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ジャネット・マスリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャネット・マスリン
Janet Maslin
誕生 (1949-08-12) 1949年8月12日(75歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市
職業 ジャーナリスト
最終学歴 ロチェスター大学(1970年)
配偶者 ジョン・ランドー英語版
ベンジャミン・チーヴァー英語版
子供 2人
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活動期間 1970年 - 現在
雇用者 ニューヨーク・タイムズ
著名な実績 映画批評
文学批評
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ジャネット・R・マスリンJanet R. Maslin1949年8月12日 - )は、アメリカの女性ジャーナリストで、ニューヨーク・タイムズ紙の映画文芸評論家として知られている[1]

1977年から1999年までタイムズ紙の映画評論家として、2000年から2015年まで文芸評論家として活躍した。

2000年にはニューヨーク州プレザントヴィル英語版ジェイコブ・バーンズ・フィルム・センター英語版の設立に貢献した。彼女はその理事会の会長にも就任している[2][3]

経歴

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1970年にロチェスター大学で数学の学士号を取得した後[4]ボストン・フェニックス英語版紙のロック音楽評論家としてキャリアをスタートさせ、同紙の映画専門編集長と評論家になった。また、ローリング・ストーン紙でフリーランサーとして働き、ニューズウィーク誌でも働いた[5]

1977年にニューヨーク・タイムズ紙の映画評論家となり、1994年12月1日からヴィンセント・キャンビーに代わって主席映画評論家となった[5]。そして、1999年までタイムズ紙での映画批評を続けた。

彼女の映画評論家としてのキャリアは、アメリカのインディペンデント映画も含め、ドキュメンタリー映画『For the Love of Movies: The Story of American Film Criticism』(2009年)で紹介されている。このドキュメンタリーの中で、エンターテインメント・ウィークリー誌の批評家であるリサ・シュワルツバウム英語版は、ニューヨーク・タイムズ紙の評論家のチーフに女性が就任したことに対する興奮を振り返っている。

1994年から2003年まで、J・マスリンはテレビ番組『チャーリー・ローズ英語版』にゲストとして頻繁に出演し、その時々の映画についての洞察や、アカデミー賞の予想などを行った。

マスリンは現在もニューヨーク・タイムズ紙の書評を担当している[6]。彼女の書評には、当時無名の犯罪作家を熱心に発掘したり、エレナ・フェッランテの小説に対するアメリカ初の評価や、未亡人となったジョイス・キャロル・オーツの回想録『A Widow's Story』に対する2011年のエッセイがある(このエッセイは、オーツのファンの一部を怒らせたことがある)[7][8]

先代
ヴィンセント・キャンビー
chief film critic of
the New York Times

1994 — 1999
次代
A・O・スコット
Manohla Dargis

脚注

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  1. ^ Maslin, Janet (December 17, 2012). “Janet Maslin's 10 Favorite Books of 2012”. The New York Times: p. C35. https://www.nytimes.com/2012/12/21/books/janet-maslins-10-favorite-books-of-2012.html 3 May 2019閲覧。 
  2. ^ Elder, Sean (September 23, 1999). “Maslin Bails, Critics Rail”. Salon. オリジナルの31 July 2011時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110731003635/http://www.salon.com/media/feature/1999/09/23/maslin/ December 21, 2007閲覧。 
  3. ^ Barr, Jeremy (19 May 2015). “Times book critic Janet Maslin shifts into contributing role”. Politico. https://www.politico.com/media/story/2015/05/times-book-critic-janet-maslin-shifts-into-contributing-role-003786 7 December 2017閲覧。 
  4. ^ Aradillas, Aaron. “She's something else. Janet Maslin in a rockcritics.com interview”. Rock Critics Archives. オリジナルの12 February 2018時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180212153347/http://rockcriticsarchives.com/interviews/janetmaslin/janetmaslin.html 3 May 2019閲覧。 
  5. ^ a b “New Assignments for 3 Times Critics”. The New York Times: p. C18. (October 27, 1993). https://www.nytimes.com/1993/10/27/movies/new-assignments-for-3-times-critics.html February 7, 2021閲覧。 
  6. ^ Book Reviews by Janet Maslin”. 28 September 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。3 May 2019閲覧。
  7. ^ Weinstein, Deb (February 14, 2011). “Janet Maslin vs. Joyce Carol Oates's 'Widow's Story'”. Thewire.com. オリジナルの7 October 2016時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161007144338/http://www.thewire.com/entertainment/2011/02/janet-maslin-vs-joyce-carol-oates-s-widow-s-story/17780/ 3 May 2019閲覧。 
  8. ^ Unethical, Immoral. Crude and Cruel and Unconscionable”. Crossing the Border (February 14, 2011). 10 November 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。3 May 2019閲覧。

外部リンク

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