ジャン=フランソワ・リオタール
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リオタール | |
生誕 |
1924年8月10日 フランス共和国・ヴェルサイユ |
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死没 |
1998年4月21日(73歳没) フランス・パリ |
時代 | 20世紀の哲学 |
地域 | 西洋哲学 |
学派 |
大陸哲学 ポストモダン マルクス主義 |
研究分野 |
現象学 倫理学 社会哲学 |
主な概念 |
The "postmodern condition" Collapse of the "grand narrative" |
影響を与えた人物
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ジャン・フランソワ・リオタール(Jean-François Lyotard, 1924年8月10日 - 1998年4月21日)は、フランスの哲学者。
経歴
[編集]フランス生まれ。カール・マルクス、ジークムント・フロイト、現象学などを学んだ。アルジェリアで哲学教師となり、以後パリ第8大学教授などを務めた。
急進的なマルクス主義者としてアルジェリアで活動。帰国後、1968年のパリ五月革命に参加。主著に『ポストモダンの条件』(1984)。「大きな物語の終焉」「知識人の終焉」を唱え、ポストモダンを流行語にした。
著作
[編集]- La phenomenologie (1954)
- Discours, figure (1971)
- Derive a partir de Marx et Freud (1973)
- Economie libidinale (1974)
- 『リビドー経済』法政大学出版局 杉山吉弘,吉谷啓次訳、1997
- Rudiments paiens (1977)
- 『異教入門─中心なき周辺を求めて』法政大学出版局 山縣煕他訳、2000
- Recits tremblants (1977)
- 『震える物語』法政大学出版局 山縣直子訳、2001
- La condition postmoderne (1979)
- L'assassinat de l'experience par la peinture - Monory (1984)
- Le differend (1984)
- 『文の抗争』法政大学出版局 陸井四郎ほか訳、1989
- Le postmoderne explique aux enfants (1986)
- ポストモダン通信 こどもたちへの10の手紙 管啓次郎訳 朝日出版社 1988 「こどもたちに語るポストモダン」ちくま学芸文庫
- L'enthousiasme. La critique kantienne de l'histoire (1986)
- 『熱狂─カントの歴史批判』法政大学出版局 中島盛夫訳、1990
- 『知識人の終焉』法政大学出版局 原田佳彦,清水正訳 1988
- Heidegger et les Juifs (1988)
- 『ハイデガーと「ユダヤ人」』藤原書店 本間邦雄訳、1992
- L'inhumain : Causeries sur le temps (1988)
- 『非人間的なもの─時間についての講話』法政大学出版局 篠原資明,上村博,平芳幸浩訳 2002
- Peregrinations : Law, Form, Event (1988)
- 『遍歴―法、形式、出来事』法政大学出版局 小野康男訳、1990
- Lecture d'enfance (1991)
- 『インファンス読解』未來社 小林康夫訳、1995
- Moralites postmodernes (1993)
- 『リオタール寓話集』藤原書店 本間邦雄訳、1996
- 『聞こえない部屋 マルローの反美学』水声社 北山研二訳、2003
- 『なぜ哲学するのか』法政大学出版局 松葉祥一訳、2014
- Logique de Levinas (2015)
- 『レヴィナスの論理』法政大学出版局 松葉類訳、2024
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Jean-François Lyotard - インターネット哲学百科事典「ジャン=フランソワ・リオタール」の項目。