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スペンサー・ポンソンビー＝フェイン

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スペンサー・ポンソンビー＝フェイン

スペンサー・セシル・ブラバゾン・ポンソンビー＝フェイン（英: Spencer Cecil Brabazon Ponsonby-Fane GCB ISO PC、1824年3月14日 – 1915年12月1日）は、イギリスの官僚、クリケット選手。

生涯

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第4代ベスバラ伯爵ジョン・ウィリアム・ポンソンビーと妻マリア（英語版）の六男として、1824年3月14日に生まれた[1]。

16歳のときに外務省に入省、1846年にアタッシェとしてワシントンD.C.に派遣された[2]。帰国後に外務大臣の第3代パーマストン子爵ヘンリー・ジョン・テンプルの秘書官（英語版）に任命された[2]。パーマストンに文章力を鍛えるよう言われてそれに従い[2]、パーマストン以降の外務大臣である第2代グランヴィル伯爵、第4代クラレンドン伯爵も引き続きポンソンビーを起用した[3]。ポンソンビーはクリミア戦争の講和会議にも出席した[3]。

秘書官として知識を得たことで[4]、1857年12月8日にLord Chamberlain's Officeの会計検査官に任命され[5]、1901年まで務めた[6]。1901年3月25日に枢密顧問官に任命された後[7]、同年7月23日[8]から1915年までGentleman Usher to the Sword of Stateを、1904年6月24日[9]から1915年までバス上級紋章官（英語版）を務めた[6]。

クリケット選手である一方、カンタベリー・クリケット・ウィーク（英語版）ではアマチュア俳優として演劇に出演することもあり、すぐれた演出と評された[3]。メリルボーン・クリケット・クラブの名誉会計係、イ・ツィンガリ（英語版）の理事を務めたこともあった[4]。

1875年2月に認可状を得て、母の旧姓「フェイン」を姓に加えた[10]。

1872年3月4日、バス勲章コンパニオンを授与された[11]。1884年女王誕生日記念叙勲（英語版）の一環として、1884年5月24日にバス勲章ナイト・コマンダーを授与された[12]。1897年ヴィクトリア女王在位60年記念叙勲（英語版）の一環として、1897年6月22日にバス勲章ナイト・グランド・クロスを授与された[13]。1903年7月22日、帝国功労勲章（英語版）コンパニオンを授与された[14]。

1915年12月1日に死去した[6]。

家族

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1847年10月7日、ルイーザ・アン・ローズ・リー＝ディロン（Louisa Anne Rose Lee-Dillon、1825年7月21日[15] – 1902年7月18日、第13代ディロン子爵ヘンリー・ディロン＝リー（英語版）の娘）と結婚、6男5女をもうけた[1][6]。

  • ジョン・ヘンリー（1848年7月21日 – 1916年9月11日） - 1875年10月14日、フローレンス・ファーカー（Florence Farquhar、1922年4月30日没、ハーヴィー・モートン・ファーカーの娘）と結婚、子供あり[6]
  • ジョージ・リチャード（1850年3月6日 – 1871年2月5日[1]）
  • ヘレン（1851年7月26日 – 1852年1月17日[1]）
  • ロバート・チャールズ（1854年6月6日 – 1909年11月16日） - 1877年7月17日、メアリー・マクラクラン（Mary MacLachlan、1935年没、ジョージ・マクラクランの娘）と結婚、子供あり[16]
  • コンスタンス・ルイーザ（1856年3月23日 – 1930年5月4日） - 1881年1月1日、ウィリアム・ロバート・フェリップス（William Robert Phelips、1919年11月23日没）と結婚、子供あり[1][6]
  • マーガレット・マリア（1857年11月4日[1] – 1935年12月14日） - 1882年4月17日、アーナルド・ド・グレイ閣下（Hon. Arnald de Grey、1856年9月11日 – 1889年11月15日、第5代ウォルシンガム男爵トマス・ド・グレイ（英語版）の息子）と結婚、子供あり[17]
  • クレメンティナ・サラ（1859年7月27日[1] – 1934年9月15日） - 1888年8月9日、初代準男爵サー・エドマンド・タートン（英語版）と結婚、子供あり[18]
  • イリナ・ハリエット（1861年11月3日[1] – 1878年9月2日） - 溺死[6]
  • シドニー・アレグザンダー（1863年2月26日 – 1940年8月27日） - 1893年6月10日、オードリー・セントオービン（Audrey St. Aubyn、1936年9月11日没、初代セント・レヴァン男爵ジョン・セントオービン（英語版）の娘）と結婚、子供あり[16]
  • ヒュー・スペンサー（1865年12月5日 – 1934年5月13日） - 1894年11月8日、アニタ・マクダレーネ・フォイヤーヘアード（Anita Magdalene Feuerheerd、1938年6月11日没、ヘルマン・ロレンツ・フォイヤーヘアードの娘）と結婚、子供あり[16]
  • セオバルド・ブラバゾン（1868年9月24日 – 1929年5月14日） - 1892年8月10日、バーサ・エドワーズ（Bertha Edwards、1934年11月25日没、ジョン・エドワーズの娘）と結婚[16]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h Lodge, Edmund, ed. (1902). The Peerage and Baronetage of the British Empire as at Present Existing (英語) (71st ed.). London: Hurst and Blackett. p. 79.
  2. ^ a b c West, Sir Algernon. Contemporary Portraits (英語). London: T. Fisher Unwin. p. 181.
  3. ^ a b c West, Sir Algernon. Contemporary Portraits (英語). London: T. Fisher Unwin. p. 182.
  4. ^ a b West, Sir Algernon. Contemporary Portraits (英語). London: T. Fisher Unwin. p. 182.
  5. ^ "No. 22071". The London Gazette (英語). 11 December 1857. p. 4365.
  6. ^ a b c d e f g Burke, Sir Bernard; Burke, Ashworth Peter, eds. (1934). A Genealogical and Heraldic History of the Peerage and Baronetage, The Privy Council, and Knightage (英語). Vol. 1 (92nd ed.). London: Burke's Peerage, Ltd. pp. 280–281.
  7. ^ "No. 27299". The London Gazette (英語). 26 March 1901. p. 2109.
  8. ^ "No. 27336". The London Gazette (英語). 23 July 1901. p. 4838.
  9. ^ "No. 27689". The London Gazette (英語). 24 June 1904. p. 4032.
  10. ^ "No. 24179". The London Gazette (英語). 9 February 1875. p. 547.
  11. ^ "No. 23837". The London Gazette (英語). 5 May 1872. p. 1312.
  12. ^ "No. 25358". The London Gazette (英語). 24 May 1884. p. 2331.
  13. ^ "No. 10896". The Edinburgh Gazette (英語). 29 June 1897. p. 601.
  14. ^ "No. 27579". The London Gazette (Supplement) (英語). 23 June 1903. p. 4665.
  15. ^ Lodge, Edmund, ed. (1902). The Peerage and Baronetage of the British Empire as at Present Existing (英語) (71st ed.). London: Hurst and Blackett. p. 225.
  16. ^ a b c d Townend, Peter, ed. (1963). Burke's Genealogical and Heraldic History of the Peerage, Baronetage and Knightage (英語). Vol. 1 (103rd ed.). London: Burke's Peerage Limited. pp. 233–234.
  17. ^ Mosley, Charles, ed. (2003). Burke’s Peerage, Baronetage & Knightage Clan Chiefs Scottish Feudal Barons (英語). Vol. 3 (107th ed.). London: Burke's Peerage Limited. p. 4065. ISBN 978-0-97119662-9。
  18. ^ Burke's Genealogical and Heraldic History of the Landed Gentry (英語). Vol. 3. London: Burke's Peerage. 1939. p. 2304.

外部リンク

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紋章官職
先代
サー・ジョン・マクニール（英語版） 		バス上級紋章官（英語版）
1904年 – 1915年 		次代
サー・ジョージ・キャラハン（英語版）
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