セイウンハーデス
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
セイウンハーデス | |||||||||
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第59回七夕賞パドック(2023年7月9日) | |||||||||
欧字表記 | Seiun Hades[1] | ||||||||
香港表記 | 魔神星雲 | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 牡[1] | ||||||||
毛色 | 黒鹿毛[1] | ||||||||
生誕 | 2019年4月8日(5歳)[1] | ||||||||
父 | シルバーステート[1] | ||||||||
母 | ハイノリッジ[1] | ||||||||
母の父 | マンハッタンカフェ[1] | ||||||||
生国 | 日本(北海道浦河町)[1] | ||||||||
生産者 | 鮫川啓一[1] | ||||||||
馬主 | 西山茂行[1] | ||||||||
調教師 | 橋口慎介(栗東)[1] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 12戦4勝[1] | ||||||||
獲得賞金 |
1億3038万4000円[1] (2024年11月30日現在) | ||||||||
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セイウンハーデス(欧字名:Seiun Hades、2019年4月8日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2023年の七夕賞。
馬名の意味は、冠名+「ギリシャ神話の冥府の神」。
経歴
[編集]2歳(2021年)
[編集]10月31日、阪神競馬場の新馬戦(芝1400m)でデビュー。スタートから先行し、新馬勝ちを決めた[2]。しかし、12月5日のこうやまき賞(1勝クラス)は5着に敗れた。
3歳(2022年)
[編集]緒戦のこぶし賞(芝1600m)は上がり3位の脚を使い2着。初の重賞となった3月26日の毎日杯はまたも上がり3位の脚を使ったが4着となった[3]。東京優駿の前哨戦プリンシパルSは先行してそのまま逃げ切り勝利し[4]、優先出走権を獲得した[5]。そしてGI初出走となった東京優駿では先行したものの、11着に敗れた[6]。夏は休養し、秋緒戦にセントライト記念へ参戦[7]。レースでは道中2番手を走行したが、4着に敗れた。2度目のGIとなった菊花賞では、東京優駿とは違う逃げの競馬を見せたものの、17着と大敗してしまった。冬は休養し、3歳シーズンを終えた。
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東京優駿パドック
4歳(2023年)
[編集]初戦となった競馬法100周年記念(3勝クラス)では、先行し上がり3位の脚を見せ、約11ヶ月ぶりの勝利となった[8]。続く新潟競馬場で行われた新潟大賞典では逃げ切りを図り、上がり2位の脚を使ったが最後の直線でカラテに差し切られ、僅かに重賞制覇を逃した[9]。そして、7月9日に福島競馬場で行われた七夕賞(芝2000m)では、道中3、4番手を追走の後、外から力強く伸びて快勝。悲願の重賞初制覇となった[10][11]。その後新潟記念へ向け調整されていたが、8月1日に右前脚の屈腱炎のため、長期離脱となることを明かした。復帰には約1年を要する見込み[12]。
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七夕賞優勝時
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.com[13]およびJBISサーチ[14]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2021.10.31 | 阪神 | 2歳新馬 | 芝1400m(良) | 16 | 6 | 11 | 2.6 (1人) | 1着 | 1:22.9(35.5) | -0.2 | 幸英明 | 55 | (ベルシャンテ) | 462 | |
12. 5 | 中京 | こうやまき賞 | 1勝 | 芝1600m(良) | 9 | 8 | 8 | 10.9 (5人) | 5着 | 1:35.6(35.2) | 0.3 | 幸英明 | 55 | ソリタリオ | 472 |
2022. 2.13 | 阪神 | こぶし賞 | 1勝 | 芝1600m(稍) | 6 | 3 | 3 | 8.3 (4人) | 2着 | 1:36.9(33.6) | 0.0 | 幸英明 | 56 | スタニングローズ | 472 |
3.26 | 阪神 | 毎日杯 | GIII | 芝1800m(稍) | 10 | 3 | 3 | 37.1 (7人) | 4着 | 1:47.9(35.6) | 0.4 | 幸英明 | 56 | ピースオブエイト | 476 |
5. 7 | 東京 | プリンシパルS | L | 芝2000m(良) | 15 | 4 | 8 | 10.1 (6人) | 1着 | 1:59.0(34.5) | -0.1 | 幸英明 | 56 | (キングズパレス) | 468 |
5.29 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 1 | 2 | 150.0(16人) | 11着 | 2:23.9(36.4) | 2.0 | 幸英明 | 57 | ドウデュース | 472 |
9.19 | 中山 | セントライト記念 | GII | 芝2200m(稍) | 13 | 4 | 5 | 27.6 (7人) | 4着 | 2:12.7(36.0) | 0.9 | 幸英明 | 56 | ガイアフォース | 474 |
10.23 | 阪神 | 菊花賞 | GI | 芝3000m(良) | 18 | 5 | 10 | 61.1(12人) | 17着 | 3:07.6(42.2) | 5.2 | 幸英明 | 57 | アスクビクターモア | 466 |
2023. 4. 9 | 阪神 | 競馬法100周年記念 | 3勝 | 芝2000m(良) | 16 | 6 | 12 | 4.4 (2人) | 1着 | 1:58.9(34.5) | -0.2 | 幸英明 | 57 | (ハートオブアシティ) | 480 |
5. 7 | 新潟 | 新潟大賞典 | GIII | 芝2000m(不) | 16 | 3 | 6 | 4.8 (2人) | 2着 | 2:03.9(36.6) | 0.1 | 津村明秀 | 56 | カラテ | 478 |
7. 9 | 福島 | 七夕賞 | GIII | 芝2000m(良) | 16 | 8 | 15 | 5.2 (2人) | 1着 | 1:59.8(34.9) | -0.2 | 幸英明 | 57 | (ククナ) | 476 |
2024.11.30 | 京都 | チャレンジC | GIII | 芝2000m(良) | 15 | 6 | 11 | 16.5 (9人) | 5着 | 1:59.1(36.1) | 0.9 | 幸英明 | 57 | ラヴェル | 490 |
- 競走成績は2024年11月30日現在
血統表
[編集]セイウンハーデスの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系(ヘイロー系) |
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父 シルバーステート 2013 鹿毛 |
父の父 ディープインパクト2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*ウインドインハーヘア | Alzao | |||
Burghclere | ||||
父の母 *シルヴァースカヤSilverskaya 1990 鹿毛 |
Silver Hawk | Roberto | ||
Gris Vitesse | ||||
Boubskaia | Niniski | |||
Frenetique | ||||
母 ハイノリッジ 2011 鹿毛 |
マンハッタンカフェ 1998 青鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*サトルチェンジ | Law Society | |||
Santa Luciana | ||||
母の母 ゴールドグレース2002 鹿毛 |
*エリシオ | Fairy King | ||
Helice | ||||
グレースウーマン | マルゼンスキー | |||
ランズプロント | ||||
母系(F-No.) | (FN:3-l) | |||
5代内の近親交配 | サンデーサイレンス:3×3 Hail to Reason:5×5×5 Nijinsky:5×5 |
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出典 |
- 牝系は日本の在来系統の一つであるフロリースカツプ系で、5代母トサモアーは1955年阪神3歳ステークス勝ち馬。
- そのほかの主な近親にオースミハルカ(2003年チューリップ賞など重賞4勝)、オースミイチバン(2012年兵庫チャンピオンシップ、2013年ダイオライト記念)、オースミグラスワン(2006年・2008年新潟大賞典)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “セイウンハーデス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年7月9日閲覧。
- ^ 「【メイクデビュー】(阪神4R)セイウンハーデスが2番手追走から抜け出して新馬勝ち」『ラジオNIKKEI』。2024年10月17日閲覧。
- ^ 「【毎日杯】戦い終えて」『スポーツニッポン』。2024年10月17日閲覧。
- ^ 「【プリンシパルS】(東京)セイウンハーデスが長くいい脚で後続を凌ぎ切りダービー切符獲得」『ラジオNIKKEI』。2024年10月17日閲覧。
- ^ 「【日本ダービー】未勝利プリンシパルS組セイウンハーデスで、橋口慎介調教師が親子制覇狙う」『スポーツ報知』。2024年10月17日閲覧。
- ^ 「【日本ダービー】セイウンハーデスは11着 幸「外の馬を気にして内にもたれていた」」『スポーツニッポン』。2024年10月17日閲覧。
- ^ 「【注目馬動向】日本ダービー11着セイウンハーデスは放牧 秋はトライアルを使って菊花賞へ」『スポーツ報知』。2024年10月17日閲覧。
- ^ 「【競馬法100周年記念】(阪神)好位から競馬を進めたセイウンハーデスが直線外から差し切って勝利」『ラジオNIKKEI』。2024年10月17日閲覧。
- ^ 「セイウンハーデス、積極的に先手2着 津村騎手「ブリンカー着けて集中力出た」/新潟大賞典」『日刊スポーツ』。2024年10月17日閲覧。
- ^ “セイウンハーデスが重賞初制覇 福島重賞初勝利の幸騎手「ずっと手応えが良かった」/七夕賞”. 2023年7月9日閲覧。
- ^ “【七夕賞】セイウンハーデスが直線力強く伸びて快勝!サマー2000シリーズ開幕戦制す”. サンケイスポーツ. 2023年7月9日閲覧。
- ^ “セイウンハーデス 屈腱炎で長期休養へ”. スポニチ競馬 (2023年8月1日). 2023年8月1日閲覧。
- ^ “セイウンハーデスの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年7月9日閲覧。
- ^ “セイウンハーデス - 全競走成績”. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年7月9日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post