ジョージ・ターナー (小説家)
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ジョージ・レジナルド・ターナー | |
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誕生 | 1916年10月16日 |
死没 | 1997年6月8日(80歳没) |
職業 | 作家、評論家 |
国籍 | オーストラリア |
ジャンル | サイエンス・フィクション |
ウィキポータル 文学 |
ジョージ・レジナルド・ターナー(英: George Reginald Turner、1916年10月16日 - 1997年6月8日)はオーストラリアの作家兼評論家で、晩年になってよく書いたサイエンス・フィクションで知られている。SF作家としては遅咲きである。最初のSF小説は1978年のもので、既に60代だった。その時点で既に主流小説作家として成功しており(マイルズ・フランクリン賞受賞)、文学評論家としても成功していた。1960年代、ターナーは正直で公平で気難しいSF評論家として名が知られていた。
ターナーのSF作品は、極めて詳細な外挿と道徳や社会問題への常に真剣なアプローチが特徴である。例えば、Drowning Towers や Genetic Soldier といった小説では、地球温暖化の未来の成り行きを鬱々と描いている。Drowning Towers はアーサー・C・クラーク賞を受賞している。その作品の多くはオーストラリア人気質に溢れ、時にはアボリジニを描くこともある。SF作家としてのスタートは遅かったが、亡くなる直前ごろにはオーストラリアSF界を代表する人物となっていた。
ジョージ・ターナーは1999年にメルボルンで開催されたワールドコンに招待されていたが、その前に亡くなった。
長編小説と短編集
[編集]- Young Man of Talent [vt Scobie: A Novel] (1959)
- A Stranger and Afraid (1961)
- The Cupboard Under the Stairs (1962)
- A Waste of Shame (1965)
- The Lame Dog Man (1967)
- Beloved Son (1978)
- Transit of Cassidy (1978)
- Vaneglory (1981)
- Yesterday's Men (1983)
- Drowning Towers [vt The Sea and the Summer] (1987)
- The Sea and Summer (1987)
- A Pursuit of Miracles (短編集) (1990)
- Brain Child (1991)
- The Destiny Makers (1993)
- Genetic Soldier (1994)
- Down There in Darkness (1999)
アンソロジー
[編集]- The View from the Edge, 編集 (1977)
自伝
[編集]- In the Heart or in the Head: An Essay in Time Travel, (1984)
伝記としては次がある。
- "George Turner: A Life" by Judith Raphael Buckrich, Melbourne University Press, 1999.
受賞歴
[編集]マイルズ・フランクリン賞 | The Cupboard Under the Stairs, 1962 (共同受賞) |
オーストラリアSF功績賞 | Beloved Son, 1979 |
アーサー・C・クラーク賞 | The Sea and Summer , 1988 |
英連邦作家賞 東南アジアおよび南太平洋地域、最優秀賞 | The Sea and Summer, 1988 |