スターファイター (小説)
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『スターファイター』(原題:Have Space Suit—Will Travel)は、アメリカのSF作家、ロバート・A・ハインラインによるSF小説。別邦題は『大宇宙の少年』。
あらすじ
[編集]宇宙開発が進展し、人類の宇宙旅行が実現された未来の時代--
ある石鹸会社が、1等が宇宙旅行という懸賞をはじめた。宇宙に行きたいクリフォード・ラッセル(愛称はキップ)は、友人や知人などからも石鹸の包み紙をもらって応募した。その結果、宇宙旅行はダメだったが、中古宇宙服を手にいれることができた。キップは自分の工作室でそれを整備し、ほぼ完全になるまで仕上げた。宇宙服でいろいろなことをして楽しんだキップだったが、大学進学の時期となり、宇宙服と別れることにした。最後に宇宙服を着た夜、無線機に救助を求める信号が入ってきた。キップの誘導によって着陸した宇宙船からは、人間の女の子と宇宙人が出てきた。さらにもう1隻の宇宙船も着陸し……
主な登場人物、宇宙人など
[編集]- クリフォード・ラッセル - 本作の主人公の少年。愛称はキップ。
- パトリシア - キップが助けた少女。キップはおちびさんと呼ぶ。
- ママさん - キップたちと同行した、心優しき宇宙人。
- オスカー - キップが宇宙服につけた名前。
- 虫けら面 - キップが名付けた悪い宇宙人。
日本語訳書誌情報
[編集]- 〈世界の名作図書館 34〉(1968年9月1日) - 邦題は「大宇宙の少年」。「わたしはロボット(訳:内田庶)」「くるった世界(アレクサンドル・ベリャーエフ、訳:袋一平)」併録。
- 『スターファイター』〈創元推理文庫〉(1986年、ISBN 4-488-61807-3)
- 『大宇宙の少年』〈創元SF文庫〉(2008年10月、ISBN 978-4-488-61814-8)
関連項目
[編集]- 西部のパラディン - 原題の由来。