スルー・ザ・バリケーズ
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『スルー・ザ・バリケーズ』 | ||||
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スパンダー・バレエ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ドイツ ミュンヘン フランス 南フランス 1985年9月 - 1986年夏 | |||
ジャンル |
ポップ・ロック ブルー・アイド・ソウル ニュー・ウェイヴ | |||
時間 | ||||
レーベル |
エピック・レコード CBSレコード | |||
プロデュース | ゲイリー・ランガン/スパンダー・バレエ | |||
スパンダー・バレエ アルバム 年表 | ||||
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
AllMusic | [1] |
『スルー・ザ・バリケーズ』(Through the Barricades) は、スパンダー・バレエの5枚目のスタジオ・アルバム。1986年11月にエピック・レコードからリリースされた。このアルバムは、全英アルバムチャートで最高7位となり、19週にわたってチャートにとどまった。収録曲のうち3曲がイギリスでヒット・シングルとなり、「Fight For Ourselves」が全英シングルチャートで15位、「How Many Lies」が34位に達し、「スルー・ザ・バリケーズ (Through the Barricades)」は6位まで上昇して、バンドにとって最後のトップ10ヒットとなった[2]。
収録曲の歌詞は、愛情が北アイルランド問題を克服するというモチーフと、バンドのクルーのひとりがこの問題に関連して死を遂げたことにインスパイアされている。
評価
[編集]オールミュージックにおける概ね批判的な評論の中で、ダン・リロイ (Dan LeRoy) は、「スパンダー・バレエのスムーズなホワイト・ボーイ・ソウルをロック化した『スルー・ザ・バリケーズ』は、ソングライター/ギタリストであるゲイリー・ケンプの豊かな旋律の創造によって、まったくの失敗作となることを免れている」と述べ、「制作とミックスは効果を出せていない。ほとんどの曲では、もっとギターとドラムスが必要だが、特に、リフがロックする「クロス・ザ・ライン」や「ファイト・フォー・アワセルヴス」では、行儀の良い響のリズム・セクションで価値が損なわれている」としているが、タイトル曲については、「ふさわしいヒットとなった」と述べている[1]。
トラック・リスト
[編集]全作詞・作曲: ゲイリー・ケンプ。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「バリケーズ(イントロダクション)(Barricades ‒ Introduction)」 | |
2. | 「クロス・ザ・ライン (Cross the Line)」 | |
3. | 「マン・イン・チェインズ (Man in Chains)」 | |
4. | 「ハウ・メニイ・ライズ (How Many Lies?)」 | |
5. | 「ヴァージン (Virgin)」 | |
6. | 「ファイト・フォー・アワセルヴス (Fight for Ourselves)」 | |
7. | 「スウェプト (Swept)」 | |
8. | 「スネイクス・アンド・ラヴァーズ (Snakes and Lovers)」 | |
9. | 「スルー・ザ・バリケーズ (Through the Barricades)」 |
チャート
[編集]アルバム
年 | チャート | 最高位 |
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1986 | イギリス 全英アルバムチャート[3] | 7 |
シングル
年 | 曲 | チャート | 最高位 |
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1986 | Fight For Ourselves | イギリス 全英シングルチャート[3] | 15 |
1986 | Through The Barricades | イギリス 全英シングルチャート[3] | 6 |
1987 | How Many Lies | イギリス 全英シングルチャート[3] | 34 |
脚注
[編集]- ^ a b LeRoy, Dan. "Spandau Ballet: Through the Barricades > Review" - オールミュージック. 2011年9月18日閲覧。
- ^ David Roberts British Hit Singles and Albums, Guinness World Records Limited
- ^ a b c d “SPANDAU BALLET - Artist - Official Charts”. 2013年1月23日閲覧。