ステディ×スタディ
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ステディ×スタディ | |
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ゲーム | |
ゲームジャンル | 恋愛アドベンチャー |
対応機種 | PlayStation 2 |
発売元 | アイディアファクトリー |
発売日 | 2004年3月25日 |
レイティング | 全年齢対象 |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 13 |
キャラクターボイス | 女性あり。男性はムービー内のみ。 |
OVA | |
発売日 | 2004年5月26日 |
話数 | 1 |
テンプレート - ノート |
『ステディ×スタディ』は、2004年3月25日にアイディアファクトリーから発売されたPlayStation 2用ソフト、およびそれを基としたOVA。
ゲーム概要
[編集]アイディアファクトリーの男性向け恋愛ゲームブランド「アイエフメイト」の第1作[1]。会社が原宿に移転したのを機に、「オシャレの最先端の街を活かして、アニメーションの製作とあわせて作ろう」という企画が立ち上がった。しかし社内に恋愛ゲームのノウハウはまったくなく、新しいスタッフでゼロから作る運びになった[2]。
そのためか、ゲーム中にはアニメーションシーンがふんだんに盛り込まれる一方で、後の作品に比べて操作系がまだ充実しておらず、この種のゲームが一般的に実装しているクリア後のCG鑑賞モードもない。
恋愛の対象となるヒロインは4名。ゲーム内容は、小雪・玲香・芽衣を中心とした演劇部編と、望が主役となる勉強部編の2つに大別される。
ゲームシステム
[編集]特定の場所で左右を自由に見回せるASV (Around Search View) システムを搭載。喫茶店で話し相手に顔を向けたり、授業中に隣の席の女の子を見つめたりできる[3]。見ている方向によって新たな発見をする可能性がある反面、よそ見をしたせいで何かを見逃すこともありうる。
ストーリー
[編集]原宿の私立神森学園に通う仲根マコトは、これまで流されるままに日常を過ごしてきた。
ある日彼は突然友人に演劇部への入部を頼まれ、幼馴染の女の子からは勉強部への入部を迫られる。
登場人物
[編集]メインキャラクター
[編集]- 中根 マコト(なかね マコト)
- 声 - 伊藤舞子
- 主人公の少年。能力も性格も中庸的。まわりの空気に流されやすい一方、将来の夢を見つけられず焦っている[3]。
- 斉藤 小雪(さいとう こゆき)
- 声 - 橋本京子[3]
- マコトのクラスメイトで、隣の席の子[3]。教室ではおとなしいが、大好きな演劇に関することでは打って変わって活発になる[3]。
- 星 玲香(ほし れいか)
- 声 - 野中藍[3]
- 演劇部所属。成績は悪いが、絵画や服飾デザインに関してはプロ並みの能力を持つ[3]。かなりのオタク趣味でコスプレ好きであり[3]、合宿所では猫耳をつけていた。
- 安倍川 望(あべかわ のぞみ)
- 声 - 広橋涼[3]
- マコトの幼馴染。望という名前が「もち」と読めることから、安倍川もちにちなんで「もっちー」というあだ名で呼ばれているが本人は嫌っている[3]。頭脳は明晰だが行動は傍若無人であり、謎のクラブ「勉強部」設立のためにマコトを勧誘する。
- 上原 芽衣(うえはら めい)
- 声 - 三五美奈子[3]
- 演劇部所属。控えめでさっぱりした性格[3]。シンガーソングライター志望で、休日には代々木公園でギターを奏でている。
サブキャラクター
[編集]- 若林 哲(わかばやし さとる)
- 声 - 桜井泰平
- マコトの親友[3]。両親が俳優で、自らも演劇部の部長を務める。都合が悪くなると現実逃避をする癖がある[3]。
- 薄井 遥(うすい はるか)
- 声 - 高橋あみか[3]
- 演劇部所属[3]。影があるけれども影の薄い少女[3]。
- 佐倉 萌(さくら もえ)
- 声 - 猪口有佳[3]
- 勉強部所属[3]。マコトの遠縁の親戚[3]。アイドルのようにかわいらしく、人懐っこい[3]。
- 北川 なつみ(きたがわ なつみ)
- 声 - 谷優子[3]
- 演劇部の会計で、茶道部にも所属している[3]。お金に細かい[3]。眼鏡の反射のせいで彼女の素顔は見えない。
- 来生 里香(きすぎ りか)
- 声 - 谷優子[3]
- 勉強部の顧問[3]。望の叔母だが、まだ若い女性なので「おばさま」と呼ばれることを嫌がっている[3]。
- 白銀 洸一(しろがね こういち)
- 勉強部所属[3]。聡明な美形[3]。望のことが好きで、彼女のために入部した[3]。
- 野々宮 玲二(ののみや れいじ)
- 勉強部所属[3]。学園の秀才四天王と呼ばれるほどの優等生[3]。佐倉萌に一目ぼれしてしまう[3]。
- 柏木 京介(かしわぎ きょうすけ)
- 勉強部所属で、秀才四天王と呼ばれるうちの一人である[3]。何事にも動じない性格[3]。
- 安川先生(やすかわせんせい)
- 演劇部の顧問。初老の男性だが、かつては児童劇団に所属していたという。常に白いスーツ姿である。
OVA版キャラクター
[編集]- 切詰 たまえ(きりつめ たまえ)
- 声 - 高橋あみか
- 演劇部への予算を削減しようとする、物語上の敵役。
- 我満 四郎(がまん しろう)
- 同じく予算削減側の男。
ゲームスタッフ
[編集]- 企画・プロデュース - 桑名真吾
- 製作プロデュース - 佐藤嘉晃
- ゲームディレクター - 岩田修平
- アニメーションディレクター - 川村裕之
- 脚本 - 南原順[1]
- キャラクターデザイン - 平野克幸[1]
- アニメーション作画監督 - 大貫健一[1]
- サウンド - 吉川健一
- オープニングテーマ「NO WHERE GIRL」
- 歌 - 片山さゆり
- エンディングテーマ「PARADISE is OVER」
- 作詞 - 桑原永江 / 作曲 - 吉川慶 / 歌 : 片山さゆり
OVA
[編集]2004年5月26日にキングレコードから販売された。マコトと小雪を主役に、つぶれかけた演劇部が再建を目指して奔走する姿を描く。
関連商品
[編集]書籍
[編集]- ステディ×スタディ 公式設定&攻略ガイド(NTT出版)ISBN 4-7571-8157-4
CD
[編集]いずれも株式会社ぴっころから発売された。
- ステディ×スタディ オリジナルドラマCD「史上最低ヴァカンス(仮)」
- ステディ×スタディ キャラクターソングCD
- 風がささやく時(斉藤小雪)
- 星からの手紙(上原芽衣)
- ジーク!勉強部(安倍川望)
- 明日へGo!Go!(星玲香)
脚注
[編集]- ^ a b c d “アイディアファクトリー、社内ブランドを新設。ブランドごとに方向性を提示”. Game Watch (2003年12月26日). 2023年4月29日閲覧。
- ^ 『ステディ×スタディ 公式設定&攻略ガイド』p.92
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai “原宿を舞台にした恋愛ADV。アイディアファクトリー、PS2「ステディ×スタディ」”. Game Watch (2004年1月6日). 2023年4月29日閲覧。