ジョゼフ・フィンダー
ジョゼフ・フィンダー Joseph Finder | |
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誕生 |
1958年(65 - 66歳) アメリカ合衆国・イリノイ州シカゴ |
職業 | 小説家 |
言語 | 英語 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
最終学歴 | イェール大学、ハーバード大学 |
活動期間 | 1990年 - |
ジャンル | サスペンス、サイコスリラー |
主な受賞歴 | 国際スリラー作家協会賞(2007年) |
影響を受けたもの
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署名 | |
公式サイト |
www |
ウィキポータル 文学 |
ジョゼフ・フィンダー(Joseph Finder、1958年 - )は、アメリカ合衆国のスリラー作家。主な作品に『侵入社員』『解雇通告』『最高処刑責任者』など。
『バーニング・ツリー』は2002年にアシュレイ・ジャッド、モーガン・フリーマン主演で「ハイ・クライムズ」のタイトルで、また『侵入社員』は2013年に「パワー・ゲーム」のタイトルでリアム・ヘムズワース主演で映画化された。
日本語訳書ではジョセフ・ファインダー、ジョセフ・フィンダーなど表記の揺れが見られる。
経歴
[編集]1958年、イリノイ州シカゴに生まれる。幼少期のほとんどをアフガニスタンとフィリピンで過ごし、その後アメリカへ戻り、ワシントン州ベリンハムとニューヨーク州オールバニで暮らした[1]。イェール大学でロシアを研究し学位を取得したほか、ファイ・ベータ・カッパ・クラブの会員だった[1]。ハーバード大学のロシア研究センターで修士号を取得し、同校の学部で教鞭を取った[1]。
1983年、アーマンド・ハマーとソ連の諜報活動について書いた『クレムリン・コネクション―ソ連が愛した米財界人たち―』を上梓。1991年に、KGBとソ連の最高指導者ミハイル・ゴルバチョフが敵対していたと空想した処女作『モスコウ・クラブ』を上梓、1994年に上梓した第2作『至高権力』はソ連の「モグラ」がCIA幹部であるとした作品である。
『侵入社員』(2004年)と『解雇通告』(2005年)は『ニューヨーク・タイムズ』でハードカバー・ペーパーバックの双方の部門でベストセラーとなった。2006年に上梓した『最高処刑責任者』で国際スリラー作家協会賞長編賞を受賞。翌2007年に上梓した"Power Play" はガムシュー賞にノミネートされた。フィンダーの初となるシリーズものニック・ヘラーシリーズの第1作"Vanished" は2010年に国際スリラー作家協会賞長編賞にノミネート、第2作"Buried Secrets" は『ストランド・マガジン』批評家賞を受賞した(ジョージ・P・ペレケーノスの"The Cut" と同時受賞)[2]。
国際スリラー作家協会の創設メンバーの1人であり、また国際ペンクラブニューイングランド支部のファイナンシャル・アドバイザーを務めている。また、元諜報員のための非営利組織Association of Former Intelligence Officers のメンバーでもある[1]。『ニューヨーク・タイムズ』や『ワシントン・ポスト』にスパイや国際問題に関する記事を書くこともある[1]。
公式サイトによると、現在はマサチューセッツ州ボストンに妻ミシェルと娘エマと暮らしている[1]。
作品リスト
[編集]邦題 | 原題 | 刊行年 |
刊行年月 |
訳者 |
出版社 |
備考 |
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クレムリン・コネクション -ソ連が愛した米財界人たち |
Red Carpet: The Connection Between the Kremlin and America's Most Powerful Businessmen |
1983年 | 1980年5月 | 石塚雅彦 | 日本経済新聞社 | 邦訳はジョセフ・フィンダー表記 |
モスコウ・クラブ | The Moscow Club | 1991年 | 1993年7月 | 高野裕美子 | 講談社文庫 | 邦訳はジョセフ・ファインダー表記 |
至高権力 | Extraordinary Powers | 1994年 | 1995年5月 | 高野裕美子 | 講談社文庫 | 邦訳はジョゼフ・ファインダー表記 |
ゼロ・アワー | The Zero Hour | 1996年 | 1998年10月 | 石田善彦 | 新潮文庫 | |
バーニング・ツリー | High Crimes | 1998年 | 2000年10月 | 石田善彦 | 新潮文庫 | 邦訳はジョセフ・フィンダー表記 |
侵入社員 | Paranoia | 2004年 | 2005年12月 | 石田善彦 | 新潮文庫 | 邦訳はジョセフ・フィンダー表記 |
解雇通告 | Company Man | 2005年 | 2008年2月 | 平賀秀明 | 新潮文庫 | イギリスではNo Hiding Place |
最高処刑責任者 | Killer Instinct | 2006年 | 2008年11月 | 平賀秀明 | 新潮文庫 | |
Power Play | 2007年 | |||||
Vanished | 2009 | ニック・ヘラー シリーズ 1 | ||||
Buried Secrets | 2011年 | ニック・ヘラー シリーズ 2 | ||||
Suspicion | 2014年 | |||||
THE FIXER | 2014年 | |||||
THE SWITCH | 2015年 | |||||
JUDGMENT | 2019年 |
出典
[編集]- ^ a b c d e f “Bio”. Joseph Finder (official site). 2013年8月15日閲覧。
- ^ “What's New”. ストランド・マガジン (2011年). 2013年8月15日閲覧。