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スタニスラフ・オリヤール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スタニスラフ・オリヤール Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Staņislavs Olijars
国籍  ラトビア
競技 陸上競技 (ハードル)
種目 60mハードル, 110mハードル
生年月日 (1979-03-22) 1979年3月22日(45歳)
出身地 ソビエト連邦の旗 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国 (現・ロシアの旗 ロシア), チェリャビンスク
身長 190cm
体重 80kg
成績
オリンピック 110mH 5位 (2004年)
世界選手権 110mH 準決勝2組3着 (2005年)
地域大会決勝 ヨーロッパ選手権
110mH 優勝 (2006年)
最高世界ランク 110mH 2位 13秒08 (2003年)
自己ベスト
60m 6秒70 (1998年)
100m 10秒42 (2002年)
200m 20秒91 (2003年)
400m 46秒66 (2000年)
50mハードル 6秒46 (2003年) 室内ラトビア記録
60mハードル 7秒49 (2002年, 2004年)
110mハードル 13秒08 (2003年) ラトビア記録
走幅跳 7m94 (2000年)
獲得メダル
陸上競技
 ラトビア
世界室内選手権
2008 バレンシア 60mH
ワールドアスレチックファイナル
2003 モナコ 110mH
2004 モナコ 110mH
ヨーロッパ選手権
2006 ヨーテボリ 110mH
2002 ミュンヘン 110mH
ヨーロッパ室内選手権
2000 ヘント 60mH
2002 ウィーン 60mH
ヨーロッパU23選手権
1999 ヨーテボリ 110mH
世界ジュニア選手権
1998 アヌシー 110mH
ヨーロッパジュニア選手権
1997 リュブリャナ 110mH
欧州連合の旗 ヨーロッパ
ワールドカップ
2002 マドリード 110mH
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スタニスラフ・オリヤールStaņislavs Olijars1979年3月22日 ‐ )は、ラトビアの元陸上競技選手。専門はハードル110mハードルの自己ベストは13秒08のラトビア記録保持者。2004年アテネオリンピック男子110mハードルのファイナリスト(5位)、2008年バレンシア世界室内選手権男子60mハードルの銅メダリストである。

経歴

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1998年

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8月、世界ジュニア選手権の男子110mハードル決勝で13秒51(-0.2)をマークし、2位に0秒59差をつける圧勝で金メダルを獲得した[1]。これは世界ジュニア選手権におけるラトビア勢初の金メダルとなった(全種目を通じて)[2]

2000年

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2月、ヨーロッパ室内選手権の男子60mハードル決勝で7秒50の自己ベスト(当時)をマークし、トニー・ジャレット英語版(7秒53)らを破り初のヨーロッパタイトルを獲得した。この時のオリヤールの年齢は20歳341日で、これはこの種目(男子50mハードルも含む)における最年少金メダリスト記録となっている[3]

2002年

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8月、ヨーロッパ選手権の男子110mハードルで初のファイナリストになると、決勝ではコリン・ジャクソン(13秒11)に次ぐ13秒22で銀メダルを獲得した。これはヨーロッパ選手権のトラック競技におけるラトビア勢初のメダルとなった[4]

2004年

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3月、ブダペスト世界室内選手権の男子60mハードルで3大会連続のファイナリストになり、決勝では7秒49の自己ベストタイをマークしたが、アレン・ジョンソン(7秒36)、劉翔(7秒43)、モーリス・ウィグナル(7秒48)に次ぐ4位に終わり、0秒01差で惜しくもメダルを逃した[5]

8月、アテネオリンピックの男子110mハードル準決勝を13秒20(-0.1)の全体6位で突破し、この種目ではラトビア勢初のオリンピックファイナリストとなった(女子の80mと100mハードルを含めても初)[6]。決勝では準決勝のタイムに迫る13秒21(+0.3)をマークし、劉翔(12秒91)、テレンス・トランメル(13秒18)、アニエル・ガルシア(13秒20)、モーリス・ウィグナル(13秒21)に次ぐ5位に入った[7]

2006年

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3月、モスクワ世界室内選手権の男子60mハードルで4大会連続のファイナリストになったが、決勝では7秒52の4位に終わり、3位とは同タイム着差ありでメダルを逃した[8]

8月、ヨーロッパ選手権の男子110mハードル決勝で13秒24(-1.0)をマークし、Thomas Blaschek(13秒46)らを破り初優勝を成し遂げた。これはヨーロッパ選手権のトラック競技におけるラトビア勢初の金メダルとなった[4]

2008年

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3月、バレンシア世界室内選手権の男子60mハードルで5大会連続のファイナリストになると、決勝では劉翔(7秒46)、アレン・ジョンソン(7秒55)に次ぐ7秒60で3位に入り、同タイムをマークしたEvgeniy Borisovとともに銅メダルを獲得した[9]。これは世界室内選手権のトラック競技におけるラトビア勢初のメダルであり[10]、オリンピックと世界選手権を含めても初のメダルとなった[11][12]

家族

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母のLudmila Olijareは100mハードルのラトビア記録(12秒90)保持者。

自己ベスト

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記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒42 (+0.8) 2002年4月5日 南アフリカ共和国の旗 ゲルミストン
200m 20秒91 (-0.5) 2003年4月4日 南アフリカ共和国の旗 プレトリア
400m 46秒66 2000年5月10日 ラトビアの旗 リガ
110mハードル 13秒08 (0.0) 2003年7月1日 スイスの旗 ローザンヌ ラトビア記録
室内
60m 6秒70 1998年2月7日 ラトビアの旗 リガ
50mハードル 6秒46 2003年2月23日 フランスの旗 リエヴァン 室内ラトビア記録
60mハードル 7秒49 2002年2月13日
2004年3月6日
フランスの旗 オーボンヌ
ハンガリーの旗 ブダペスト
110mハードル 13秒71 2001年2月12日 フィンランドの旗 タンペレ
走幅跳 7m94 2000年1月5日 ラトビアの旗 リガ

主要大会成績

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備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
1995 ヨーロッパユース
オリンピックデイズ
 (en
イギリスの旗 バース 110mH 予選 15秒23 (-1.2)
走幅跳 予選 6m58 (+1.4)
1996 世界ジュニア選手権 フランスの旗 アヌシー 110mH 準決勝 14秒76 (-1.5)
走幅跳 予選 7m19 (+1.3)
1997 ヨーロッパジュニア選手権 (en リュブリャナ 110mH 2位 13秒74 (+4.0)
世界選手権 ギリシャの旗 アテネ 110mH 2次予選 13秒62 (+1.2) 自己ベスト
1998 ヨーロッパ室内選手権 (en スペインの旗 バレンシア 60mH 準決勝 7秒74
世界ジュニア選手権 フランスの旗 アヌシー 110mH 優勝 13秒51 (-0.2)
ヨーロッパ選手権 (en ハンガリーの旗 ブダペスト 110mH 準決勝 DNF
1999 ヨーロッパU23選手権 (en スウェーデンの旗 ヨーテボリ 110mH 2位 13秒55 (+0.4)
世界選手権 スペインの旗 セビリア 110mH 準決勝 13秒70 (0.0) 1次予選13秒28 (-0.5):自己ベスト
2000 ヨーロッパ室内選手権 (en ベルギーの旗 ヘント 60mH 優勝 7秒50 自己ベスト
オリンピック オーストラリアの旗 シドニー 110mH 準決勝 13秒50 (+0.1)
2001 世界室内選手権 ポルトガルの旗 リスボン 60mH 8位 12秒77
2002 ヨーロッパ室内選手権 (en オーストリアの旗 ウィーン 60mH 3位 7秒51
ヨーロッパ選手権 (en ドイツの旗 ミュンヘン 110mH 2位 13秒22 (+0.4)
ワールドカップ (en スペインの旗 マドリード 110mH 3位 13秒58 (-2.2) ヨーロッパ代表
2003 世界室内選手権 イギリスの旗 バーミンガム 60mH 6位 7秒62
世界選手権 フランスの旗 パリ 110mH 予選 DNF
ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
モナコの旗 モナコ 110mH 3位 13秒25 (-1.5)
2004 世界室内選手権 ハンガリーの旗 ブダペスト 60mH 4位 7秒49 自己ベスト
オリンピック ギリシャの旗 アテネ 110mH 5位 13秒21 (+0.3)
ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
モナコの旗 モナコ 110mH 3位 13秒40 (-2.0)
2005 ヨーロッパ室内選手権 (en スペインの旗 マドリード 60mH 決勝 DQ 不正スタート
世界選手権 フィンランドの旗 ヘルシンキ 110mH 準決勝 13秒53 (-0.4)
ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
モナコの旗 モナコ 110mH 4位 13秒17 (-1.4) 3位と同タイム着差あり
2006 世界室内選手権 ロシアの旗 モスクワ 60mH 4位 7秒52 3位と同タイム着差あり
ヨーロッパ選手権 スウェーデンの旗 ヨーテボリ 110mH 優勝 13秒24 (-1.0)
ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
ドイツの旗 シュトゥットガルト 110mH 7位 13秒27 (-0.6)
ワールドカップ (en ギリシャの旗 アテネ 100m 4位 13秒15 (+0.4) ヨーロッパ代表
2007 ヨーロッパ室内選手権 (en イギリスの旗 バーミンガム 60mH 準決勝 7秒76
世界選手権 日本の旗 大阪 110mH 準決勝 13秒78 (-0.3)
2008 世界室内選手権 スペインの旗 バレンシア 60mH 3位 7秒60
オリンピック 中華人民共和国の旗 北京 110mH 1次予選 DNS
2009 世界選手権 ドイツの旗 ベルリン 110mH 準決勝 13秒50 (+0.9)
2010 ヨーロッパ選手権 スペインの旗 バルセロナ 110mH 予選 DQ 不正スタート

脚注

[編集]
  1. ^ 1998年世界ジュニア選手権男子110mハードル決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年3月12日閲覧。
  2. ^ World Championships Beijing 2015 Athletics Statistics Handbook(RESULTS FROM PAST MAJOR CHAMPIONSHIPS / P.346以降参照) 国際陸上競技連盟 (PDF, 70.89 MB) 2017年03月20日閲覧
  3. ^ European Athletics Indoor Championships - Gothenburg 2017 Statistics Handbook(Youngest and oldest / P.58参照) ヨーロッパ陸上競技連盟 (PDF, 13.53 MB) 2017年03月20日閲覧
  4. ^ a b European Athletics Championships - Amsterdam 2016 Statistics Handbook(Country index / P.87参照) ヨーロッパ陸上競技連盟 (PDF, 16.54 MB) 2017年03月20日閲覧
  5. ^ 第10回世界室内選手権男子60mハードル決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年3月12日閲覧。
  6. ^ Rio 2016 Olympic Games Athletics Statistics Handbook(OLYMPIC ATHLETICS FINALS / P.69以降参照) 国際陸上競技連盟 (PDF, 36.73 MB) 2017年03月20日閲覧
  7. ^ 第28回オリンピック男子110mハードル決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年3月12日閲覧。
  8. ^ 第11回世界室内選手権男子60mハードル決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年3月12日閲覧。
  9. ^ 第12回世界室内選手権男子60mハードル決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年3月12日閲覧。
  10. ^ World Indoor Championships Portland 2016 Athletics Statistics Handbook(COUNTRY INDEX / P.259-260参照) 国際陸上競技連盟 (PDF, 24.76 MB) 2017年03月20日閲覧
  11. ^ Rio 2016 Olympic Games Athletics Statistics Handbook(COUNTRY INDEX / P.389参照) 国際陸上競技連盟 (PDF, 36.73 MB) 2017年03月20日閲覧
  12. ^ World Championships Beijing 2015 Athletics Statistics Handbook(COUNTRY INDEX / P.555参照) 国際陸上競技連盟 (PDF, 70.89 MB) 2017年03月20日閲覧

外部リンク

[編集]
記録
先代
ヨーロッパ室内選手権男子60mハードル
最年少金メダリスト記録保持者
(20歳341日)

2000年2月26日 -
次代
未定