コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

スチュアート・ホールデン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スチュアート・ホールデン
名前
本名 スチュアート・アリステア・ホールデン
Stuart Alistair Holden
ラテン文字 Stuart HOLDEN
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1985-08-01) 1985年8月1日(39歳)
出身地 スコットランドの旗 スコットランド アバディーン
身長 180cm
選手情報
在籍チーム 引退
ポジション MF
ユース
2003-2004 アメリカ合衆国の旗 クレムゾン・タイガース
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2005 イングランドの旗 サンダーランド 0 (0)
2006-2009 アメリカ合衆国の旗 ヒューストン・ダイナモ 88 (15)
2010-2014 イングランドの旗 ボルトン 30 (2)
2013 イングランドの旗 シェフィールド・W (loan) 4 (0)
代表歴2
2004-2005 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 U-20 11 (2)
2007-2008 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 U-23 7 (1)
2009- アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 25 (3)
1. 国内リーグ戦に限る。2014年10月21日現在。
2. 2014年10月21日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

スチュアート・ホールデン(Stuart Holden, 1985年8月1日 - )は、スコットランドアバディーン出身の元サッカー選手アメリカ代表である。ポジションはミッドフィールダー

来歴

[編集]
MLSでプレーするホールデン

スコットランドアバディーンに生まれたが、10歳の時に家族とともにテキサス州シュガーランドに引越し、そこで育った[1]。彼の父親はシェブロンの人材部門で働いていた[2]。ホールデンはクレムソン大学のサッカークラブで2年間プレーし、2005年3月にイングランド・プレミアリーグサンダーランドAFCと契約した。しかし、3月12日にニューカッスルのバーの外で襲われて左眼窩を損傷し[3]、トップチームでの出場はかなわなかった。

ヒューストン・ダイナモ

2006年、生まれ育ったテキサス州のヒューストン・ダイナモに移った[4]。5月27日にMLSデビューを果たし、7月22日のニューイングランド・レボリューション戦で初ゴールを決めた。2006年のレギュラーシーズンは13試合に出場し、MLSカップでは2試合に出場した。優勝を決めるPK戦では2番目のキッカーとして登場し、右上隅に決めた。2007年シーズンはブラッド・デイヴィスの怪我などもあって出場機会が増加し、主に左ウイングで出場した。7月25日の試合では2得点と3アシストを決めた。2008年にはアメリカサッカー界の博愛主義者賞(Humanitarian of the Year)を受賞した。

ボルトン・ワンダラーズ

2009年シーズン終了後にイングランドで数週間の間トレーニングを受け、2010年1月25日にボルトン・ワンダラーズFCとの契約にサインした[5] [6]オーウェン・コイル監督が率いるこのチームでは、2月24日のFAカップトッテナム・ホットスパーFC戦でデビューし、90分間フル出場した[7]。リーグ戦デビューは2月27日のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC戦で、フル出場して1-0でウルヴズに勝利した。

2010-2011シーズンはレギュラーに定着、チームの司令塔としてボルトンの快進撃を支える活躍を披露。チーム11年ぶりのFAカップ準決勝進出にも貢献していたが、3月19日のマンチェスター・ユナイテッドFC戦でジョニー・エヴァンズから悪質なタックルを受け膝を負傷。全治6ヶ月と診断され、シーズンを終える。ホールデンを失ったボルトンはウェンブリー・スタジアムで行われたFAカップ準決勝ストーク・シティFC戦で5-0で完敗。リーグでも2勝6敗と急失速し、それまで7位だった順位も14位に落ちてシーズンを終える。このシーズンの活躍を評価され、ボルトンの年間最優秀選手に選ばれる。[8]

2011-2012シーズンは前述の怪我の影響で出遅れていたが、9月20日のカーリングカップアストン・ヴィラFC戦で復帰し90分間プレー。その後、急を要するものではないが万全を期すために膝の手術を受けた。全治6週間と報道されていたが、[9] その手術で軟骨の損傷が見つかり、全治6ヶ月と診断された。[10]

代表

[編集]

U-20アメリカ代表として11試合に出場した。2007年初めにはU-23アメリカ代表の合宿に参加し、12月には中国に遠征してU-23中国代表と戦った。2008年7月、北京オリンピックに出場するメンバーに招集され、8月7日の日本戦で得点した[11] [12]。2009年7月にはCONCACAFゴールドカップに出場し、7月4日のグレナダ戦で初出場と初ゴールを記録し、7月11日のハイチ戦では先制点をアシストしたほか、92分に30ヤードの距離からゴールを決めて引き分けに持ち込んだ。2-0で勝利した準決勝のホンジュラス戦では2アシストを記録し、これらの活躍から大会のベストイレブンに選ばれた[13]

2010年5月27日、2010 FIFAワールドカップ本大会に向けたアメリカ代表メンバーに選ばれた[14]

家族

[編集]

ホールデンはスコットランドに生まれ、10歳のときにアメリカ合衆国に移住した。2006年にアメリカ市民権を得ている[2]。父親は16年もの闘病生活の末、2009年はじめに膵臓癌のため亡くなった。父親が亡くなって以来、ホールデンはLivestrongプロジェクトのリストバンドを身に付けている。母親と姉妹はヒューストンで暮らしている[15]。弟のユアン・ホールデンヴェイレBKでプレーするプロサッカー選手である。

逸話

[編集]

カウンターストライクの元プロゲーマー2002年World Cyber Games2003年Cyberathlete Professional League 等の世界大会にも出場。クレムソン大学時代にサッカーに専念。

所属クラブ

[編集]
→ 2013 イングランドの旗 シェフィールド・ウェンズデイFC (loan)

代表歴

[編集]

出場大会

[編集]

試合数

[編集]
  • 国際Aマッチ 25試合 3得点(2009年-2013年)[16]


アメリカ代表国際Aマッチ
出場得点
2009 11 2
2010 6 0
2011 0 0
2012 0 0
2013 8 1
通算 25 3

得点

[編集]
 #  日時 場所 対戦相手 スコア 最終結果 大会
1 2007年6月2日 アメリカ合衆国の旗 サンノゼ 中華人民共和国の旗 中国 2–1 4–1 親善試合
2 2007年6月24日 アメリカ合衆国の旗 シカゴ メキシコの旗 メキシコ 2–1 2–1 2007 CONCACAFゴールドカップ
3 2013年7月9日 アメリカ合衆国の旗 ポートランド ベリーズの旗 ベリーズ 4–1 6–1 2013 CONCACAFゴールドカップ

タイトル

[編集]
  • ヒューストン・ダイナモ
MLSカップ:2006, 2007
  • 個人
MLSベストイレブン:2009
CONCACAFゴールドカップベストイレブン:2009

脚注

[編集]
  1. ^ Holden, USA's tartan treasureFIFA.com、2009年7月14日
  2. ^ a b Understudy Is Hitting His Marks for U.S. Team New York Times、2009年7月25日
  3. ^ Footballer's Eye Socket Smashed By Thugs Sky、2005年3月23日
  4. ^ W杯選手名鑑:スチュアート・ホールデンGoal.com、2010年5月27日
  5. ^ Bolton announce capture of free agent Stuart HoldenESPN Soccernet、2010年1月26日
  6. ^ Dynamo’s Holden Signs With Bolton Until End Of SeasonGoal.com、2010年1月25日
  7. ^ Tottenham 4-0 BoltonBBC Sport、2010年2月24日
  8. ^ Holden Receives Top AwardBolton Wanderers official website
  9. ^ ボルトンMFホールデンが再離脱Goal.com
  10. ^ ボルトンMF、軟骨損傷で6カ月の離脱Goal.com、2011年9月29日
  11. ^ Holden hits US past JapanFIFA.com
  12. ^ 選手名鑑:スチュアート・ホールデンサウスアフリカ2010
  13. ^ Dos Santos Chosen as Gold Cup MVPCONCACAF、2009年7月26日
  14. ^ アメリカ代表23名決定Football Web Magazine
  15. ^ Holden: Playing For The U.S. A No-BrainerGoal.com、2009年9月23日
  16. ^ スチュアート・ホールデン - National-Football-Teams.com

外部リンク

[編集]