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スティーヴン・ブライアント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スティーヴン・ブライアント(Steven Bryant、1972年5月28日 - )は、アメリカ合衆国作曲家指揮者

経歴

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アーカンソー州リトルロックに生まれ、トランペット奏者であり吹奏楽団の指導もしていた父親の影響で音楽の道を志す[1]ワシタ・バプテスト大学ウィリアム・フランシス・マクベスに、北テキサス大学シンディ・マクティ英語版に、ジュリアード音楽院ジョン・コリリアーノに師事する。2000年代初頭には、同じくコリリアーノのもとで学んでいたエリック・ウィテカー、ジョナサン・ニューマン(Jonathan Newman)、ジム・ボニー(James Bonney)とともに作曲家集団 "BCM International" を立ち上げている[1]

公式の紹介文では、ブライアントの作品を構成する要素を「リリシズム、不協和音、静寂、テクノロジー、ユーモア」と形容している[2]。作風は作品に応じて多様で、手がけるジャンルも管弦楽をはじめ室内楽合唱など幅広いが、特に吹奏楽の分野における作品が高く評価されている。また電子音楽の要素を取り入れた作品を多く作曲しているのも特徴的である[3][4]。2010年に全曲が完成した「ウィンドアンサンブルのための協奏曲」を、コリリアーノは「すべての小節に作曲のヴィルトゥオジティが表れている」と評した[2]

受賞歴

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主な作品

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  • ルース・イド Loose Id for Orchestra(1996)
  • パロディ組曲
    • インパーシネイションズ ImPercynations(2002)
    • スイート・ドリームス Suite Dreams(2007)
    • メタマーチ MetaMarch(2003)
    • チェスター・リープス・イン Chester Leaps In(1997)
  • モンキー Monkey(1997)
  • アルケミー・イン・サイレント・スペーシズ Alchemy in Silent Spaces (Wind Ensemble 2000-01/Orchestra 2006)
  • スタンピード Stampede(2003)
  • ダスク Dusk(2004/2008)
  • レイディアント・ジョイ Radiant Joy(2006)
  • エクスタティック・ウォーターズ Ecstatic Waters(wind ensemble and electronics, 2008)
  • アクシス・ムンディ Axis Mundi(2009)
  • ウィンドアンサンブルのための協奏曲 Concerto for Wind Ensemble(2007-2010)
  • エクスタティック・ファンファーレ Ecstatic Fanfare(2012)
  • ピアノ協奏曲 Concerto for Piano and Orchestral Winds(2012)
  • アルト・サクソフォン協奏曲 Concerto for Alto Saxophone(2014)
  • イン・ディス・ブロード・アース In This Broad Earth(2015)

出典

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  1. ^ a b Charlie G. Blanco III. “BCM International and Its Role in the Contemporary Wind Band” (PDF). pp. 4-6, 33. 2018年3月31日閲覧。
  2. ^ a b Biography”. stevenbryant.com. 2018年3月31日閲覧。
  3. ^ Wollam, Seth F. (2011年). “Steven Bryant: An Analysis and Comparison of Works for Wind Band” (PDF). pp. 1-2. 2018年3月31日閲覧。
  4. ^ Davis, Justin C. (2013年). “Steven Bryant's Solace: a Conductor's Analysis and Performance Guide” (PDF). pp. 11-12. 2018年3月31日閲覧。

外部リンク

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