スダチ (企業)
株式会社スダチ(Sudachi Inc.)は、東京都渋谷区神宮前6丁目28番9号に本社を置く不登校支援事業などをおこなうベンチャー企業。2019年5月7日に設立[1]。社名の「スダチ」の由来は鳥の「巣立ち」からきており、教育を通して巣から飛び立つ鳥のように誰もが社会という大空へ羽ばたけるようにという意味が込められている[2]。
2024年の経営方針として『「再登校を目指す」ことを、不登校になった際の選択肢として定着させることが、当社の重要な命題である』とし『<再登校を目指す選択肢を当たり前にするための広報活動強化>』のために、『全国の自治体・教育機関などとも連携して、信頼性の高い広報・講演活動を実施』することを掲げている[3]。
概要
[編集]不登校などの教育課題の解決を支援する不登校支援事業を開始する。「逸高等学院(いちこうとうがくいん)」という名称にて事業スタートし、後に「不登校支援サポート スダチ」に変更している。「不登校者を3週間で解決するサービス」で注目され、過去に同社の支援を受けた小学1年生〜高校3年生の90%が再登校を実現している[2][4]。
2020年7月のサービス開始から現在までで、累計800名再登校させている[5]。
2020年10月よりYouTubeを開設しており「不登校解決TV【スダチ(旧逸高等学院)】」という名称で不登校で悩む家族に向け、不登校解決のための秘訣を紹介しており、登録者は4万人を超える[6]。
スダチの支援サポートは、明治学院大学心理学部の小野昌彦教授とともに効果を検証中で、2024年度中に論文にて発表される予定である[7]。
不登校支援を通じてメンタル疾患を抱えた子ども達を改善させてきた経験から、独自の「スダチメソッド」で、投薬やカウンセリングで改善の難しい「うつ、発達障害」の根本解決を最短1ヶ月で目指すというメンタルサポート事業も行っている[8]。
2024年8月5日「板橋区と株式会社スダチが連携、不登校支援を強化 」とのプレスリリース[9]を発表したが、2024年8月13日に板橋区がHPにて連携の事実を否定した[10]。
以前より、下村博文衆議院議員が板橋区での支援をすすめたい旨の発言をしており(Youtube動画【教育立国推進協議会】第24回総会 1:17~参照)、間中しんぺい板橋区議と共に板橋区の学校における導入を検討していた模様[11][12]。なお、板橋区と株式会社スダチの連携による不登校支援について、2024年8月15日に板橋区に対して複数のネットワーク団体、不登校支援団体、識者を起案者、賛同者として公開質問状が提出されている[13][14]。
メディア出演
[編集]- 2023年
- 9月23日「クイズで迫る!社会課題解決に挑む起業家たち no LEGACY」TOKYO MX[15]
- 10月12日「学校に行けない子供と親を支える、最先端「不登校テック」3選」Foebes Japan[16]
- 2024年
- 4月9日「平均17日で再登校の支援サービス、不登校「見守る」風潮に革命か」Foebes Japan[17]
- 5月2日「子どもや家庭 子どもの健やかな成長について国民全体で考える習慣」みんなでSDGs BSフジ
- 5月5日「小中学生の不登校は約30万人に増加… 克服した小6女の子の道のり」スーパーJチャンネル テレビ朝日
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “スダチについて”. 株式会社スダチ. 2024年9月26日閲覧。
- ^ a b “日本の“不登校者数”が過去最多24万人に…「不登校を3週間で解決するサービス」が目指す社会|新R25 Media - シゴトも人生も、もっと楽しもう。”. r25.jp (2024年5月22日). 2024年9月26日閲覧。
- ^ “再登校を目指す選択肢を当たり前に!増え続ける不登校に対応<2024年 経営方針>”. kyodonewsprwire. 2024年1月10日閲覧。
- ^ “3週間で不登校を解決する「不登校支援サポート スダチ」、2022年は年間209名の小中高生の自発的再登校をサポート|BtoBプラットフォーム 業界チャネル”. BtoBプラットフォーム 業界チャネル. 2024年9月26日閲覧。
- ^ 《不登校のリアル》全国で29万人以上、その原因は「無気力、不安」子ども食堂運営者とサポート事業者が語る手探りの現実「学校に行くことがゴールではない」週刊女性PRIME 2024年3月29日
- ^ 不登校解決TV【スダチ(旧逸高等学院)】登録者詳細yutura 2024年4月22日
- ^ “平均17日で再登校の支援サービス、不登校「見守る」風潮に革命か | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)”. forbesjapan.com. 2024年9月26日閲覧。
- ^ “メンタル疾患でお悩みの方へ【不登校支援サポート スダチ】”. 株式会社スダチ. 2024年8月15日閲覧。
- ^ “板橋区と株式会社スダチが連携、不登校支援を強化”. 共同通信PRワイヤー. 2024年8月5日閲覧。
- ^ “「板橋区と株式会社スダチが連携し不登校支援を強化」という記事について ”. 東京都板橋区. 2024年8月15日閲覧。
- ^ “「不登校の9割は親が解決できる」の本を著した小川涼太郎さんと”. 下村博文公式WEB. 2024年5月25日閲覧。
- ^ “【教育立国推進協議会】第24回総会”. Youtubeチャンネル 教育立国推進協議会. 2024年5月8日閲覧。
- ^ “「板橋区と株式会社スダチの連携による不登校支援について」板橋区に質問状を提出いたしました”. 多様な学びプロジェクト. 2024年8月15日閲覧。
- ^ “「板橋区と株式会社スダチの連携による不登校支援について」板橋区に質問状を提出いたしました”. NPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク. 2024年8月15日閲覧。
- ^ “nolegacy”. 株式会社CREED PRO. 2024年9月26日閲覧。
- ^ “学校に行けない子供と親を支える、最先端「不登校テック」3選 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)”. forbesjapan.com. 2024年9月26日閲覧。
- ^ “平均17日で再登校の支援サービス、不登校「見守る」風潮に革命か | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)”. forbesjapan.com. 2024年9月26日閲覧。