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ジョン・ノース (第13代ノース男爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョン・ダドリー・ノース
John Dudley North
第13代ノース男爵
在位 1938年1941年

出生 (1917-06-07) 1917年6月7日
死去 (1941-12-19) 1941年12月19日(24歳没)
配偶者 マーガレット・グレニー
家名 ノース家
父親 ダドリー・ウィリアム・ジョン・ノース
母親 ドロシー・ドン
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第13代ノース男爵ジョン・ダドリー・ノース英語: John Dudley North, 13th Baron North1917年6月7日 - 1941年12月19日)は、イギリスの貴族

彼の死によってノース男爵1554年創設のイングランド貴族爵位)は停止した。

生涯

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ダドリー・ウィリアム・ジョン・ノース卿(Dudley William John North、1891年 - 1936年、第12代ノース男爵の息子)とドロシー・ドン(Dorothy Donne、ジョン・ロバート・ドンの娘)との長男として生まれた[1]。1938年に祖父の死去に伴って、ノース男爵を継承した。襲爵から2年後の1940年にマーガレット・グレニー(Margaret Glennie、W.H.グレニーの娘)と結婚したが、夫妻に子供はなかった[1]

第二次世界大戦勃発以降はイギリス海軍軍人として従軍、軽巡洋艦ネプチューン(HMS Neptune)乗組となるが、1941年に同艦がトリポリ沖の機雷原に触雷、沈没すると艦と運命をともにした[註釈 1][1][2]

彼の死去により、ノース男爵位は彼の2人の妹ドロシー(Dorothy Anne North、1915年5月4日 - 2011年3月21日)とスーザン(Susan Silence North、1920年1月19日 - 1999年)との間で継承の優劣がつかず、停止となった[1][3]

脚注

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註釈

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  1. ^ 軽巡洋艦ネプチューン第一次シルテ湾海戦から帰投後、イタリア船団攻撃のため再びトリポリに赴いたが、沖合で機雷原に進入、1人の救助者を除き乗組員は全員戦死した[2]

出典

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  1. ^ a b c d Pine, L.G., ed (1972). The New Extinct Peerage 1884-1971 Containing Extinct, Abeyant, Dormant and Suspended Peerages With Genealogies and Arms.. London, U.K.. p. 206 
  2. ^ a b Wright, Malcolm (2016年10月31日) (英語). British and Commonwealth Warship Camouflage of WW II: Battleships & Aircraft Carriers. 3. 47 Church St., Barnsley S70 2AS: Seaforth Publishing. p. 97. ISBN 9781848324206 
  3. ^ Abeyant English Baronies”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年4月28日閲覧。

関連項目

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イングランドの爵位
先代
ウィリアム・ノース
ノース男爵
1938年 – 1941年
次代
保持者不在
1941-