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スパター丘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スパター丘(スパターきゅう、英語: spatter cone)は、火山噴火によって形成される地形の一つである。

流動性の低い苦鉄質マグマが噴火を起こす場合、爆発力が弱ければ火口のまわりにベタベタと溶岩が飛び散る[1]。これらひとつひとつをスパターといい[2]火山弾が堆積・溶結して出来た岩石をアグルチネート英語: agglutinate)とよぶ[2][3]。噴火が続くと次第に火口の縁を形成していきスパター丘ができる[4]。通常は高さが10m以下で[5]、岩盤の亀裂に沿って線状に並んで形成されることが多い[5]。もう少し爆発力が強いと、円錐台状の山体をもつスコリア丘となる[1]

脚注

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注釈

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  1. ^ 大型のアグルチネートと呼ばれているもの。1986年の噴火でのスパターなどが積み重なり500mほど流されたもの。

出典

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  1. ^ a b 火山を楽しむための基礎知識:火山の種類と地形 - 静岡大学小山研究室、2017年7月閲覧
  2. ^ a b 赤岩について - 群馬大学教育学部 早川由紀夫、2017年7月閲覧
  3. ^ Glossary - Agglutinate”. volcanoes.usgs.gov. アメリカ地質調査所. 2020年6月11日閲覧。
  4. ^ フィールド火山学 ストロンボリ式噴火とスコリア丘 - 群馬大学教育学部 早川由紀夫、2017年7月閲覧
  5. ^ a b Spatter cone - USGS、2017年7月閲覧


関連項目

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