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ジェームズ・ラムゼイ (第17代ダルハウジー伯爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第17代ダルハウジー伯爵ジェームズ・ヒューバート・ラムゼイ: Lord James Hubert Ramsay, 17th Earl of Dalhousie, GCVO CStJ DL1948年1月17日 – )は、スコットランド貴族伯爵地主廷臣スコットランドのクランラムゼイ氏族英語版の現氏族長

1950年から1999年までは儀礼称号としてラムゼイ卿を用いた。2009年から2023年まで王室家政長官英語版を務めた。

経歴

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第16代ダルハウジー伯爵英語版とその妻マーガレット・スターリング(Margaret Stirling、1997年没、庶民院議員アーチー・スターリング英語版の娘)との息子として生まれた[1]。甥に第13代スカーバラ伯爵リチャード・ラムリーがいる[2]

ノースヨークシャーアンプルフォース校英語版で教育を受けた[2]。1987年以降、ジェイムスタウン・インヴェストメント取締役(Director, Jamestown Investments Ltd)を務める[2]

1993年よりアンガス副統監を務めたのち、2002年に統監代理に昇格した[2][3][4]。1999年に父の死去によりダルハウジー伯爵位を継承した[1][5]。父と同じく英国王室の廷臣であり[注釈 1]、2009年には王室家政長官英語版に就任し[1][5]、2023年に退任した。2023年3月25日、ロイヤル・ヴィクトリア勲章ナイト・グランド・クロスを授与された[6]

生家のダルハウジー伯爵家は代々スコットランドのクランラムゼイ氏族英語版氏族長を務める家柄であり[7]、彼が2023年現在の氏族長である。

私生活

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1973年にマリリン・ダヴィナ・バター(Marilyn Davina Butter、1950年 - 、サー・デイヴィッド・バター陸軍少佐の次女)と結婚、1男2女をもうけている[1][2]。マリリン夫人には母方を通じて祖母アナスタシア・ド・トービーロシア大公ミハイル・ミハイロヴィチの娘)がいる[1]

  • (長女)ローナ・テリーザ・ラムゼイ(1975年 - )
  • (次女)アリス・マグダレン・ラムゼイ(1977年 - )
  • (長男)サイモン・デイヴィッド・ラムゼイ(1981年 - )- ラムゼイ卿(儀礼称号)。

脚注

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注釈

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  1. ^ 父の16代伯も廷臣としてエリザベス王太后(女王エリザベス2世の母)付きの侍従長を務めた。

出典

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  1. ^ a b c d e Dalhousie, Earl of (S, 1633)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2022年6月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e Susan, Morris, ed. (29 November 2018). Debrett's Peerage and Baronetage 2019 (英語) (150th ed.). London, England: Marston Book Services. p. 2253–2254, 2256. ISBN 978-199976700-6. 2022年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  3. ^ Lord-Lieutenant of Angus; retrieved 3 January 2017.
  4. ^ "No. 56782". The London Gazette (英語). 13 December 2002. p. 15176.
  5. ^ a b "Dalhousie, 17th Earl of, (James Hubert Ramsay)". Who's Who (英語). Vol. 1920–2021 (2019, December 01 ed.). A & C Black. (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入)
  6. ^ "No. 64008". The London Gazette (Supplement) (英語). 25 March 2023. p. D2.
  7. ^ Clan Ramsay Family”. www.clanramsay.org. 2022年6月8日閲覧。
宮廷職
先代
第5代アバコーン公爵
王室家政長官英語版
2009年 – 2023年
次代
第7代ロスリン伯爵英語版
スコットランドの爵位
先代
サイモン・ラムゼイ英語版
ダルハウジー伯爵
1999年 –
現職
爵位の法定推定相続人
ラムゼイ卿サイモン・ラムゼイ