ジッツオ
ジッツオ(Gitzo )は、フランスのカメラ関連製品(撮影機材)メーカー。カメラ関連のアクセサリー(バッグ含む)、特に高剛性かつ堅牢な三脚・一脚と雲台で知られる。
種類 | 株式会社 |
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設立 | 1917年 |
業種 | 精密機器メーカー |
代表者 | イボンヌ・プリーガー |
主要株主 | ヴァイテックグループ |
外部リンク | https://www.gitzo.com/jp-ja/gitzo-world/ |
フランス人のアルセーヌ・ジッツホーベン(Arsène Gitzhoven )によって1917年にフランスで設立され、当初は写真業界でカメラ、ケーブルレリーズ、シャッター(日量750個)、フィルムバッグフレームなどを製造していた。1942年、第二次世界大戦によりいったん解散したが、1944年に生産を再開、1950年代に入って三脚の生産を始めた。
1960年には創立者のアルセーヌが引退し、彼の娘イボンヌ・プリジェールと彼女の夫が会社を継承、高品質の三脚や雲台の開発に専念した。その結果、ジッツオの製品は世界54ヵ国以上に輸出された。
1992年、同業のマンフロットも所属するイギリスのVitecグループの傘下となり、現在に至る[1]。
フランスからイタリアへの生産拠点移転を2001年から始め、2005年に完了した。
2017年に創業100週年を迎える。
製品について
[編集]ジッツオは、世界で初めて脚パイプにカーボンファイバーとバサルトファイバーを、雲台にマグネシウム合金を採用した。
三脚の製品カテゴリには、汎用性の高い「マウンテニア」、携行性重視の「トラベラー」、堅牢性と安定性を重視し、モジュールの交換で「システマティック」、 また、全ての製品は、独自のルールに従って「シリーズ」に分類される[注釈 1]。「シリーズ」は、脚チューブの直径にあわせて、16 mmが「00.」、20 mmが「0.」、24 mmが「1.」、28 mmが「2.」、32 mmが「3.」、37 mmが「4.」、41 mmが「5.」となっており、製品コードのGT、GMなどに続く1けた目の数字として表示されている。さらに高剛性なCarbon eXact(カーボンエグザクト)シリーズは一回り太く、「0.」が21.7 mm、「1.」が25.3 mm、「2.」が29 mm、「3.」が32.9 mmとなっている。
三脚には、操作性と安定性を兼ね合わせた独自のGロックシステム搭載のものもある。
日本での製品販売
[編集]日本では当初大沢商会、その後はケー・エフ・シーが輸入代理店であったが、2006年7月以降、Vitecグループ傘下の日本法人であるボーゲンイメージングが代理店となっている[2]。
脚注
[編集]- ^ 日本では「型」と通称され、脚の段数と合わせて、「2型4段」、「3型3段」などのように呼ばれている。
出典
[編集]- ^ ジッツオ2009〜2010カタログ
- ^ マンフロット/ジッツオ/カタの輸入販売元が変更に ~本庄、KFCからボーゲンイメージングへ - デジカメWatch(2006/05/09 17:07版)2019年2月20日閲覧