (2022年4月7日). 2022年4月6日閲覧。
- ^ “制コレ24”. 週刊ヤングジャンプ公式サイト (2024年6月27日). 2024年6月27日閲覧。
- ^ MANTANWEB編集部: “制コレ24:15歳の稲光亜依がグランプリ 史上最高クラスの美少女”. MANTANWEB (2024年6月27日). 2024年6月27日閲覧。
関連項目
[編集]- ミス週プレ - 週刊プレイボーイが2005年と2006年に実施、2008年のビキニ・プリンセスを経て、2009年には制コレと統合して「グラビアJAPAN」となる。
- ゲンセキ (グラビア) - 週刊ヤングジャンプが2015年から開催するグラビアコンテスト。