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ジム・クラス・ヒーローズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジム・クラス・ヒーローズ
テネシー大学でのライブにて(2009年)
基本情報
原語名 Gym Class Heroes
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ジェニーヴァ
ジャンル
活動期間
  • 1997年 - 2012年
  • 2018年 - 2019年
  • 2023年 -
レーベル
公式サイト gymclassheroes.com
メンバー トラヴィー・マッコイ英語版ボーカル
旧メンバー
  • マット・マッギンリー英語版
  • ディサーシ・ラムンバ・カサンゴ
  • ラルフィ・バレンシア
  • ライアン・ギース
  • ミロ・ボナッチ
  • スティーヴ・デッカー
  • ジェイソン・アムセル
  • エリック・ロバーツ
  • ジョーイ・ギーズ

ジム・クラス・ヒーローズ (Gym Class Heroes) とは、アメリカ合衆国ニューヨーク州ジェニーヴァにて結成されたラップ・ロックバンドである。伝説のプログレッシブ・ロックバンド、"スーパートランプ"の1979年発表のヒット曲「Breakfast in America」をサンプリングした、「キューピットのいたずら(Cupid's Chokehold)」の世界的大ヒットにより一躍トップバンドへと躍り出た。ロックとR&BHIPHOPを独自のセンスで混ぜ合わせた、ブラックミュージック色の強い楽曲が特徴的。

ちなみに、彼らの一番のヒット作は2006年に発表した2ndアルバム「As Cruel as School Children」で、アメリカではゴールドディスクに認定されている。前述の「キューピットのいたずら」も同アルバムに収録されている。

メンバー

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現メンバー

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  • トラヴィー・マッコイ / Travie McCoy(1997–, ヴォーカルMC)
  • マット・マッギンリー / Matt McGinley (1997–, ドラム)
  • ディサーシ・ラムンバ・カサンゴ / Disashi Lumumba-Kasongo (2004–, ギター)
    サポートメンバー
    • ラルフィー・バレンシア / Ralfy Valencia (2018–, ベース)

旧メンバー

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  • ミロ・ボナッチ / Milo Bonacci - (1997–2004, ギター)
  • ライアン・ギース / Ryan Geise - (1997–2005, ベース)
  • エリック・ロバーツ / Eric Roberts (2005–2018, ベース)
    サポートメンバー
    • マーク・デジーザス / Marc DeJesus (2006–2012, ハイプマン)

略歴

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1997年、当時、高校での体育の時間で友達同士だった、トラヴィー・マッコイとマット・マッギンリーを中心に結成された。

1999年から2000年にかけ年一枚のペースで自主制作によるEPをリリース、2001年にフルアルバム『...For the kids』を同じく自主制作によりリリースする。

2003年、2004年と連続で、Warped Tourに出場する。しかしその後、ギタリストだったミロ・ボナッチがバンドから脱退した為、新メンバーにディサーシを迎え入れる。

2005年1月22日、デビューアルバム『The Papercut Chronicles』をリリース。しかし、その後ベーシストのライアンがバンドから脱退した為、友人のエリックを新メンバーに迎え入れる。

2006年7月25日、2ndアルバム『As Cruel as School Children』をリリースし、アルバムチャートにて最高35位を記録。そしてこのアルバムからのシングル"Cupid's Chokehold"がヒットすると、その後もロングセールスを記録し、同アルバムはゴールドディスクに認定された。このアルバムより、主にライブパフォーマンス時のハイプマンとして、マーク・デジーザスがサポートメンバーに加入。以降、マークは2012年に一時活動が休止されるまで、国内外のライブのほかメディア出演時や、時により表彰の場にも帯同するなど準メンバーとして活動した。

2007年には、"Shoot Down the Stars"や、ケイティ・ペリーが出演した"Cupid's Chokehold"といったリリース楽曲のミュージック・ビデオが評価され、MTV Video Music Awardsにて最優秀新人賞を受賞した。

2008年9月9日、3rdアルバム『The Quilt』をリリースし、アルバムチャートにて、初週に32000枚を売り上げ、初登場14位を記録した。

2008年以降、トラヴィーはじめメンバーが他アーティストの楽曲にフィーチャリングされるなど個人での活動も増え始める。2010年にはトラヴィーがソロ活動に専念し、この年バンドとしては活動休止期間となった。 トラヴィーは6月8日に初のソロアルバム『Lazarus』をリリース。ブルーノ・マーズをフィーチャリングした先行シングル「Billionaire」の大ヒットも重なり、結果的に初週に15000枚を売り上げ、全米アルバムチャートで初登場25位を記録し、ソロシンガーとしても成功を収めた。

2011年11月15日、4thアルバム『The Papercut Chronicles II』がリリースされた。全米アルバムチャートで初週に12000枚を売り上げ、初登場54位を記録した。アルバムからの1stシングル、アダム・レヴィーンをフィーチャリングした「"Stereo Hearts"」は大ヒットし、2012年のMuchMusic Video Awardsにて2部門にノミネートされた。その後も同アルバムからは「"Ass Back Home"」、「"The Fighter"」とヒットシングルが生まれ、それらはティーン・チョイス・アワードMTV Video Music Awardsにノミネートされた。

アルバム発売後、プロモーション活動及びライブを一通り終えた後、バンドは再び休眠期間へと入った。トラヴィーはソロ活動の再開、他メンバーもスタジオミュージシャンやソロ、別バンドの活動や他ミュージシャンの楽曲への参加[3]といった個々の活動が長らく続けられたが、2017年にバンドのYouTubeアカウントが開設され、また翌2018年開催のミュージックフェス「Sail Across The Sun」への出演が発表された[4]。このフェスへの参加を皮切りに、同2018年7月より311オフスプリングとの合同ツアーに参加し本格的に活動を再開した。ただし、この活動再開にエリックは参加せず、3人での活動が行なわれ、ライブ時にはサポートベーシストとしてラルフィー・バレンシアが参加している。

アワード

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彼等がこれまでに、受賞・ノミネートされたアワード、部門は以下の通り。

開催 アワード名 部門 結果
2007年 MTV Video Music Awards Best Group ノミネート
Best New Artist 受賞
MTV European Music Awards Ultimate Urban ノミネート
2012年 MuchMusic Video Awards International Video of the Year - Group ノミネート
Most Streamed Video of the Year ノミネート
ティーン・チョイス・アワード Choice Music: Group ノミネート
Choice Music Single by a Group ノミネート
Choice Summer Music Star Group ノミネート
MTV Video Music Awards Best Video with a Message ノミネート

ディスコグラフィー

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アルバム

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発売日
アルバムのタイトル
販売レーベル
全米ビルボードアルバムチャート最高位[5] セールス
2001年12月23日
...For the Kids
Gym Class Heroes(自主制作)
2005年1月22日
The Papercut Chronicles
Fueled by Ramen
3.2万枚+
2006年7月25日
As Cruel as School Children
Fueled by Ramen
35位
47万枚+
2008年9月9日
The Quilt
Atlantic Records
Fueled by Ramen
14位
11万枚+
2011年11月15日
The Papercut Chronicles II
Atlantic Records
Fueled by Ramen
54位
8.8万枚+

シングル

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発表 曲名 各チャート最高位 収録アルバム
US Hot 100 US Pop UK AUS New Zealand Irish
2004年 "Taxi Driver"
The Papercut Chronicles
2005年 "Papercuts"
"Cupid's Chokehold" (featuring Patrick Stump)
2006年 "The Queen and I" 77 124
As Cruel as School Children
"New Friend Request"
"Cupid's Chokehold" (再リリース) (featuring Patrick Stump) 4 1 3 14 6 3
2007年 "Shoot Down the Stars"
"Clothes Off!!" (featuring Patrick Stump) 46 35 5 12 13 7
2008年 "Peace Sign/Index Down" (featuring Busta Rhymes)
The Quilt
"Cookie Jar" (featuring The-Dream) 59 55 6 41
"Guilty as Charged" (featuring Estelle)
2011年 "Stereo Hearts" (featuring Adam Levine) 4 1 3 4 3 4
The Papercut Chronicles II
"Ass Back Home" (featuring Neon Hitch) 12 5 9 1 11 10
2012年 "The Fighter" (featuring Ryan Tedder) 25 13 44 7 4 15

その他の作品

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  • 「Hed Candy」 - 1999年発表のインディーズEP。
  • 「Greasy Kid Stuff」 - 2000年発表のインディーズEP。
  • 「 The Papercut EP 」 - 2004年発表の1stEP。
  • 「Patches From the Quilt」 - 2008年発表の2ndEP。

外部リンク

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出典

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脚注

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  1. ^ a b c d Apar, Corey. Gym Class Heroes Biography - オールミュージック. 2024年8月22日閲覧。
  2. ^ a b Carey, Anna (17 November 2011). "Gym Class Heroes: The Papercut Chronicles II". The Daily Californian. 2024年8月22日閲覧
  3. ^ “WHAT HAPPENED TO GYM CLASS HEROES?”. Altpress. (2016年8月19日). https://www.altpress.com/news/what_happened_to_gym_class_heroes/ 2018年8月24日閲覧。 
  4. ^ “Gym Class Heroesが再始動、来年開催のフェスへの出演が決定”. Altpress Japan. (2017年6月8日). https://altpress.jp/?p=57470 2018年8月24日閲覧。 
  5. ^ “ビルボード・アルバムチャート”. billboard (billboard). http://www.billboard.com/bbcom/retrieve_chart_history.do?model.chartFormatGroupName=Albums&model.vnuArtistId=647857&model.vnuAlbumId=1172325 2009年4月4日閲覧。