ジョウビタキ属
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ジョウビタキ属 | ||||||||||||||||||||||||
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ジョウビタキ Phoenicurus auroreus
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Phoenicurus Forster, 1817[1] | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ジョウビタキ属 | ||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||
ジョウビタキ属(学名:Phoenicurus Forster[2])は、スズメ目・ツグミ科(ヒタキ科)に分類される鳥類の一属。
概要
[編集]アジア、ヨーロッパ、アフリカに分布している渡り鳥である。ジョウビタキは日本の市街地、農耕地、林縁などで冬によく見られる[3]。ジョウビタキの鳴き声の打撃音が、火を焚くときの火打石を打ち合わせる音に似ていることから、「火焚き(ヒタキ)」の名が付いたとされる[4]。和名のジョウ(尉)は銀髪を意味する[4]。ツグミ科に分類される場合と、ヒタキ科に分類される場合がある。
ジョウビタキ属の種
[編集]ジョウビタキ属には以下の種がある[1]。
- アカガオジョウビタキ P. alaschanicus
- ジョウビタキ P. auroreus - 全長約15 cm。日本の全国で見られる冬鳥で、庭にもやってくることがある。黒とオレンジ色で、秋冬は雌雄とも単独で生活する[3][5]。
- ズアオジョウビタキ P. caeruleocephala
- シロガシラジョウビタキ P. erythrogastrus
- セアカジョウビタキ P. erythronotus
- ルリビタイジョウビタキ P. frontalis
- ハイバネジョウビタキ P. hodgsoni
- ハチマキジョウビタキ P. moussieri
- クロジョウビタキ P. ochruros
- シロビタイジョウビタキ P. phoenicurus
- ノドジロジョウビタキ P. schisticeps
-
ジョウビタキ(メス)
P. auroreus -
シロガシラジョウビタキ
P. erythrogastrus -
セアカジョウビタキ
P. erythronotus -
ルリビタイジョウビタキ
P. frontalis -
ハイバネジョウビタキ(メス)
P. hodgsoni -
ハチマキジョウビタキ(メス)
P. moussieri -
クロジョウビタキ
P. ochruros -
シロビタイジョウビタキ(オス)
P. phoenicurus
種の保全状況評価
[編集]国際自然保護連合(IUCN)により、軽度懸念(LC)の指定を受けているジョウビタキ属の種が多数ある[6]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “Phoenicurus Forster, 1817” (英語). ITIS. 2012年1月14日閲覧。
- ^ Johann Reinhold Forster (1729-1798) naturalist (英語)
- ^ a b ひと目でわかる野鳥 (2010)、181頁
- ^ a b “ジョウビタキ”. サントリー. 2012年1月14日閲覧。
- ^ 野山の鳥 (2000)、80-81頁
- ^ “Phoenicurus in IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2.” (英語). 国際自然保護連合(IUCN). 2012年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月14日閲覧。
参考文献
[編集]- 中川雄三(監修) 編『ひと目でわかる野鳥』成美堂出版、2010年1月。ISBN 978-4415305325。
- 高木清和『フィールドのための野鳥図鑑-野山の鳥』山と溪谷社、2000年8月。ISBN 4635063313。