スルタン・ヌール
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スルタン・ヌール نور سلطان | |
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生年月日 | 1971年8月20日 |
出生地 | シリア |
出身校 | アレクサンドリア大学 |
前職 | 自動車販売業 |
所属政党 | 無所属 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2021年7月20日 - 現職 |
スルタン・ヌール(1971年8月20日[1] - )は、シリア生まれエジプト育ちの日本の政治家。山形県庄内町議会議員。
山形県において初となる外国出身者の市町村議会議員[2]、またアラブ系イスラム教徒として初の地方議会議員である[3]。
来歴
[編集]1971年[1]、シリアに生まれる。4歳ごろから空手を習い、日本に興味を持った。12歳の時、エジプトに移り住む。体育大学を卒業し、同国でエジプトスポーツ青年省国家公務員となった。スポーツ関係の省庁で国際協力機構(JICA)のプログラムの受け入れ責任者を務めていたが、その際、日本人から誘いを受け、2001年に訪日。2013年、日本国籍を取得した[4]。
2016年、シリア人女性との結婚を機に、山形県庄内町に移住する。田舎での生活に不便を感じ、引っ越しを考えるようになっていたが、町議会議員選挙(補欠)が行われることを知り、告示3日前に立候補を決めた。選挙はスルタンともう1人の新人2人の一騎打ち状態になったが、2021年7月18日の投開票[5]で600票の差をつけて当選した[4]。
2022年6月19日の選挙ではトップ当選を果たし二選[6]。
人物
[編集]- イスラム教徒であり、1日5回の礼拝を行う[5]。議会での初めての質問日は、議場横の部屋で礼拝を行った[4]。
- 「人事を尽くして天命を待つ」が好きな言葉[4]。
脚注
[編集]- ^ a b “町議会議員一覧”. 庄内町. 2022年12月2日閲覧。
- ^ “「外国人材活用を」 エジプト出身のスルタン氏当選 庄内町議補選”. 毎日新聞. (2021年7月20日) 2022年12月2日閲覧。
- ^ “アラブ系イスラム教徒で初 日本の町議会議員に”. ARAB NEWS. (2021年7月20日) 2022年12月2日閲覧。
- ^ a b c d 武藤雄大 (2021年9月22日). “シリア出身地方議員の奮闘記 町の意見はさまざまだけど”. 日本放送協会. 2022年12月2日閲覧。
- ^ a b “県内唯一の外国出身議員、スルタンさん初仕事…「日本人の心で頑張ってまいります」”. 読売新聞オンライン. (2021年7月29日) 2021年12月2日閲覧。
- ^ 令和4年6月19日執行 庄内町議会議員選挙 選挙結果庄内町
関連項目
[編集]- ビアンキ・アンソニー - アメリカ合衆国出身の元愛知県犬山市議会議員。
- 日本における外国人参政権
外部リンク
[編集]- スルタン・ヌール (@Soltan242512431) - X(旧Twitter)