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ジョー・コルディナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョー・コルディナ
基本情報
本名 ジョセフ・コルディナ
階級 スーパーフェザー級
身長 175cm
リーチ 175cm
国籍 イギリスの旗 イギリス
誕生日 (1991-12-01) 1991年12月1日(33歳)
出身地 ウェールズの旗 ウェールズ
カーディフ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 18
勝ち 17
KO勝ち 9
敗け 1
テンプレートを表示
獲得メダル
男子 アマチュアボクシング
イギリスの旗 イギリス
ヨーロッパアマチュアボクシング選手権
2015 サモコフ ライト級
ウェールズの旗 ウェールズ
コモンウェルスゲームズ
2014 グラスゴー ライト級

ジョー・コルディナJoe Cordina1991年12月1日 - )は、ウェールズプロボクサーカーディフ出身。元IBF世界スーパーフェザー級王者。ジョー・コーディナとも表記される。

来歴

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アマチュア時代

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2011年9月、アゼルバイジャン共和国バクーで行われた世界ボクシング選手権にライト級(60kg)で出場し、1回戦でドイツのユーゲン・バーハルトに7-13のポイントで敗れ敗退[1]

2013年6月、ベラルーシミンスクで行われたヨーロッパアマチュアボクシング選手権にライト級(60kg)で出場し、1回戦で敗退[2]。同年10月、カザフスタンアルマトイで行われた世界ボクシング選手権にライト級(60kg)で出場し、1回戦で敗退[3]

2014年スコットランドグラスゴーで行われたコモンウェルスゲームズにライト級で出場し、準決勝でスコットランドのチャーリー・フリンに僅差の判定で敗れ銅メダルを獲得した。

2015年8月、ブルガリアサモコフで行われたヨーロッパアマチュアボクシング選手権にライト級で出場し、決勝でジョージアのオタン・エラノシアンに勝利し金メダルを獲得した[4]。同年10月、カタールドーハで行われた世界ボクシング選手権にライト級で出場し、準々決勝でブラジルのロブソン・コンセイソンに敗れた[5]

2016年8月、リオデジャネイロオリンピックにライト級で出場したが初戦は勝利するも2回戦で敗退した[6][7]

プロ時代

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2017年4月22日、プロデビュー戦を行い4回2分17秒TKO勝ち。白星デビューを飾った。

2018年3月31日、カーディフプリンシパリティ・スタジアムにてアンソニー・ジョシュアジョセフ・パーカーの前座でハキム・ベン・アリとWBAインターナショナルライト級王座決定戦を行い、3回2分41秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2018年8月4日、カーディフのアイスアリーナ・ウェールズでショーン・ドッドとコモンウェルスイギリス連邦ライト級王座決定戦を行い、12回3-0の判定勝ちを収めコモンウェルス王座獲得とWBAインターナショナル王座の初防衛に成功した。

2019年4月20日、ロンドンO2アリーナでアンディ・タウネンドとBBBofC英国ライト級王座決定戦を行い、6回2分51秒TKO勝ちを収めBBBofC王座獲得とコモンウェルス王座の初防衛に成功した。

2019年11月30日、モンテカルロのカジノ・デ・モンテカルロ・サール・メデシンでエンリケ・ティノコとWBAコンチネンタルスーパーフェザー級王座決定戦を行い、10回3-0(98-92×2、96-94)の判定勝ちを王座獲得に成功した。

2022年6月4日、カーディフのモーターポイント・アリーナ・カーディフ英語版でIBF世界スーパーフェザー級王者尾川堅一に挑戦し、左ボディのフェイントを織り交ぜたジョルトブローで2回1分15秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した[8][9]

2022年11月5日にアブダビでIBF世界スーパーフェザー級1位のシャフカッツ・ラヒモフと指名試合を行う予定だったが、コルディナが手を負傷し手術が必要となったことで対戦を見送った。それに伴いIBFは10月3日にコルディナに王座剥奪を通告した[10]

2023年4月22日、カーディフのカーディフ・インターナショナル・アリーナ英語版でIBF世界スーパーフェザー級王者シャフカッツ・ラヒモフに挑戦し、12回2-1(114-113、115-112、111-116)の判定勝ちを収め王座返り咲きに成功した[11]

2023年11月4日、モナコモンテカルロのカジノ・ド・モンテカルロ・サル・メディシンでIBF世界スーパーフェザー級9位のエドワード・バスケスと対戦し、12回2-0(116-112×2、114-114)の判定勝ちを収め初防衛に成功した。

2024年5月18日、サウジアラビアリヤドキングダム・アリーナタイソン・フューリー 対 オレクサンドル・ウシクの前座のIBF・IBO世界スーパーフェザー級王座統一戦でIBO世界同級王者ならびにIBF世界同級9位のアンソニー・カカーチェと対戦するも、3回中にカカーチェにダウンを奪われレフェリーストップで8回39秒TKO負けを喫しプロ初黒星で王座統一に失敗、IBF王座から陥落した。

2024年10月12日、サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナでアルツール・ベテルビエフディミトリー・ビボルの前座のWBC世界ライト級タイトルマッチとして再起ならびに2階級制覇を賭けてWBC世界同級王者のシャクール・スティーブンソンに挑戦する予定だったが、スパーリング中にスティーブンソンが右手を負傷したため、試合中止となった。

戦績

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  • プロボクシング:18戦 17勝 (9KO) 1敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2017年4月22日 4R 2:17 TKO ホセ・アギラール ニカラグアの旗 ニカラグア プロデビュー戦
2 2017年4月29日 1R 1:59 TKO セルゲイ・ビブ ドイツの旗 ドイツ
3 2017年5月27日 1R 終了 TKO ジョシュ・ソーン イギリスの旗 イギリス
4 2017年9月1日 1R 2:28 TKO ジェイミー・スペイト イギリスの旗 イギリス
5 2017年10月28日 4R 判定 レステル・カンティジャーノ ニカラグアの旗 ニカラグア
6 2017年12月13日 4R 2:19 TKO リー・コネリー イギリスの旗 イギリス
7 2018年3月31日 3R 2:41 TKO ハキム・ベン・アリ ベルギーの旗 ベルギー WBAインターナショナルライト級王座決定戦
8 2018年8月4日 12R 判定3-0 ショーン・ドッド イギリスの旗 イギリス コモンウェルス英国ライト級王座決定戦
WBAインターナショナル防衛1
9 2019年4月20日 6R 2:51 TKO アンディ・タウネンド イギリスの旗 イギリス BBBofC英国ライト級王座決定戦
コモンウェルス防衛1
10 2019年8月31日 12R 判定3-0 ギャビン・グウィン イギリスの旗 イギリス BBBofC防衛1・コモンウェルス防衛2
11 2019年11月30日 10R 判定3-0 エンリケ・ティノコ メキシコの旗 メキシコ WBAコンチネンタルスーパーフェザー級王座決定戦
12 2021年3月20日 10R 判定2-0 ファルク・クルバノフ ベルギーの旗 ベルギー
13 2021年8月14日 1R 0:53 KO ジョシュア・ヘルナンデス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
14 2021年12月11日 10R 判定3-0 ミコ・ハチャトリアン ベルギーの旗 ベルギー WBAコンチネンタル防衛1
15 2022年6月4日 2R 1:15 KO 尾川堅一帝拳 日本の旗 日本 IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ→剥奪
16 2023年4月22日 12R 判定2-1 シャフカッツ・ラヒモフ タジキスタンの旗 タジキスタン IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
17 2023年11月4日 12R 判定2-0 エドワード・バスケス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 IBF防衛1
18 2024年5月18日 8R 0:39 TKO アンソニー・カカーチェ アイルランドの旗 アイルランド IBF陥落
19 2024年10月12日 シャクール・スティーブンソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBC世界ライト級タイトルマッチ
試合前
テンプレート

獲得タイトル

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  • WBAインターナショナルライト級王座(防衛1)
  • コモンウェルスイギリス連邦ライト級王座(防衛2)
  • BBBofC英国ライト級王座(防衛1)
  • WBAコンチネンタルスーパーフェザー級王座(防衛1)
  • IBF世界スーパーフェザー級王座(1期目:防衛0=剥奪)
  • IBF世界スーパーフェザー級王座(2期目:防衛1)


脚注

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  1. ^ 16.AIBA World Championships - Baku, Azerbaijan -September 26 - October 8 2011”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  2. ^ 40.European Championships Palace of Sport, Minsk, Belarus June 1-8, 2013”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  3. ^ 17.World Championships Baluan Sholak Sports Palace, Almaty, Kazakhstan October 14-26, 2013”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  4. ^ 41.European Championships MSH Arena, Samokov, Bulgaria August 7-15, 2015”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  5. ^ 18.World Championships Ali Bin Hamad Al-Attiyah Arena, Doha, Qatar October 6-15, 2015”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  6. ^ 31.Olympic Games Riocentro Pavilion 6, Rio de Janiero, Brazil August 6-21, 2016”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
  7. ^ Rio Olympics 2016: Joe Cordina of Wales loses BBC Sport 2016年8月9日
  8. ^ "尾川堅一、王座陥落 敵地カーディフで2回KO負け". スポーツ報知. 報知新聞社. 5 June 2022. 2022年6月5日閲覧
  9. ^ "王者尾川堅一、初防衛ならず 挑戦者コルディナの右一発で2ラウンドKO負け/詳細". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 5 June 2022. 2022年6月5日閲覧
  10. ^ "Hand injury to Joe Cordina scraps junior lightweight title fight vs. Shavkat Rakhimov, source says". ESPN. 4 October 2022. 2022年10月4日閲覧
  11. ^ Rakhimov vs Cordina full fight video highlights and results: Joe Cordina regains IBF title with decision win over Shavkat Rakhimov Bad Left Hook 2023年4月22日

関連項目

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外部リンク

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前王者
尾川堅一
IBF世界スーパーフェザー級王者

2022年6月4日 - 2022年10月3日 (剥奪)

空位
次タイトル獲得者
シャフカッツ・ラヒモフ
前王者
シャフカッツ・ラヒモフ
IBF世界スーパーフェザー級王者

2023年4月22日 - 2024年5月18日

次王者
アンソニー・カカーチェ