スー郡 (アイオワ州)
アイオワ州スー郡 | |
---|---|
設立 | 1851年 |
郡庁所在地 | オレンジシティ |
最大都市 | スーセンター |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
1,991 km2 (768.58 mi2) 1,989 km2 (767.88 mi2) 2 km2 (0.70 mi2), 0.09% |
人口 - (2010年) - 密度 |
33,704人 16.9人/km2 (43.9人/mi2) |
標準時 | 中部: UTC-6/-5 |
ウェブサイト | www |
スー郡(スーぐん、英: Sioux County)は、アメリカ合衆国アイオワ州の北西部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は33,704人であり、2000年の31,589人から6.7%増加した[1]。人口では州内で第7位の郡である。郡庁所在地はオレンジシティ市(人口6,004人[2])であり、同郡で人口最大の都市はスーセンター市(人口7,048人[3])である。スー郡は1851年に設立され、郡名はスー族インディアンに因んで名付けられた。
歴史
[編集]スー郡は1851年1月15日に設立され、1860年1月20日から自治を続けている。郡名は元この地域に住んでいたスー族インディアンに因んで名付けられた。
初代の郡庁所在地は1860年に指定されたカリオペであり、当時人口15人の小さな村だった。現在はハワーデン市の一部になっている。初代郡庁舎は1860年に建てられ、1872年まで使われた。1869年に主にオランダから大勢の移民が到来した。1872年、オレンジシティが郡庁所在地になった。1902年6月、W・W・ビーチが設計した新しい郡庁舎の建設が始まった。赤砂岩の建物は1904年に完工し、現在も使われている。1976年から1982年まで全体の改修が行われ、1977年にはアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定された。
地理
[編集]アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は768.58平方マイル (1,990.6 km2)であり、このうち陸地767.88平方マイル (1,988.8 km2)、水域は0.70平方マイル (1.8 km2)で水域率は0.09%である[4]。
スー郡西部には南西に向かってロック川とビッグスー川が流れている。東部は南東に向かってフロイド川が流れている。
主要高規格道路
[編集]- アメリカ国道18号線
- アメリカ国道75号線
- アイオワ州道10号線
- アイオワ州道12号線
- アイオワ州道60号線
隣接する郡
[編集]- ライアン郡 - 北
- オブライエン郡 - 東
- プリマス郡 - 南
- ユニオン郡 (サウスダコタ州) - 南西
- リンカーン郡 (サウスダコタ州) - 北西
リンカーン郡 (サウスダコタ州) | ライアン郡 | |||
オブライエン郡 | ||||
スー郡 | ||||
ユニオン郡 (サウスダコタ州) | プリマス郡 |
人口動態
[編集]人口推移 | |||
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年 | 人口 | %± | |
1860 | 10 | — | |
1870 | 576 | 5,660.0% | |
1880 | 5,426 | 842.0% | |
1890 | 18,370 | 238.6% | |
1900 | 23,337 | 27.0% | |
1910 | 25,248 | 8.2% | |
1920 | 26,458 | 4.8% | |
1930 | 26,806 | 1.3% | |
1940 | 27,209 | 1.5% | |
1950 | 26,381 | −3.0% | |
1960 | 26,375 | 0.0% | |
1970 | 27,996 | 6.1% | |
1980 | 30,813 | 10.1% | |
1990 | 29,903 | −3.0% | |
2000 | 31,589 | 5.6% | |
2010 | 33,704 | 6.7% | |
Iowa Data Center [5] |
2010年国勢調査
[編集]基礎データ
2000年国勢調査
[編集]
基礎データ
人種別人口構成
年齢別人口構成
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世帯と家族(対世帯数)
収入[編集]収入と家計 |
一時期離婚が比較的ありふれた話になっていた。1980年郡内の結婚した人52人に1人が離婚していた。この数字は1930年代以降のアメリカ合衆国には無かったものだった[8]。2011年時点では14人に1人に変化していた[9]。
宗教
[編集]2011年時点で、郡民の80%はオランダからの移民の子孫だった。よって郡民の80%が主要宗教会派に属しており、全米平均の36%に比べてかなり高い数字だった[8]。
高等教育
[編集]スー郡には教養系カレッジが4校ある。オレンジシティ市にあるノースウェスタン・カレッジとスーセンター市にあるドート・カレッジは学生数1,000人以上である。ノースウェスト・アイオワ・コミュニティカレッジも郡内にあるが、オブライエン郡のシェルドン市との関わりが深い。
政治
[編集]スー郡は昔から大統領選挙では共和党候補を支持してきた[10]。民主党候補がスー郡を制したのは1936年のフランクリン・ルーズベルトが最後になっている[11]。アイオワ州で最も共和党寄りの郡だと考えられている。1992年の大統領選挙ではジョージ・H・W・ブッシュに70%以上の支持を与えたことでは、国内2郡しかないうちの1つだった[12]。それ以降4回の大統領選挙でも、共和党候補が75%以上の支持を得てきた[13]。アメリカ合衆国下院議員選挙ではアイオワ州第5選挙区に属しており、そのクック投票動向指数は共和党+9であり、共和党議員を送り出している。
都市と町
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著名な出身者
[編集]脚注
[編集]- ^ Quickfacts.census.gov - Sioux County - accessed 2011-12-06.
- ^ Quickfacts.census.gov - Orange City, Iowa - accessed 2011-12-06.
- ^ Quickfacts.census.gov - Sioux Center, Iowa - accessed 2011-12-06.
- ^ “Census 2000 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年2月13日閲覧。
- ^ “Data from the 2010 Census”. State Data Center of Iowa. March 26, 2011閲覧。
- ^ “Population & Housing Occupancy Status 2010”. United States Census Bureau, American FactFinder. 2011年6月3日閲覧。
- ^ Based on 2000 United States Census data
- ^ a b Tavernise, Sabrina and Robert Gebeloff. "Once Rare in Rural America, Divorce Is Changing the Face of Its Families." The New York Times. March 23, 2011. 1. Retrieved on March 24, 2011.
- ^ Tavernise, Sabrina and Robert Gebeloff. "Once Rare in Rural America, Divorce Is Changing the Face of Its Families." The New York Times. March 23, 2011. 2. Retrieved on March 24, 2011.
- ^ David Leip's Presidential Atlas (Maps for Iowa by election)
- ^ Geographie Electorale
- ^ David Leip's Presidential Atlas: 1992 Presidential election statistics
- ^ The New York Times electoral map (Zoom in on Iowa)