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スズキ・XL7

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スズキ・XL-7
スズキ・XL7
3代目 アルファ
概要
別名 スズキ・グランドエスクード(初代)
スズキ・グランドビターラXL-7(初代)
シボレー・エクイノックス(2代目)
スズキ・XL6(3代目 - )
スズキ・エルティガ(3代目 - )
トヨタ・ルミオン(3代目 - )
製造国 カナダの旗 カナダ
インドネシアの旗 インドネシア
販売期間 1998年 - 2009年
2020年 -
ボディ
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 FF
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XL7(エックスエル - セブン)はスズキが日本国外で製造・販売している3列シートのスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)である。

初代 XL-7(1998年 - 2006年)

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スズキ・XL-7(初代)
前期型
後期型
概要
別名 スズキ・グランドエスクード
スズキ・グランドビターラXL-7
ボディ
ボディタイプ 5ドア SUV
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1998年に2代目エスクードをベースにホイールベースを延長し、H27AV型6気筒2.7Lエンジンを搭載した3列シートSUVとして登場。この世代のみハイフンありの「XL-7」を名乗る。

2000年12月、日本で「グランドエスクード」として発売。日本への導入は初代限りとなった。

2代目(2006年 - 2009年)

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スズキ・XL7(2代目)
フロント
リア
概要
別名 シボレー・エクイノックス(初代)
製造国 カナダの旗 カナダ
ボディ
乗車定員 5 - 7人
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
駆動方式 FF / 4WD
パワートレイン
エンジン 3.6L V6 250ps/33.6kg・m
変速機 5速AT
前:マクファーソンストラット
後:マルチリンク
前:マクファーソンストラット
後:マルチリンク
車両寸法
ホイールベース 2,857mm
全長 4,995mm
全幅 1,835mm
全高 1,750mm
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2005年北米国際オートショーにおける「コンセプトX」の展示を経て、2006年4月ニューヨーク国際オートショーで初公開され、同年9月に発売された。この代から車名はハイフンなしの「XL7」となる。

2代目はGMシータプラットフォームを使用する関係でFFベースとなり、シボレー・エクイノックスなどの兄弟車となった。エンジンはN36A型と呼ばれるV6・3.6Lが搭載され、マニュアルモード付き5速ATが組み合わされる。全長は先代から30cm、幅は5cmほど拡大され、ワンクラスアップした。

2007年2月27日カナダCAMIオートモーティブで製造開始。但しエンジンは相良工場(静岡県牧之原市)製 [1]

しかし、同年からの原油価格高騰に伴うガソリン価格上昇や世界金融危機の影響による大型車の販売不振の影響で、XL7の販売台数も大幅に減少していることから、同社では2008年中にXL7の生産を休止した。生産再開の予定は当初「未定」とされてきたが[2]2009年12月に生産拠点であったCAMIオートモーティブの全株式をGMが取得することが発表されたため[3]、これにより事実上XL7の生産中止が決定した。

3代目(2020年 - )

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スズキ・XL7(3代目)
GLX(フロント)
GLX(リア)
概要
別名 スズキ・XL6
スズキ・エルティガ(2代目)
トヨタ・ルミオン(2代目)
製造国 インドネシアの旗 インドネシア
ボディ
乗車定員 7人
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動[4]
プラットフォーム HEARTECT(ハーテクト)
パワートレイン
エンジン K15B型 1,462cc 直列4気筒[4]
最高出力 77 kW (105 PS) / 6,000 rpm[4]
最大トルク 138N・m / 4,400 rpm[4]
変速機 5速MT/4速AT
車両寸法
ホイールベース 2,740mm
全長 4,450mm
全幅 1,775mm
全高 1,710mm
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2020年2月15日に、スズキのインドネシア子会社であるスズキ・インドモービル・モーターがXL7を発表[5]。約11年ぶりとなる車名復活となった。

2代目エルティガをベースにフロントフェイスが刷新され、フェンダーモールなどSUVの要素を持つデザインと多彩なシートアレンジやゆとりのある室内空間といったMPVの利便性を融合させたクロスオーバーモデルとなり、3列シート・7人乗りとなる。なお、インドマルチ・スズキ・インディアでは同型のモデルが高級車チャネル「NEXA」にて「XL6」の車名で2019年秋より先行して販売されている。

2代目モデルと比べボディサイズ・エンジン共にダウンサイジングされ、エンジンは1.5LガソリンのK15B型を搭載[6](ただし、2代目エルティガに搭載されている仕様よりも出力・トルク共に向上されている)。トランスミッションは4速ATに加え、5速MTが設定された。プラットフォームには軽量・高剛性設計の「HEARTECT(ハーテクト)」を採用している。

生産拠点はスズキ・インドモービル・モーターのチカラン工場となる。今後はアジア地域や、2代目モデル同様に中南米へも順次輸出する計画がある。

2023年3月8日、タイカー・オブ・ザ・イヤーでアワードを受賞[7]

モータースポーツ

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パイクスピーク

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スズキスポーツ・XL7・ヒルクライムスペシャル(2007年)
ボディ
乗車定員 1名
ボディタイプ ハッチバック
駆動方式 4WD
パワートレイン
エンジン N36A型 水冷V型6気筒4バルブDOHC+ツインターボ 3564cc
1,007ps/8500rpm(Sea level)
102.0kg-m/6250rpm(Sea level)
変速機 シーケンシャル6速
前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,818
全長 5,300mm
全幅 1,960mm
全高 1,500mm
車両重量 1,100kg
系譜
先代 スズキスポーツ・エスクード・ヒルクライムスペシャル(2006年)
後継 モンスタースポーツ・SX4・ヒルクライムスペシャル(2009年)
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2006年、XL7はエスクードの後継としてパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムの出走車に選定された。

エスクードと同様、外観にオリジナルの面影を若干残しているものの、中身は全くの別物であり、パイプフレームで構成された軽量なシャシーにツインターボで過給される3.6LのV6エンジンをミッドシップに搭載し、四輪を駆動する。歴代のスズキのパイクスピーク用マシンの中では馬力およびトルクは最大であり、1,000psを初めて超えている。

2007年のパイクスピークは、それまで二輪車部門が先でその後四輪車部門が走っていた順序を変更し、四輪車部門を前半に走らせることとなった。これはここ数年のパイクスピークの天候が、後半戦になると悪くなっていたからである。田嶋伸博の乗るXL7はその四輪車部門の最後にスタートし、10分1秒408で完走。それまでの最高記録だった1994年のロッド・ミレンの記録(10分04秒06)を13年ぶりに更新した。

出典

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  1. ^ スズキ、カナダで「XL7」の中南米向け輸出を開始
  2. ^ スズキ:北米向け中型SUVの現地生産を年内で休止-再開は未定 - Bloomberg.co.jp
  3. ^ 【カナダ―生産】GM、スズキとのCAMI合弁工場を完全子会社化 - 国際自動車ニュース・2009年 12月7日
  4. ^ a b c d 森本太郎 編『世界の自動車オールアルバム 2020年』三栄書房、8 Aug 2020、153頁。ISBN 978-4-7796-4170-1 
  5. ^ スズキ、インドネシアで新型「XL7」を発表』(プレスリリース)スズキ株式会社、2020年2月15日https://www.suzuki.co.jp/release/d/2020/0215/2020年2月17日閲覧 
  6. ^ スズキの新型3列シート7人乗りクロスオーバー「XL7」登場”. webCG (2020年2月17日). 2020年2月17日閲覧。
  7. ^ スズキ「最大級3列SUV」がマジ“優秀”すぎ! トヨタ「カローラクロス」サイズでMTもアリ! アンダー320万円の泰市場で展開される「XL7」とは”. くるまのニュース (2023年3月21日). 2023年3月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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