ジヨードチロシントランスアミナーゼ
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ジヨードチロシントランスアミナーゼ(Diiodotyrosine transaminase, EC 2.6.1.24)は、次の化学反応を触媒する酵素である。
- 3,5-ジヨード-L-チロシン + 2-オキソグルタル酸 4-ヒドロキシ-3,5-ジヨードフェニルピルビン酸 + L-グルタミン酸
即ち、この酵素の2つの基質は3,5-ジヨード-L-チロシンと2-オキソグルタル酸であり、4-ヒドロキシ-3,5-ジヨードフェニルピルビン酸とL-グルタミン酸の2つの反応物が生成する。
この酵素はトランスフェラーゼのファミリーに属し、特に含窒素基を転移するトランスアミナーゼである。この酵素の組織名は、3,5-ジヨード-L-チロシン:2-オキソグルタル酸アミノトランスフェラーゼ、ハロゲン化チロシンアミノトランスフェラーゼ、ハロゲン化チロシントランスアミナーゼである。補因子としてピリドキサールリン酸を必要とする。
出典
[編集]- Nakano M (1967). “Purification and properties of halogenated tyrosine and thyroid hormone transaminase from rat kidney mitochondria”. J. Biol. Chem. 242 (1): 73–81. PMID 4381052.
- Nakano M and Danowski TS (1964). “Thyroid-hormone transaminase and oxidase in rat-kidney mitochondria”. Biochim. Biophys. Acta 85: 18–28.