ジャック・カテラル
基本情報 | |
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通称 | El Gato(猫) |
階級 | スーパーライト級 |
身長 | 170cm |
リーチ | 170cm |
国籍 | イギリス |
誕生日 | 1993年7月1日(31歳) |
出身地 | ランカシャー・チョーリー |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 31 |
勝ち | 30 |
KO勝ち | 13 |
敗け | 1 |
引き分け | 0 |
無効試合 | 0 |
ジャック・カテラル(Jack Catterall、1993年7月1日 - )は、イギリスのプロボクサー。ランカシャー・チョーリー出身。ジャック・カットラルとも表記される。左ボクサーファイター[1]。
来歴
[編集]2012年9月22日、プロデビュー戦を行い4回判定勝ち。
2014年7月26日、マンチェスターのマンチェスター・アリーナにてネイサン・ブロフと英国中部スーパーライト級王座決定戦を行い、2回58秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[2]。
2014年10月25日、リヴァプールのリヴァプール・アリーナにてトム・ストーカーとWBOヨーロピアンスーパーライト級王座決定戦を行い、8回2分48秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[3]。
2015年3月6日、リヴァプールのリヴァプール・アリーナにてセサール・デビッド・イナレフとWBOインターコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦を行い、5回1分3秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2017年10月21日、リーズのファースト・ダイレクト・アリーナにて英国スーパーライト級王者タイロン・ナースに挑戦し、12回3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[4]。
2022年2月26日、グラスゴーのThe SSE HydroにてWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーライト級王者ジョシュ・テイラーに挑戦し、8回にダウンを奪うも12回1-2(113-112、111-114、112-113)の判定負けでキャリア初黒星を喫するとともに王座獲得に失敗した[5]。しかし、殆どのイギリス人トップボクサーがカテラルの勝利を支持するなど物議を醸し、英国ボクシング管理委員会も調査に乗り出した[6][7]。また、カテラルもSNSで「何が一番辛いか分かるか?これは俺のためではなく、家族、チーム、故郷、母国のためだった」「パウンド・フォー・パウンドのトップファイターと戦うため全てを犠牲にし、奴にレッスンを与えた。ボクシング、ジャッジ、恥を知れ。夢が盗まれた」 と怒りを露わにした[8][9]。
2023年5月27日、マンチェスターのマンチェスター・アリーナにてダラー・フォーリーとWBAインターコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦を行い、10回3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[10]。
2023年10月21日、リヴァプールのリヴァプール・アリーナにて元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレスと対戦し、12回3-0の判定勝ちを収めWBAインターコンチネンタル王座の初防衛に成功した[11]。
2024年5月25日、リーズのファースト・ダイレクト・アリーナにてWBO世界スーパーライト級5位の元WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーライト級統一王者ジョシュ・テイラーと約2年3カ月ぶりに再戦し、12回3-0(117-111×2、116-113)の判定勝ちを収めリベンジに成功した[12]。
戦績
[編集]- プロボクシング:31戦 30勝 (13KO) 1敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2012年9月22日 | ☆ | 4R | 判定 | カール・アレン | イギリス | プロデビュー戦 |
2 | 2012年12月14日 | ☆ | 1R 1:46 | TKO | ジョニー・グリーブス | イギリス | |
3 | 2013年3月9日 | ☆ | 4R | TKO | カール・アレン | イギリス | |
4 | 2013年4月27日 | ☆ | 4R | 判定 | マーク・マクレイ | イギリス | |
5 | 2013年6月7日 | ☆ | 2R 1:53 | KO | トム・プライス | イギリス | |
6 | 2013年11月22日 | ☆ | 6R | 判定 | レナルド・ガリド | フランス | |
7 | 2014年3月8日 | ☆ | 5R 1:38 | TKO | アレクサス・ヴァセリス | リトアニア | |
8 | 2014年5月10日 | ☆ | 8R | 判定 | クリストフ・ソット | ポーランド | |
9 | 2014年7月26日 | ☆ | 2R 0:58 | TKO | ネイサン・ブロフ | イギリス | 英国中部スーパーライト級王座決定戦 |
10 | 2014年10月25日 | ☆ | 8R 2:48 | TKO | トム・ストーカー | イギリス | WBOヨーロピアンスーパーライト級王座決定戦 |
11 | 2015年3月6日 | ☆ | 5R 1:03 | TKO | セサール・デビッド・イナレフ | アルゼンチン | WBOインターコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦 |
12 | 2015年7月11日 | ☆ | 6R 1:20 | TKO | ガブリエル・フェルナンド・プナレフ・カルフィン | アルゼンチン | WBOインターコンチネンタル防衛1 |
13 | 2015年10月10日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ヤルコ・プトコネン | フィンランド | WBOインターコンチネンタル防衛2 |
14 | 2015年12月19日 | ☆ | 3R 2:58 | TKO | ノエ・ヌネス | メキシコ | WBOインターコンチネンタル防衛3 |
15 | 2016年5月13日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ジョー・ヒューズ | イギリス | WBOインターコンチネンタル防衛4 |
16 | 2016年8月12日 | ☆ | 8R | 判定 | ルカシュ・ヤニク | ポーランド | |
17 | 2016年12月3日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ディエゴ・ゴンサロ・ルケ | アルゼンチン | WBOインターコンチネンタル防衛5 |
18 | 2019年6月8日 | ☆ | 3R 1:40 | TKO | マーティン・ゲシン | イギリス | WBOインターコンチネンタル防衛6 |
19 | 2017年10月21日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | タイロン・ナース | イギリス | 英国スーパーライト級タイトルマッチ |
20 | 2018年3月31日 | ☆ | 1R 2:12 | KO | ケビン・マッコーリー | イギリス | |
21 | 2018年5月19日 | ☆ | 1R 1:47 | TKO | クリストファー・セビア | フランス | WBOインターコンチネンタル防衛7 |
22 | 2018年6月30日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | タイロン・マッケンナ | アイルランド | WBOインターコンチネンタル防衛8 |
23 | 2018年10月6日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | オハラ・デービス | イギリス | WBOインターコンチネンタル防衛9 |
24 | 2019年4月27日 | ☆ | 3R 1:12 | KO | オスカル・アマドール | ニカラグア | |
25 | 2019年11月22日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ティモ・シュワルツコフ | ドイツ | |
26 | 2020年11月28日 | ☆ | 10R | 判定 | アブデラザク・ホーヤ | フランス | |
27 | 2022年2月26日 | ★ | 12R | 判定1-2 | ジョシュ・テイラー | イギリス | WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーライト級タイトルマッチ |
28 | 2023年5月27日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ダラー・フォーリー | アイルランド | WBAインターコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦 |
29 | 2023年10月21日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ホルヘ・リナレス | ベネズエラ | WBAインターコンチネンタル防衛1 |
30 | 2024年5月25日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ジョシュ・テイラー | イギリス | |
31 | 2024年10月26日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | レジス・プログレイス | アメリカ合衆国 | WBOインターナショナルスーパーライト級王座決定戦 |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]- 英国中部スーパーライト級王座
- WBOヨーロピアンスーパーライト級王座
- WBOインターコンチネンタルスーパーライト級王座
- 英国スーパーライト級王座
- WBAインターコンチネンタルスーパーライト級王座
- WBOインターナショナルスーパーライト級王座
脚注
[編集]- ^ “世界ランカー平岡アンディが世界4位カテラルとスパーへ 約1カ月間の英ロンドン合宿”. 日刊スポーツ (2024年4月4日). 2024年4月4日閲覧。
- ^ Jack Catterall defeats Nathan Brough in the battle of the unbeaten British Boxing News 2014年7月28日
- ^ Chorley fighter Catterall wins European title Lancashire Telegraph 2014年10月27日
- ^ Jack Catterall claims British title with victory over Tyrone Nurse Lancashire Telegraph 2017年10月22日
- ^ S・ライト級団体統一王者テイラー冷や汗 ダウン奪われ2-1判定勝ちで防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2022年2月27日
- ^ S・ライト級4団体統一王者テイラー 薄氷防衛のスコアが物議「キャッチウエートなら再戦も…」 Boxing News(ボクシングニュース) 2022年3月7日
- ^ “Taylor vs Catterall: Boxing pros react with outrage to controversial Josh Taylor win over Jack Catterall”. Bad Left Hook (2022年2月26日). 2022年6月14日閲覧。
- ^ Gutted Jack Catterall says ‘dreams were stolen’ by shocking scorecards World Boxing News 2022年2月27日
- ^ Josh Taylor vs Jack Catterall EYE ON THE RING 2022年2月26日
- ^ Jack Catterall Twice Floors Darragh Foley, Earns Lopsided Win Boxing Scene 2023年5月27日
- ^ “「これが最後の試合だ」元世界3階級制覇ホルヘ・リナレスが4連敗…ついに引退表明【ボクシング】”. 中日スポーツ. (2023年10月22日) 2023年1月22日閲覧。
- ^ Jack Catterall beats Josh Taylor by unanimous decision in epic rematch in Leeds Sky Sports 2024年5月26日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ジャック・カテラル (@jackcatt1) - Instagram
- ジャック・カテラルの戦績 - BoxRec