スター Z-70
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Z-70B短機関銃 | |
概要 | |
---|---|
製造国 | スペイン[1] |
設計・製造 | スター・ボニファシオ・エチェベリア[1] |
性能 | |
口径 | 9mm[1] |
銃身長 | 200mm[1] |
ライフリング | 6条右回り[1] |
使用弾薬 | 9x19mmパラベラム弾[1] |
装弾数 | 30発[1] |
作動方式 | ブローバック、オープンボルト[1] |
全長 | 671/479mm[1] |
重量 | 3,000g[1] |
発射速度 | 550発/分[1] |
Z-70は、スペインのスター・ボニファシオ・エチェベリア社が製造していた短機関銃である[1]。
概要
[編集]同社が1960年代に開発し、スペイン軍に制式採用されていたZ-62短機関銃の改良モデルである[1][2]。
オープンボルト方式の短機関銃であり、全体的なデザインはイギリス製のスターリング短機関銃の影響を受けている[1]。円筒形のボルトとレシーバーを持ち、単純なブローバック方式で動作する[2]。
トリガーはZ-62同様に上下2か所に指掛け部が設けられ、上方に指をかけて引くとフルオート射撃、下方に指をかけて引くとセミオート射撃となる[2]。マニュアルセフティはクロスボルト式で、グリップ上部の中央に配置されている[2]。コッキングハンドルは、射撃時にボルトと連動しない独立式で、バレルジャケットの左側面に配置されている[2]。ストックは下方向への折り畳み式で、折りたたんだ状態ではハンドガードとしても機能する[3]。
Z-62では使用弾薬に9x19mmパラベラム弾を使用するモデルと9×23mmラルゴ弾 を使用するモデルの2種類が製造されていたが、Z-70では9×19mmパラベラム弾仕様のみが製造された[2]。
1970年に完成し、1971年にスペイン陸軍で制式採用されたほか、スペイン警察でも採用された。また、海外にも輸出された[1]。
派生型
[編集]運用国
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 床井雅美『最新サブ・マシンガン図鑑』徳間書店、2000年7月15日、249頁。ISBN 4-19-891342-0。
- ^ a b c d e f 床井 雅美『オールカラー最新軍用銃事典』並木書房、2013年5月1日、296頁。ISBN 978-4-89063-303-6。
- ^ a b Maxim Popenker. “Star Z-62 Z-70B”. Modern Firearms. 2024年9月20日閲覧。
- ^ Ian McCollum. “Star Z-70B: Spain’s Improved SMG”. Forgotten Weapons. 2024年9月20日閲覧。