ジャック・B・ジョスト
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ジャック・B・ジョスト(英語: Jack B. Jost、 1930年5月10日[1] - 2015年12月9日[2])は、アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス出身のフィギュアスケートペア選手。パートナーはキャリル・ジョーンズ・ギル (Caryl Johns Gill)。1952年世界選手権ペア8位。1953年全日本選手権男子シングルで優勝。フィギュアスケートコーチ。全日本フィギュアスケート選手権で優勝した初の外国人選手。
経歴
[編集]1930年、セントルイスで末っ子の三男として生まる。 1951年から53年まで朝鮮戦争の間、伍長として軍務についた。韓国従軍記章・国連従軍記章(国連メダル)を受賞した。
軍務の間もパートナーのキャリル・ジョーンズと、フィギュアスケート競技を続けた。1951年全米ジュニア選手権のペア、アイスダンス競技で優勝した[3]。
1952年の東部地区選手権のペアで優勝した[4]。同年の世界選手権でペア8位となった。
休暇の際は、大阪梅田のリンクで滑っていた。1953年の全日本フィギュア選手権に京都クラブ所属で出場し、男子シングルで優勝した[5]。これは、本選手権大会で初の外国人選手の優勝となった。優勝後、日本スケート連盟にフリー1位の選手にへと寄付をし、連盟はこの寄付金でジョスト杯を作成した。このカップは、全日本フィギュアスケート選手権の男子シングルのフリースケーティング1位の選手に贈られた。少なくても、1957年から佐藤信夫が10連覇するまで続いた[6]。
1953年除隊し、競技も引退した。引退後はセントルイスFSCのコーチになった[7]。
脚注
[編集]- ^ Jost, Jack Berthyl Sorted By Name.com
- ^ Jack Berthyl Jost | News, Sports, Jobs - The Mining Gazett
- ^ Figure Skating in St. Louis – After 90 Years, “Meet Me In St. Louis”By Susan Brownell
- ^ “SENIOR CHAMPIONS”. 2022年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月29日閲覧。
- ^ 『毎日年鑑』 1954年 p.328 GOOGLEブックスで"ジャック・B・ジョスト"で検索した結果
- ^ 佐藤信夫『諦めない力 フィギュアスケートから教えられたこと』扶桑社、2018年、/ジョストさんとの邂逅頁。ISBN 978-4594079246。
- ^ Bill Boeck Celebrates 60 Years as U.S. Figure Skating Judge