ジンバラン
座標: 南緯8度46分10秒 東経115度10分26秒 / 南緯8.76944度 東経115.17389度
ジンバラン (Jimbaran) は、インドネシア共和国に属するバリ島南部、バドゥン半島のビーチリゾート地のひとつ。クタの南に位置し、浜辺にはシーフードを売る屋台が軒を連ね、日没時には多くの観光客が集まる。
地理
[編集]インドネシア共和国バリ州バドゥン県クタ郡のクドンガナン村(北部)、ジンバラン村に属し、デンパサール国際空港からは車で南に15分ほどの場所である。まちの西側はジンバラン湾に接し、ビーチが形成されている。ビーチの北端には、魚市場があり、漁村の風景が残っている。
歴史
[編集]1990年代以降の観光開発
[編集]ジンバランは、小さな漁村として、のどかな風景の広がる地域であった。スハルト体制下で進められたバリ島観光開発は、サヌールやクタ、ヌサドゥアといった特定のリゾート地区に限られていたが、1990年代以降、開発はクタの南北へと広がりを見せ、ジンバランやブノア半島にまで及ぶことになった。国際資本による土地買収が進み、今日のジンバランは、フォーシーズンズ、リッツカールトン、インターコンチネンタルなど高級リゾートホテルが建ち並んでいるが、中級の宿泊施設も数多く見られる。
2005年爆弾テロ事件とその後
[編集]2005年には、爆弾テロ事件に遭遇。ビーチの2か所のレストランが標的とされた。2007年にはビーチの再開発が行われ、ビーチ沿いの屋台も再編され、かつての賑わいを取り戻している。
観光
[編集]イカン・バカール
[編集]ジンバランには、大きく分けて3か所、イカン・バカール(Ikan Bakar)またはジンバラン・カフェと呼ばれる10数件のビーチ・レストラン(屋台)が建ち並ぶエリアがある(ビーチ北部が最も店の数も客の数も多い)。ここでは、バリ海峡に沈む夕陽を見ながら、砂浜の波打ち際に並べられたテーブルで、取れたての海産物のバーベキュー料理などを楽しむことができ、多くの観光客を集めている。
関連項目
[編集]- バリ島爆弾テロ事件 (2005年) - クタおよびジンバランで発生