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ジョーイ・バッドアス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Joey Bada$$
Joey Bada$$ 2017年
基本情報
出生名 Jo-Vaughn Virginie Scott
ジョー・ヴォーン・ヴァージニー・スコット
別名
  • JayOhVee
  • Jozif Badmon
  • Joey B
生誕 (1995-01-20) 1995年1月20日(29歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨークブルックリン
ジャンル
職業
  • ラッパー
  • ソングライター
  • 音楽プロデューサー
  • 俳優
活動期間 2010年 - [1]
レーベル
  • Cinematic
  • Pro Era
  • Relentless[2]
共同作業者
子供 1人[3]
公式サイト joeybadass.com

ジョーイ・バッドアスJoey Badass、本名: Jo-Vaughn Virginie Scott、1995年1月20日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン出身のラッパーソングライター音楽プロデューサーヒップホップミュージシャン俳優。正式にはJoey Bada$$と表記する。

ヒップホップ・コレクティブPro Eraの創設メンバーであり、数々のソロ作品を発表している。2012年にデビュー・ミックステープ『1999』をリリースし高い評価を受け、2015年にはデビュー・アルバム『B4.Da.$$』をリリース[4]。2016年には、テレビシリーズ『Mr. Robot』に俳優として出演する。2017年には2作目のアルバム『All-Amerikkan Badass』をリリースした[5]

来歴

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ライブでのJoey Bada$$(2012年)

1995年1月20日、ジョーイ・バッドアスこと、ジョー・ヴォーン・ヴァージニー・スコットはブルックリンのイースト・フラットブッシュ地区で生まれた[6]。母方の家系はカリブ海のセントルシア島出身で、父方の家系はジャマイカ人である[7]。 演技を学ぶためにエドワード・R・マロウに入学したが、9年生の頃にラップに転向した[8]

彼はJayOhVeeという名前でラップを始めたが、最終的には現在のJoey Badassに変更した[9]。11歳で初めて詩や曲を書き始め、CJ Flyや高校時代の友人であるCapital SteezとPowers Pleasantによって結成されたPro Eraの創設メンバーとなった[10]

2010年10月、Joey BadassはYouTubeにフリースタイルの動画をアップロードし、Cinematic Music Groupの社長であるJonny Shipesの目に留まり、彼のマネージャーとなった[11]

2012年2月、Pro Eraはデビュー・ミックステープ『The Secc$ Tap.e』をリリースした。

2012年6月12日、Joey Badassはデビュー・ソロ・ミックステープ『1999』をリリースした。このミックステープはすぐにアンダーグラウンドシーンで人気となり、Complex誌の年間ベストアルバム第38位、HipHopDXで年間ベストミックステープに選ばれた[12]。同年9月6日には、『1999年』の未収録曲を集めたミックステープ『Rejex』をリリースした。12月21日、Pro Eraはミックステープ『P.E.E.E.P: The aPROcalypse』をリリースした[13]

2013年3月26日、XXLマガジンのフレッシュマン・クラスの一員に選ばれた[14]。7月1日、DJ Premierがプロデュースした2作目のミックステープ『Summer Knights』をリリースした[15]。10月29日、『Summer Knights EP』がリリースされた[16]

2015年1月20日、デビューアルバム『B4.DA.$$$』をリリースし、絶賛を浴びる[17][18]。アルバムは米Billboard 200で最高5位を記録した。

2016年3月4日、テレビシリーズ『Mr. Robot』の第2シーズンに出演し、俳優としてテレビデビューを果たす[19]

2017年4月7日、3作目のアルバム『All-Amerikkan Bada$$$』をリリースし、全米5位を記録する[5]

2018年には、XXXTentacionとのコラボレーションプロジェクトを製作していたが、XXXTentacionが殺害されたことでプロジェクトの行方は不明となってしまった[20]。ただし、いくつかの曲はXXXTentacion名義の作品で確認されている[21]

2020年7月、3曲入りのEP『The Light Pack』をリリースした[22]

音楽性

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ライブでのJoey Bada$$(2013年)

影響を受けたアーティスト

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ジョーイ・バダスはNasTupac Shakur、Black Thought、MF DoomJ DillaAndre 3000Jay ZThe Notorious B.I.G.から影響を受けたと述べている[23]

人物

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ライブでのJoey Bada$$(2013年)

家族

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2018年にインタビューで一児の父親になったことを明かした[24]

事件

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2015年1月、オーストラリアのニューサウスウェールズ州バイロンベイで開催されたフォールズ・フェスティバルに出演する前に警備員の鼻を折ったとの疑惑で逮捕され、暴行罪で起訴された[25]

慈善事業

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2020年5月、COVID-19の流行に際し、ニューヨークのホームレスの学生を支援するために2万5000ドルを寄付した[26]

ディスコグラフィ

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 スタジオ・アルバム

  • B4.DA.$$ (2015年)
  • All-Amerikkkan Bada$$ (2017年)

フィルモグラフィ

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受賞歴

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脚注

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  1. ^ David Jeffries. “Joey Bada$$”. AllMusic. 2019年11月21日閲覧。
  2. ^ Lachno, James (October 23, 2013). “Joey Bada$$ - New Music”. The Telegraph. February 18, 2014閲覧。
  3. ^ Saponara, Michael (June 15, 2018). “Joey Badass Reveals He Recently Became a Father”. Billboard. June 15, 2018閲覧。
  4. ^ https://hiphopdx.com, HipHopDX- (2015年1月28日). “Hip Hop Album Sales: Joey Bada$$, Nicki Minaj, Lupe Fiasco”. HipHopDX. 2020年11月21日閲覧。
  5. ^ a b All hail King Joey” (英語). The Line of Best Fit. 2020年11月21日閲覧。
  6. ^ Freyman, Falyn (2013年11月19日). “Joey Badass Talks Debut Album B4.Da.$$: "Just Taking My Time, Not Forcing Anything"”. Miami New Times. 2020年11月21日閲覧。
  7. ^ Freyman, Falyn (2013年11月19日). “Joey Badass Talks Debut Album B4.Da.$$: "Just Taking My Time, Not Forcing Anything"”. Miami New Times. 2020年11月21日閲覧。
  8. ^ Joey Bada$$: ‘They call me a Marxist and anti-white gangster rapper – they don’t know anything'” (英語). the Guardian (2015年1月29日). 2020年11月21日閲覧。
  9. ^ Who Is Joey Bada$$?” (英語). Complex. 2020年11月21日閲覧。
  10. ^ Src='http://Www.gravatar.com/Avatar/D41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e?s=80, <img Class='guest_author_avatar Avatar' Style='width:20px;height:20px' (2016年7月5日). “Joey Bada$$ and Pro Era Turn Tragedy Into Celebration With Their Annual Steez Day Festival” (英語). LA Weekly. 2020年11月21日閲覧。
  11. ^ Who Is Joey Bada$$?” (英語). Complex. 2020年11月21日閲覧。
  12. ^ The 50 Best Albums of 2012” (英語). Complex. 2020年11月21日閲覧。
  13. ^ Pro Era - Peep The Aprocalypse - The Pro Era”. web.archive.org (2013年4月28日). 2020年11月21日閲覧。
  14. ^ March 27, FletchPublished:. “XXL Freshman Class 2013 Cover Revealed - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月21日閲覧。
  15. ^ News - Entertainment, Music, Movies, Celebrity” (英語). MTV News. 2020年11月21日閲覧。
  16. ^ Joey Bada$$ To Release "Summer Knights" EP” (英語). AllHipHop.com (2013年10月15日). 2020年11月21日閲覧。
  17. ^ (英語) B4.DA.$$ by Joey Bada$$, https://www.metacritic.com/music/b4da/joey-bada 2020年11月21日閲覧。 
  18. ^ (英語) B4.DA.$$ - Joey Bada$$ | Songs, Reviews, Credits | AllMusic, https://www.allmusic.com/album/b4da-mw0002718064 2020年11月21日閲覧。 
  19. ^ Wagmeister, Elizabeth (2016年3月4日). “‘Mr. Robot’ Promotes Two to Series Regulars, Adds Guest Stars for Season 2” (英語). Variety. 2020年11月21日閲覧。
  20. ^ January 21, C. Vernon Coleman IIPublished:. “XXXTentacion and Joey Badass Tease Collab Project - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月21日閲覧。
  21. ^ Joey Bada$$ & XXXTentacion Join Forces On New Song "infinity (888)"” (英語). HotNewHipHop. 2020年11月21日閲覧。
  22. ^ Joey Badass Announces His New EP Is Coming This Week” (英語). UPROXX (2020年7月14日). 2020年11月21日閲覧。
  23. ^ Joey Bada$$ - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月21日閲覧。
  24. ^ Joey Badass Reveals He Recently Became a Father” (英語). Billboard. 2020年11月21日閲覧。
  25. ^ US rapper Joey Bada$$ charged with punching Falls Festival security guard” (英語). www.abc.net.au (2015年1月4日). 2020年11月21日閲覧。
  26. ^ Joey Badass Donates $25,000 to Support NYC Homeless Students During COVID-19 Crisis” (英語). Complex. 2020年11月21日閲覧。

外部リンク

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