ジョー・バック
ジョー・バック(Joseph Francis "Joe" Buck、1969年4月25日 - )は、アメリカ合衆国のスポーツ実況アナウンサー。2022年現在、ESPNでNFLおよびMLBのNo.1実況。これまでエミー賞のスポーツ実況部門を7回受賞(1999年、2001 - 2005年、2011年)している。
プロフィール
[編集]父親は、長年MLB・セントルイス・カージナルスやNFLの実況を務め、放送関係者の殿堂入りであるフォード・C・フリック賞(MLB)およびピート・ロゼール・ラジオ&TV賞(NFL)を受賞したジャック・バック(1924 - 2002年)[1]。
インディアナ大学在学中の1989年からアナウンサーのキャリアをスタート、1991年から父ジャックと同じくカージナルスの実況を担当。
1994年、この年からNFL中継(NFL on FOX)を開始したFOXで実況に抜擢。NFLの地上波全国放送レギュラー実況アナウンサーとしては最年少(25歳)であった。
1996年、かつてCBSでジャックとコンビを組んでいたティム・マッカーバーとのコンビで「MLB on FOX」の実況を担当。同年のワールドシリーズも担当。マッカーバーが引退する2013年までコンビを組んでいた。2014年からはハロルド・レイノルズやトム・バーダッチ(スポーツ・イラストレイテッド編集委員)、2017年からはジョン・スモルツと組んでいる[2]。
2002年からは、トロイ・エイクマン、クリス・コリンズワース(2004年まで)とチームを組みNFL on FOXの実況に復帰。MLB on FOXも引き続き担当。同一シーズンでMLBとNFL両方の地上波全国放送を担当するのは、カート・ガウディ(NBC)、アル・マイケルズ(当時ABC)に次ぎ史上3人目。
2005年(2004年シーズン)には第39回スーパーボウルの実況を史上最年少(35歳)で担当。2004年のワールドシリーズでも実況したため、同一シーズンでワールドシリーズとスーパーボウルの両方を実況した2人目(アル・マイケルズに次ぐ)のアナウンサーとなった。
2015年より、グレッグ・ノーマンとコンビを組み、全米オープンゴルフ選手権の実況を担当する予定[3]。
2021年, 人気クイズ番組 Jeopardy! シリーズ37の最終週(2021年8月8日から8月13日)のホストに選ばれた。
実況スタイルは静かなのが特徴で、感情を爆発させる事は少ない。そのスタイルで長年全国放送を務めてきたため、それが度々批判の的となることもある。
主な実況実績
[編集]- NFL on FOX(1994 - 1997年、2002年 - )
- MLB on FOX(1996年 - )
- ワールドシリーズ(1996年、1998年、2000年 - )
- オールスターゲーム(1997年、1999年、2001年 - )
- JEOPARDY! (2021年)
- シリーズ37の最終週(2021年8月8日から8月13日)を開催する予定
出典
[編集]- ^ “Joe Buck Biography”. TV GUIDE. 2014年12月22日閲覧。
- ^ “Reynolds, Verducci to join Buck on FOX broadcasts”. MLB.com. 2014年12月22日閲覧。
- ^ “Norman, Buck to anchor U.S. Open coverage for Fox”. Golf Channel. (2014年4月15日) 2014年12月22日閲覧。