スウェーデン国鉄X9形電車
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X9形電車 | |
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X9形電車 | |
基本情報 | |
製造所 |
ヒルディング・カールソン アセア |
主要諸元 | |
編成 | 4両編成 |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 | 交流15kV 16.7 Hz |
最高運転速度 | 115 km/h |
編成定員 | 154人(着席) |
編成重量 | 103t |
全長 |
先頭車:17,500 mm 中間車:17,400 mm |
台車 | ボギー台車 |
主電動機出力 | 340 kW |
駆動方式 | カルダン駆動 |
編成出力 | 1,360 kW |
保安装置 | ATC |
スウェーデン国鉄X9形電車はスウェーデン国鉄(SJ)でかつて使用されていた急行用電車である。
概要
[編集]急行電車用としてX20形電車をベースに1959年から1963年にかけて4両編成11本(44両)がヒルディング・カールソン社(後に廃業)にて製造された。
車体外観
[編集]前面のデザインは大型2枚窓を配置して傾斜を付けたタイプで、日本の湘南型スタイルと言われているのとよく似ている。側面はコルゲートを採用している。
塗装は大胆に赤みの強いオレンジ色[1]を採用。その見た目からパプリカトーグ(Paprikatåg、ピーマン電車の意)の愛称で親しまれていた。
運転・走行機器
[編集]電装品はアセア(現:アセア・ブラウン・ボベリ)製を採用している。主電動機(走行用モーター)は340kWのものを採用した。両先頭車が電動車となっており、いずれの車両も車軸配置は1A-A1(UIC式表記法)、すなわち編成全体では4軸を駆動し、出力は340×4=1,360kWとなっている
編成
[編集]各車両についている記号は以下の通り
- Mc - 運転台付き電動車。
- T - 付随車
- TF - 変圧器
- PT - パンタグラフ
形式 | X9A (Mc) |
UA9 (T) |
UB9 (T) |
XB9 (Mc) |
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搭載機器 | TF PT |
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設備 定員 |
二等車 26人 |
一等車 30人 |
二等車 54人 |
二等車 46人 |
運用
[編集]主にスウェーデン南部で運用されていた。1999年を最後に定期運用からは離脱している。
保存車両
[編集]2編成が保存されており、うち1編成は鉄道博物館での保存である。