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ジニコチン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジニコチン酸
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識別情報
CAS登録番号 499-81-0
PubChem 10366
ChemSpider 9939
UNII N5NMH4PZ3D チェック
EC番号 207-893-8
ChEBI
ChEMBL CHEMBL446761
バイルシュタイン 131640
Gmelin参照 279307
特性
化学式 C7H5NO4
モル質量 167.12 g mol−1
構造
結晶構造 単斜晶系
空間群 P21/c, No. 14
格子定数 (a, b, c) a = 9.702 Å Å,b = 11.153 Å Å,c = 6.587 Å Å
格子定数 (α, β, γ) α = 90°, β = 107.80°, γ = 90°
危険性
GHSピクトグラム 急性毒性(低毒性)
GHSシグナルワード 警告(WARNING)
Hフレーズ H315, H319, H335
Pフレーズ P261, P264, P271, P280, P302+352, P304+340, P305+351+338, P312, P321, P332+313, P337+313, P362, P403+233, P405
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジニコチン酸英語: Dinicotinic acid)または、ピリジン-3,5-ジカルボン酸英語: Pyridine-3,5-dicarboxylic acid)は、複素環式芳香族化合物の一つ。ピリジンジカルボン酸異性体の一つで、ピリジン環の3位と5位にカルボキシ基が結合している。

合成と性質

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ピリジン-2,3,5,6-テトラカルボン酸または、ピリジン-2,3,5-トリカルボン酸を熱することで得られる[1][2]

水とエーテルにはわずかに溶ける。融点は323°Cで、ピリジンジカルボン酸の異性体の中で最も高い。熱すると脱炭酸ニコチン酸に分解する。[3]

脱炭酸

出典

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  1. ^ Meyer, Hans; Tropsch, Hans (1914). “Über Dinicotinsäure und deren Abbau zu ββ′-Diaminopyridin und über das αα′-Diaminopyridin” (ドイツ語). Monatshefte für Chemie 35 (2): 207–217. doi:10.1007/BF01518124. ISSN 0026-9247. https://zenodo.org/record/1814560. 
  2. ^ Wolffenstein, Richard (1922) (ドイツ語). Die Pflanzenalkaloide (Dritte, verbesserte und vermehrte Auflage ed.). Berlin, Heidelberg. pp. 67. ISBN 978-3-642-92449-1. OCLC 913710178. https://www.worldcat.org/oclc/913710178 
  3. ^ Alam, Mahbub; Khan, M. Hafeez (1980). “Preparation of some nicotinic acid derivatives”. Philippine Journal of Science 109 (1–2): 19–21. 

関連項目

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