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スプートニク3号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スプートニク3号
所属 ソビエト連邦
国際標識番号 1958-004B
カタログ番号 00008
状態 運用終了
観測対象 上層大気
宇宙空間
打上げ機 スプートニクロケット
打上げ日時 1958年5月15日
消滅日時 1960年4月6日
質量 1327 kg
軌道要素
周回対象 地球
軌道 楕円軌道
近点高度 (hp) 217 km
遠点高度 (ha) 1864 km
離心率 (e) 0.110932
軌道傾斜角 (i) 65.18度
軌道周期 (P) 105.9分
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スプートニク3号(スプートニク3ごう、: Спутник-3)は、1958年ソビエト連邦によって打ち上げられた人工衛星。12種類の科学観測装置を搭載し、地球の上層大気や地球近傍の宇宙空間の観測を行った。

概要

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スプートニク3号は全長3.57mの円錐で、質量は1327kgだった。12種類の観測機器を搭載し、上層大気の気圧と組成、地球付近の宇宙空間での荷電粒子の分布、宇宙線に含まれる光子重粒子、地球の磁場電場流星物質など、様々な観測を行えた[1]

スプートニク3号の設計作業は1956年7月から開始され、当初は世界初の人工衛星として打ち上げられる予定だった。しかし衛星の開発が難航し、その一方で打ち上げロケットが先に完成したため、簡素な設計の衛星が急遽製造され、先にスプートニク1号として打ち上げられることになった。

スプートニク3号の打ち上げは、1号の打ち上げから7ヶ月後の1958年5月15日に行われた。バイコヌール宇宙基地から発射されたスプートニクロケットは衛星を近地点217km、遠地点1864kmの楕円軌道に投入することに成功した。しかし衛星のテープレコーダーが故障したために観測に大きな制約が生じ、期待されたほどの成果は得られなかった。

運用終了後もしばらく地球周回軌道に留まっていたが、地球の上層大気の抵抗により軌道高度を下げ、1960年4月6日に大気圏に突入した。

参考文献

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  1. ^ Sputnik 3”. NSSDC. 2013年1月6日閲覧。
  • Sputnik 3” (英語). NASA - NSSDC. 2008年5月26日閲覧。

関連項目

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ウィキメディア・コモンズには、スプートニク3号に関するカテゴリがあります。