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セイウンハーデス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セイウンハーデス
第59回七夕賞パドック(2023年7月9日)
欧字表記 Seiun Hades[1]
香港表記 魔神星雲
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2019年4月8日(5歳)[1]
シルバーステート[1]
ハイノリッジ[1]
母の父 マンハッタンカフェ[1]
生国 日本の旗 日本北海道浦河町[1]
生産者 鮫川啓一[1]
馬主 西山茂行[1]
調教師 橋口慎介栗東[1]
競走成績
生涯成績 12戦4勝[1]
獲得賞金 1億3038万4000円[1]
(2024年11月30日現在)
勝ち鞍
GIII 七夕賞 2023年
Listed プリンシパルS 2022年
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セイウンハーデス(欧字名:Seiun Hades2019年4月8日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍に2023年七夕賞

馬名の意味は、冠名+「ギリシャ神話の冥府の神」。

経歴

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2歳(2021年)

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10月31日、阪神競馬場の新馬戦(芝1400m)でデビュー。スタートから先行し、新馬勝ちを決めた[2]。しかし、12月5日のこうやまき賞(1勝クラス)は5着に敗れた。

3歳(2022年)

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緒戦のこぶし賞(芝1600m)は上がり3位の脚を使い2着。初の重賞となった3月26日の毎日杯はまたも上がり3位の脚を使ったが4着となった[3]東京優駿の前哨戦プリンシパルSは先行してそのまま逃げ切り勝利し[4]、優先出走権を獲得した[5]。そしてGI初出走となった東京優駿では先行したものの、11着に敗れた[6]。夏は休養し、秋緒戦にセントライト記念へ参戦[7]。レースでは道中2番手を走行したが、4着に敗れた。2度目のGIとなった菊花賞では、東京優駿とは違う逃げの競馬を見せたものの、17着と大敗してしまった。冬は休養し、3歳シーズンを終えた。

4歳(2023年)

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初戦となった競馬法100周年記念(3勝クラス)では、先行し上がり3位の脚を見せ、約11ヶ月ぶりの勝利となった[8]。続く新潟競馬場で行われた新潟大賞典では逃げ切りを図り、上がり2位の脚を使ったが最後の直線でカラテに差し切られ、僅かに重賞制覇を逃した[9]。そして、7月9日に福島競馬場で行われた七夕賞(芝2000m)では、道中3、4番手を追走の後、外から力強く伸びて快勝。悲願の重賞初制覇となった[10][11]。その後新潟記念へ向け調整されていたが、8月1日に右前脚の屈腱炎のため、長期離脱となることを明かした。復帰には約1年を要する見込み[12]

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[13]およびJBISサーチ[14]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2021.10.31 阪神 2歳新馬 芝1400m(良) 16 6 11 002.60(1人) 01着 R1:22.9(35.5) -0.2 0幸英明 55 (ベルシャンテ) 462
0000.12.05 中京 こうやまき賞 1勝 芝1600m(良) 9 8 8 010.90(5人) 05着 R1:35.6(35.2) -0.3 0幸英明 55 ソリタリオ 472
2022.02.13 阪神 こぶし賞 1勝 芝1600m(稍) 6 3 3 008.30(4人) 02着 R1:36.9(33.6) -0.0 0幸英明 56 スタニングローズ 472
0000.03.26 阪神 毎日杯 GIII 芝1800m(稍) 10 3 3 037.10(7人) 04着 R1:47.9(35.6) -0.4 0幸英明 56 ピースオブエイト 476
0000.05.07 東京 プリンシパルS L 芝2000m(良) 15 4 8 010.10(6人) 01着 R1:59.0(34.5) -0.1 0幸英明 56 (キングズパレス) 468
0000.05.29 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 1 2 150.0(16人) 11着 R2:23.9(36.4) -2.0 0幸英明 57 ドウデュース 472
0000.09.19 中山 セントライト記念 GII 芝2200m(稍) 13 4 5 027.60(7人) 04着 R2:12.7(36.0) -0.9 0幸英明 56 ガイアフォース 474
0000.10.23 阪神 菊花賞 GI 芝3000m(良) 18 5 10 061.1(12人) 17着 R3:07.6(42.2) -5.2 0幸英明 57 アスクビクターモア 466
2023.04.09 阪神 競馬法100周年記念 3勝 芝2000m(良) 16 6 12 004.40(2人) 01着 R1:58.9(34.5) -0.2 0幸英明 57 (ハートオブアシティ) 480
0000.05.07 新潟 新潟大賞典 GIII 芝2000m(不) 16 3 6 004.80(2人) 02着 R2:03.9(36.6) -0.1 0津村明秀 56 カラテ 478
0000.07.09 福島 七夕賞 GIII 芝2000m(良) 16 8 15 005.20(2人) 01着 R1:59.8(34.9) -0.2 0幸英明 57 (ククナ) 476
2024.11.30 京都 チャレンジC GIII 芝2000m(良) 15 6 11 016.50(9人) 05着 R1:59.1(36.1) -0.9 0幸英明 57 ラヴェル 490
  • 競走成績は2024年11月30日現在

血統表

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セイウンハーデス血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系ヘイロー系

シルバーステート
2013 鹿毛
父の父
ディープインパクト
2002 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
父の母
*シルヴァースカヤ
Silverskaya
1990 鹿毛
Silver Hawk Roberto
Gris Vitesse
Boubskaia Niniski
Frenetique

ハイノリッジ
2011 鹿毛
マンハッタンカフェ
1998 青鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*サトルチェンジ Law Society
Santa Luciana
母の母
ゴールドグレース
2002 鹿毛
*エリシオ Fairy King
Helice
グレースウーマン マルゼンスキー
ランズプロント
母系(F-No.) (FN:3-l)
5代内の近親交配 サンデーサイレンス:3×3
Hail to Reason:5×5×5
Nijinsky:5×5
出典
  1. ^ セイウンハーデス 5代血統表

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o セイウンハーデス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年7月9日閲覧。
  2. ^ 【メイクデビュー】(阪神4R)セイウンハーデスが2番手追走から抜け出して新馬勝ち」『ラジオNIKKEI』。2024年10月17日閲覧。
  3. ^ 【毎日杯】戦い終えて」『スポーツニッポン』。2024年10月17日閲覧。
  4. ^ 【プリンシパルS】(東京)セイウンハーデスが長くいい脚で後続を凌ぎ切りダービー切符獲得」『ラジオNIKKEI』。2024年10月17日閲覧。
  5. ^ 【日本ダービー】未勝利プリンシパルS組セイウンハーデスで、橋口慎介調教師が親子制覇狙う」『スポーツ報知』。2024年10月17日閲覧。
  6. ^ 【日本ダービー】セイウンハーデスは11着 幸「外の馬を気にして内にもたれていた」」『スポーツニッポン』。2024年10月17日閲覧。
  7. ^ 【注目馬動向】日本ダービー11着セイウンハーデスは放牧 秋はトライアルを使って菊花賞へ」『スポーツ報知』。2024年10月17日閲覧。
  8. ^ 【競馬法100周年記念】(阪神)好位から競馬を進めたセイウンハーデスが直線外から差し切って勝利」『ラジオNIKKEI』。2024年10月17日閲覧。
  9. ^ セイウンハーデス、積極的に先手2着 津村騎手「ブリンカー着けて集中力出た」/新潟大賞典」『日刊スポーツ』。2024年10月17日閲覧。
  10. ^ セイウンハーデスが重賞初制覇 福島重賞初勝利の幸騎手「ずっと手応えが良かった」/七夕賞”. 2023年7月9日閲覧。
  11. ^ 【七夕賞】セイウンハーデスが直線力強く伸びて快勝!サマー2000シリーズ開幕戦制す”. サンケイスポーツ. 2023年7月9日閲覧。
  12. ^ セイウンハーデス 屈腱炎で長期休養へ”. スポニチ競馬 (2023年8月1日). 2023年8月1日閲覧。
  13. ^ セイウンハーデスの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年7月9日閲覧。
  14. ^ セイウンハーデス - 全競走成績”. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年7月9日閲覧。

外部リンク

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