ジョン・マッカルパイン
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ジョン・マッカルパイン(John McAlpine, 1947年 - )は、ニュージーランドのピアニスト[1]。
略歴
[編集]ヴィクトリア大学でピアノを学び、同地の作曲家の作品演奏に関わる。1973年に渡独し、アロイス・コンタルスキーの下で現代音楽の演奏法を師事、以降は現代音楽の演奏を主に活動するピアニストである。アンサンブルのピアニストとしても重宝されているが、彼が威力を発揮するのはヴァンデルヴァイザーグループやアメリカ、またイギリスの実験音楽の系譜に繋がるピアノ作品であり、ヴァーチュオシティーを使う作品よりも音をよりよく聞き込む作品で、繊細なタッチが聴かれるのが特徴である。
西風満紀子作品で本人の主張を理解し、ヨルク・フライ作品の古典的な三和音も棒弾きにならないのは、彼の意向(「生きている作曲家を優先します。死んでしまった作曲家は、誰もが弾く」)が関わっている。かつて現代音楽要員であったマルカンドレ・アムランの態度(「私はアンティークのコレクターとも言えるのです」)とは、正反対の態度にいる。
脚注
[編集]- ^ “John McAlpine”. sounz.org.nz. sounz.org.nz. 2020年8月25日閲覧。