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ストリーツ・オブ・フィラデルフィア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」
ブルース・スプリングスティーンシングル
初出アルバム『フィラデルフィア/オリジナル・サウンドトラック』
B面 イフ・アイ・シュッド・フォール・ビハインド(ライヴ)
成長するってこと(ライヴ/12インチ・シングル、CDマキシ・シングル)
ザ・ビッグ・マディ(ライヴ/12インチ・シングル、CDマキシ・シングル)
リリース
規格 7インチ・シングル、12インチ・シングル、CDシングル
ジャンル ロック
時間
レーベル コロムビア・レコード
作詞・作曲 ブルース・スプリングスティーン
プロデュース ブルース・スプリングスティーン、チャック・プロトキン
チャート最高順位
  • 1位(オーストリア[1]、ドイツ[2]、ノルウェー[3]、フランス[4]
  • 2位(イギリス[5]、スイス[6]、ベルギー・フランデレン地域[7]
  • 3位(スウェーデン[8]、ニュージーランド[9]
  • 4位(オーストラリア[10]
  • 5位(オランダ[11]
  • 9位(アメリカ[12]
ブルース・スプリングスティーン シングル 年表
ラッキー・タウン
(1993年)
ストリーツ・オブ・フィラデルフィア
(1994年)
シークレット・ガーデン
(1995年)
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ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」(Streets of Philadelphia)は、アメリカ合衆国ロック・ミュージシャン、ブルース・スプリングスティーン1993年公開の映画『フィラデルフィア』(監督:ジョナサン・デミ)に提供した楽曲。1994年にはシングルとしてもリリースされた。

背景

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本作の制作前に、ニール・ヤングの曲「フィラデルフィア」が映画のエンディング・テーマとなることが決定していたが、デミはオープニングでもロック・ソングが必要と考えて、スプリングスティーンに楽曲提供を依頼した[13][14]。レコーディングは、ニュージャージー州のスプリングスティーンの自宅スタジオで行われた[14]。当時スプリングスティーンは、創作活動においてスランプに陥っており、「自分の小さなスタジオにこもって、来る日も来る日も何かを生み出そうとしてみたけど、何も生まれなかった」と述懐しているが、デミから送られたオープニング映像のラフ・ヴァージョンを観て曲作りに取りかかると、わずか2日ほどで本作が完成したという[13]。本作のミュージック・ビデオは、ジョナサン・デミと甥のテッド・デミが共同で監督した[15]

本作はスプリングスティーン名義のスタジオ・アルバムには未収録で、1995年発売のベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ』に収録されたが[14]、同アルバムではショート・ヴァージョンが使用されている[16]

反響

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アメリカでは、総合シングル・チャートのBillboard Hot 100で1994年4月23日に最高9位を記録し[12]、『ビルボード』のアダルト・コンテンポラリー・チャートでは3位に達した[17]

全英シングルチャートでは13週トップ100入りして最高2位を記録し、自身唯一の全英トップ3シングルとなった[5]。ドイツのシングル・チャートでは27週トップ100入りし、うち5週にわたって1位を獲得した[2]。ノルウェーのシングル・チャートでは18週連続でトップ10入りし、うち6週にわたって1位を獲得する大ヒットとなった[3]

評価

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第37回グラミー賞では最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞、最優秀ロック・ソング賞、最優秀楽曲賞(映画、テレビ、その他映像部門)の5部門にノミネートされ、最終的には最優秀レコード賞を除く4部門で受賞を果たした[18]。本作は映画賞でも高く評価され、1993年度のゴールデングローブ賞 主題歌賞を受賞し[19]アカデミー歌曲賞では、同じく映画『フィラデルフィア』で使用されたニール・ヤングの「フィラデルフィア」等を押さえて受賞を果たした[20]

AFIが2004年に選出した「アメリカ映画主題歌ベスト100」では、68位となった[21]

カヴァー

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脚注

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  1. ^ Bruce Springsteen - Streets Of Philadelphia - austriancharts.at
  2. ^ a b Offizielle Deutsche Charts
  3. ^ a b norwegiancharts.com - Bruce Springsteen - Streets Of Philadelphia
  4. ^ lescharts.com - Bruce Springsteen - Streets Of Philadelphia
  5. ^ a b Bruce Springsteen | full Official Chart History | Official Charts Company
  6. ^ Bruce Springsteen - Streets Of Philadelphia - hitparade.ch
  7. ^ ultratop.be - Bruce Springsteen - Streets Of Philadelphia
  8. ^ swedishcharts.com - Bruce Springsteen - Streets Of Philadelphia
  9. ^ charts.org.nz - Bruce Springsteen - Streets Of Philadelphia
  10. ^ australian-charts.com - Bruce Springsteen - Streets Of Philadelphia
  11. ^ Bruce Springsteen - Streets Of Philadelphia - dutchcharts.nl
  12. ^ a b Bruce Springsteen & the E Street Band Streets Of Philadelphia (from "Philadelphia") Chart History - Hot 100”. Billboard. 2019年11月15日閲覧。
  13. ^ a b Deriso, Nick (2018年12月22日). “How Bruce Springsteen and Neil Young Completed 'Philadelphia'”. Ultimate Classic Rock. Loudwire Network. 2019年11月15日閲覧。
  14. ^ a b c Streets Of Philadelphia by Bruce Springsteen”. Songfacts. 2019年11月15日閲覧。
  15. ^ Hogan, Marc (2017年4月26日). “5 Music Videos Directed by Jonathan Demme”. Pitchfork. Condé Nast. 2019年11月15日閲覧。
  16. ^ Ruhlmann, William. “Greatest Hits - Bruce Springsteen”. AllMusic. 2019年11月15日閲覧。
  17. ^ Bruce Springsteen & the E Street Band Chart History - Adult Contemporary”. Billboard. 2019年11月15日閲覧。
  18. ^ Bruce Springsteen - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2019年11月15日閲覧。
  19. ^ Streets of Philadelphia”. Golden Globes. 2019年11月15日閲覧。
  20. ^ Wilmington, Michael (1994年3月22日). “SPIELBERG HAS AN ACADEMY AWARD NIGHT”. Chicago Tribune. 2019年11月15日閲覧。
  21. ^ AFI List of Top 100 Songs From U.S. Films”. Chicago Tribune (2004年6月22日). 2019年11月15日閲覧。
  22. ^ I Love Movies - Ray Conniff | AllMusic
  23. ^ Various - One Step Up / Two Steps Back The Songs Of Bruce Springsteen (1997, CD) |Discogs
  24. ^ Genzel, Christian. “Masters of Chant: Chapter VIII - Gregorian”. AllMusic. 2019年11月15日閲覧。
  25. ^ The Fray - Covers (2012, White, Vinyl) | Discogs
  26. ^ ブルース・スプリングスティーン、トリビュート・コンサートが遂に映像化!”. HMV&BOOKS online. ローソンエンタテインメント (2014年2月27日). 2019年11月15日閲覧。