ジョン・レノックス
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2015年撮影 | |
人物情報 | |
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全名 | ジョン・カーソン・レノックス |
生誕 |
1943年11月7日(80歳) 北アイルランド・アーマー |
国籍 | イギリス |
出身校 | ケンブリッジ大学、カーディフ大学 |
配偶者 | サリー・レノックス |
子供 | 3人 |
学問 | |
研究分野 | 群論 |
研究機関 |
ウェールズ大学 オックスフォード大学 |
学位 | Ph.D. |
公式サイト | |
https://www.johnlennox.org |
ジョン・カーソン・レノックス(John Carson Lennox, 1943年11月7日 - )は、イギリス北アイルランド出身の数学者、キリスト教弁証家。専門は群論、科学哲学。オックスフォード大学名誉教授。サイード・ビジネス・スクールアソシエート・フェロー。
生い立ち
[編集]1943年11月7日、北アイルランドで生まれ、父が店を営んでいたアーマーで育つ[1]。ロイヤル・スクールのアーマー校を卒業した後ケンブリッジ大学でPh.D.を取得[2]。カーディフ大学で理学博士を取得。彼はさらにオックスフォード大学でもPh.D.を取得している[3]。
経歴
[編集]博士号取得後、レノックスはウェールズの首都カーディフへ移り住み、ウェールズ大学で数学の助教授を務めた。彼はまた、オックスフォード大学で宗教と科学についても教えている。カーディフでは29年間を過ごしたが、その間ドイツのヴュルツブルクとフライブルク、オーストリアのウィーンでそれぞれ1年間を過ごしている。
彼は学者として数多くの国々で講演や会議参加を行なっており、旧ソビエト連邦にも数多く訪れている。
議論
[編集]レノックスは数多くの公開討論に参加し、キリスト教弁証家として活動している。彼と議論した中には、クリストファー・ヒッチェンズ、リチャード・ドーキンス、ローレンス・M・クラウス、ピーター・アトキンス、ピーター・シンガーなどがいる。
- 2007年10月3日:アラバマ州バーミングハムにあるアラバマ大学バーミングハム校にてリチャード・ドーキンスと公開討論。討論のテーマはドーキンスの著書『神は妄想である』について[4][5][6]。この討論は世界中で放送された。
- レノックスとドーキンスは2008年4月にもオックスフォード大学トリニティ・カレッジにて同じテーマの討論を行った[7][8]。
- 2008年8月9日:クリストファー・ヒッチンスとスコットランドのエディンバラで開催されたエディンバラ国際フェスティバルで公開討論を行った。テーマは、ヨーロッパが旧来の宗教を捨て去り、無神論を受け入れるべきかであった[9][10]。
- 2008年8月23日:マイケル・シャーマーとオーストラリアのシドニーにあるウェスレー・カンファレンス・センターにて公開討論。テーマは神の存在について[11][12]。
- 2008年10月21日:1860年オックスフォード進化論争が繰り広げられたオックスフォード大学自然史博物館にて、レノックスとドーキンスが再び公開討論を行った。そのタイトルは「科学は神を葬ったのか」であった[13][14]。
- 2011年7月20日:オーストラリアのメルボルンにあるメルボルン・タウン・ホールにてピーター・シンガーと公開討論。テーマは「神はいるのか?(Is There a God?)」[18][19][20]。
私生活
[編集]彼は英語、ロシア語、フランス語、ドイツ語を話すマルチリンガルである。妻サリーとの間に3人の子供と4人の孫がいる[21]。
著書
[編集]日本で翻訳されているもののみ。
- 山形優子フットマン訳/森島泰則監訳『コロナウイルス禍の世界で、神はどこにいるのか』いのちのことば社、2020年
- 森島泰則訳『科学ですべて解明できるのか? 「神と科学」論争を考える』いのちのことば社・フォレストブックス、2020年11月01日[22]
脚注
[編集]- ^ Billen, Andrew (17 November 2010). God is a person not a theory
- ^ Mathematics Genealogy Project
- ^ Having a doctorate from both Cambridge and Oxford makes Lennox what Ghil'ad Zuckermann calls an "Oxbridge Paradox": Lennox belongs to the rare group of people who hold a "pair o' docs" (sounding like "paradox" but meaning "two doctorates") – a D.Phil. (Oxon.) and a PhD (Cantab.) – from both Oxford and Cambridge universities (commonly abbreviated as Oxbridge) - see Biography.
- ^ “The God Delusion Debate (Dawkins-Lennox)”. Fixed Point Foundation. 17 August 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月3日閲覧。
- ^ Naomi Schaefer Riley (12 October 2007). “A Revelation: In Alabama, A Civil Debate Over God's Existence”. The Wall Street Journal. 2016年11月3日閲覧。
- ^ Joanna Sugden (4 October 2007). “Richard Dawkins Debates in the Bible Belt”. Times Online 2009年11月3日閲覧。
- ^ “Conversation between Richard Dawkins and John Lennox”. RichardDawkins.net. 2009年11月3日閲覧。
- ^ “Dawkins-Lennox Radio Interview at Trinity College”. Fixed Point Foundation. 14 December 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月3日閲覧。
- ^ “Edinburgh International Festival 2008 Looks To European Identity”. EdinburghGuide.com. 2009年11月3日閲覧。
- ^ “New Europe, New Atheism?”. Wet Lenses. 2009年11月3日閲覧。
- ^ “The Great Debate: Does God Exist?”. Centre for Public Christianity. 19 July 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月3日閲覧。
- ^ “Public Lectures, forums and debates with Dr. John Lennox”. Centre for Public Christianity. 14 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月3日閲覧。
- ^ “Has Science Buried God?”. Fixed Point Foundation. 30 December 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月3日閲覧。
- ^ “Has Science Buried God?”. BBC Oxford (15 October 2008). 2009年11月3日閲覧。
- ^ “Is God Great?”. Fixed Point Foundation. 2011年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月3日閲覧。
- ^ Greg Garrison (28 February 2009). “Christopher Hitchens argues against existence of God at Samford University in Birmingham, Alabama”. The Birmingham News. 8 March 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年11月3日閲覧。
- ^ Katherine Weaver (4 March 2009). “Christian and atheist face off in debate”. The Samford Crimson. 2009年11月3日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “Review of Lennox / Singer Debate: Is There A God?”. ISCAST. 6 January 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月1日閲覧。
- ^ “Is There A God?”. Fixed Point Foundation. 2015年9月1日閲覧。
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=qA7qBtNMayQ
- ^ “The God Delusion Debate (Dawkins-Lennox)”. Fixed-point.org. 17 August 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月12日閲覧。
- ^ “科学ですべて解明できるのか? 「神と科学」論争を考える”. いのちのことば社. 2020年11月8日閲覧。