ジョアキム・ノア
シカゴ・ブルズでのノア (2011年) | ||||||||||||
シカゴ・ブルズ | ||||||||||||
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役職 | チームアンバサダー | |||||||||||
所属リーグ | NBA | |||||||||||
基本情報 | ||||||||||||
国籍 |
フランス スウェーデン アメリカ合衆国 | |||||||||||
生年月日 | 1985年2月25日(39歳) | |||||||||||
出身地 |
アメリカ合衆国 ニューヨーク州マンハッタン | |||||||||||
身長(現役時) | 211cm (6 ft 11 in) | |||||||||||
体重(現役時) | 104kg (229 lb) | |||||||||||
キャリア情報 | ||||||||||||
高校 |
国連国際学校 ポリー・プレップ ザ・ローレンスビルスクール | |||||||||||
大学 | フロリダ大学 | |||||||||||
NBAドラフト | 2007年 / 1巡目 / 全体9位[1] | |||||||||||
シカゴ・ブルズから指名 | ||||||||||||
プロ選手期間 | 2007年–2020年 | |||||||||||
ポジション | C | |||||||||||
背番号歴 | 13, 55 | |||||||||||
経歴 | ||||||||||||
2007–2016 | シカゴ・ブルズ | |||||||||||
2016–2018 | ニューヨーク・ニックス | |||||||||||
2017 | →ウェストチェスター・ニックス | |||||||||||
2018–2019 | メンフィス・グリズリーズ | |||||||||||
2020 | ロサンゼルス・クリッパーズ | |||||||||||
受賞歴 | ||||||||||||
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NBA通算成績 | ||||||||||||
得点 | 5,881 (8.8 ppg) | |||||||||||
リバウンド | 6,058 (9.0 rpg) | |||||||||||
ブロック | 874 (1.3 bpg) | |||||||||||
Stats Basketball-Reference.com | ||||||||||||
代表歴 | ||||||||||||
キャップ | フランス | |||||||||||
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ジョアキム・サイモン・ノア(Joakim Simon Noah, 1985年2月25日 - )は、フランスの元プロバスケットボール選手。アメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタン出身。ポジションはセンター。
経歴
[編集]生い立ち
[編集]父方の祖父はカメルーン出身でフランスで活躍したサッカー選手、父は全仏オープンテニス制覇経験を持つフランス人テニス選手のヤニック・ノア、そして母はミス・スウェーデンというユニークな家系の持ち主[1]。自身はニューヨーク生まれで、その後両親は離婚し、パリとニューヨークで育った。2007年の夏にはフランスの市民権を獲得し、のちにフランス代表を選択。バスケットボールのキャリアはニューヨーク時代にストリートボールに親しんだことから始まる。
学生時代
[編集]ローレンスビル高校を卒業後、フロリダ大学に進学。1年目は目立った活躍はできなかったが、2年目には先発に定着し主力選手年として活躍、14.2得点7.1リバウンド2.4ブロックのアベレージを残し、サウスイースタン・カンファレンスのファーストチームに選ばれた。また2006年のNCAAトーナメントでは16.2得点9.5リバウンドのアベレージでチームを牽引し、同校のトーナメント制覇に貢献。自身はトーナメント合計29ブロックなどのNCAA記録を作り、ファイナル4(ベスト4)の最優秀選手に選ばれた。シーズン終了後のノアの動向はNBAからも注目を集めたが、NBAドラフトにはエントリーせず3年生に進学。ノアを始めとする主力選手の殆どが残ったフロリダ大はNCAAトーナメントを連覇した[2]。
NBA時代
[編集]シカゴ・ブルズ
[編集]2007年のNBAドラフトにエントリーしたノアはシカゴ・ブルズから1巡目9位指名を受けた。フロリダ大学からはノアのほかアル・ホーフォード、コーリー・ブリューワーら3人が1巡目指名を受け、2007年のドラフトには5人のフロリダ大学出身の選手が指名を受けた。
即戦力として期待されていたが、ルーキーイヤーとなった2007-08シーズンはヘッドコーチのスコット・スカイルズとの対立や、チームメイトらの投票により出場停止処分を受けるなど、チーム内に不和をもたらしてしまい、シーズン前半はベンチを暖める日々が続いた。しかしシーズン中盤に先発センターのベン・ウォーレスがチームを去ったため、ノアは先発に昇格、6.6得点5.6リバウンドの成績を残して最初のシーズンを終えた。
2009-10シーズン中、ケガで苦しむ場面があった(出場は64試合にとどまる)。復帰後はプレーオフ出場に向け、負けられない戦いが続いていた。そこで、なるべく長く出場してほしいGMのジョン・パクソンと、ケガ明けなので無理をせず出場時間を制限したいHCのヴィニー・デル・ネグロが起用法を巡って衝突。シーズン後に、解雇される理由の一つになったとされている。成績は、10.7得点、11.0リバウンド、2.1アシスト。
2010-11シーズンでは、序盤に、一時リバウンドで上位を争い、課題の得点も平均二桁を叩き出すなど活躍が見られ、オールスターに出場も夢ではないレベルであった(途中で負傷欠場するも、ファン投票ではセンター部門で3位)。だが、FAで移籍してきたカルロス・ブーザーが復帰して間もない12月のトロント・ラプターズ戦で右手親指を負傷、ごまかしながらプレーを続けるも、今後のことを考え手術を決断。12月半ばに手術は成功し、2ヶ月間欠場した。オールスター明けのラプターズ戦で復帰した。
大型契約の最終年となった2015-16シーズンは、フレッド・ホイバーグHCの構想から外れ、シックスマンに降格。挙げ句の果てに2016年1月15日のダラス・マーベリックス戦で左肩を脱臼する重傷を負い、シーズン絶望になるなど、散々なシーズンになってしまった[3]。
ニューヨーク・ニックス
[編集]2016年7月1日、ニューヨーク・ニックスと4年7000万ドルで契約[4]。9年間所属したシカゴ・ブルズを離れ、地元ニューヨークでのプレーに加え、先にニックスに移籍していたデリック・ローズと引き続き共にプレーすることになった。しかし、加入1年目の2016-17シーズンは負傷に悩まされ、2017年2月27日に右膝の関節鏡視下手術を受け長期離脱が決定的となった。3月25日、CBAに取り決めのある禁止薬物に相当する市販薬(サプリメント)の陽性反応が確認されリーグから20日間の出場停止処分が下された。停止期間は、リハビリ終了後から開始される[5][6]。
メンフィス・グリズリーズ
[編集]2018年12月4日にメンフィス・グリズリーズと契約。
現役引退へ
[編集]2021年3月に現役引退を表明。同年9月にブルズは、ノアと「1日契約」を結び、10月28日のニューヨーク・ニックス戦で、引退セレモニーを開催すると発表[7]。更に同日にはブルズのアンバサダーに就任したことが発表された[8]。
個人成績
[編集]略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
レギュラーシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
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2007–08 | CHI | 74 | 31 | 20.7 | .482 | .000 | .691 | 5.6 | 1.1 | .9 | .9 | 1.2 | 6.6 |
2008–09 | 80 | 55 | 24.2 | .556 | .000 | .676 | 7.6 | 1.3 | .6 | 1.4 | 1.0 | 6.7 | |
2009–10 | 64 | 54 | 30.1 | .504 | --- | .744 | 11.0 | 2.1 | .5 | 1.6 | 1.8 | 10.7 | |
2010–11 | 48 | 48 | 32.8 | .525 | .000 | .739 | 10.4 | 2.2 | 1.0 | 1.5 | 1.9 | 11.7 | |
2011–12 | 64 | 64 | 30.4 | .508 | .000 | .748 | 9.8 | 2.5 | .6 | 1.4 | 1.4 | 10.2 | |
2012–13 | 66 | 64 | 36.8 | .481 | .000 | .751 | 11.1 | 4.0 | 1.2 | 2.1 | 2.7 | 11.9 | |
2013–14 | 80 | 80 | 35.3 | .475 | .000 | .737 | 11.3 | 5.4 | 1.2 | 1.5 | 2.4 | 12.6 | |
2014–15 | 67 | 67 | 30.6 | .445 | .000 | .603 | 9.6 | 4.7 | .7 | 1.1 | 1.8 | 7.2 | |
2015–16 | 29 | 2 | 21.9 | .383 | .000 | .489 | 8.8 | 3.8 | .6 | 1.0 | 1.8 | 4.3 | |
2016–17 | NYK | 46 | 46 | 22.1 | .490 | .000 | .436 | 8.8 | 2.2 | .7 | .8 | 1.3 | 5.0 |
2017–18 | 7 | 0 | 5.7 | .500 | --- | .500 | 2.0 | .6 | .3 | .3 | .6 | 1.7 | |
2018–19 | MEM | 42 | 1 | 16.5 | .516 | .000 | .716 | 5.7 | 2.1 | .5 | .7 | 1.2 | 7.1 |
通算:12年 | 667 | 512 | 27.9 | .491 | .000 | .700 | 9.1 | 2.8 | .8 | 1.3 | 1.7 | 8.8 |
プレーオフ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
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2009 | CHI | 7 | 7 | 38.7 | .510 | --- | .760 | 13.1 | 2.3 | .9 | 2.1 | 1.1 | 10.1 |
2010 | 5 | 5 | 37.6 | .528 | --- | .947 | 13.0 | 2.6 | 1.8 | 1.4 | 3.0 | 14.8 | |
2011 | 16 | 16 | 33.1 | .411 | --- | .725 | 10.2 | 2.5 | 1.0 | 2.1 | 1.2 | 8.7 | |
2012 | 3 | 3 | 33.0 | .731 | --- | .636 | 9.3 | 3.0 | .7 | 1.3 | .3 | 15.0 | |
2013 | 12 | 12 | 34.1 | .437 | --- | .641 | 9.6 | 2.3 | .8 | 2.2 | 2.0 | 10.8 | |
2014 | 5 | 5 | 42.0 | .512 | --- | .588 | 12.8 | 4.6 | 1.0 | 1.4 | 3.8 | 10.4 | |
2015 | 12 | 12 | 32.9 | .408 | --- | .350 | 11.0 | 3.2 | .8 | 1.2 | 1.7 | 5.8 | |
出場:7回 | 60 | 60 | 35.0 | .465 | --- | .676 | 11.0 | 2.8 | 1.0 | 1.8 | 1.8 | 9.7 |
脚注
[編集]- ^ “NBA-debut för Joakim Noah i natt”. expressen.se (2007年1月7日). 2015年9月23日閲覧。
- ^ “[http://www.gatorzone.com/basketball/men/bios.php?year=2006&player_id=8 Joakim Noah]”. gatorzone.com (2006年). 2015年9月23日閲覧。
- ^ Bulls' Joakim Noah out 4-6 months for shoulder surgery
- ^ Knicks finalizing a deal with Joakim Noah in the range of four years and $70 million-plus
- ^ “NBA suspends Knicks center Joakim Noah 20 games for violating anti-drug program”. Yahoo.com (2017年3月25日). 2017年3月26日閲覧。
- ^ “Joakim Noah Suspended 20 Games For Violating Anti-Drug Program”. RealGM.com (2017年3月25日). 2017年3月26日閲覧。
- ^ “ブルズが功労者ジョアキム・ノアを称える『ジョアキム・ノア・ナイト』を実施、シボドー、ローズ、ギブソンもシカゴに集結”. バスケットカウント (2021年9月18日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “ジョアキム・ノアがブルズのアンバサダーに就任「つながりを持ててうれしく思う」”. バスケットボールキング (2021年10月29日). 2021年10月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference
- Florida Gators bio
- DraftExpress.com profile
- ジョアキム・ノア (joakimnoah13) - Facebook
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