ジェームズ・マッカーナン
James McKernan ジェームズ・マッカーナン | |
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ジェームズ・マッカーナン(2006) | |
生誕 |
1964年3月19日(60歳) イギリス、ロンドン |
国籍 | イギリス |
研究分野 | 数学 |
研究機関 |
マサチューセッツ工科大学 カリフォルニア大学サンタバーバラ校 カリフォルニア大学サンディエゴ校 |
出身校 |
ハーバード大学 トリニティ・カレッジ (ケンブリッジ大学) |
博士課程 指導教員 | ジョー・ハリス |
主な受賞歴 |
コール賞 (2009) クレイ研究賞 (2007) 数学ブレイクスルー賞 (2018) |
プロジェクト:人物伝 |
ジェームズ・マッカーナン FRS (James McKernan, 1964年3月19日 - )は、イギリスの数学者。代数幾何学を専門とし、1995年から現在までカリフォルニア大学サンディエゴ校の数学の教授を務めている。
教育
[編集]マッカーナンは、ホーンチャーチのカンピオン・スクールを経て、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで教育を受け1985年に卒業し、続いてハーバード大学で1991年に数学のPh.D.を取得した[1]。学位論文『On the Hyperplane Sections of a Variety in Projective Space』(射影空間における多様体の超平面切断について)の指導はジョー・ハリスが務めた[2]。
1991年から1993年までユタ大学、1994年から1995年にかけてテキサス大学オースティン校やオクラホマ州立大学スティルウォーター校で博士研究員となった。2007年から2013年まではマサチューセッツ工科大学の教授であった。
栄誉
[編集]マッカーナンは2009年コール賞の共同受賞者となり[3][4]、2007年クレイ研究賞の共同受賞者となった[5]。この2つの栄誉は同僚であるクリストファー・ハコンと共同で受賞している。2010年、マッカーナンは国際数学者会議にて代数幾何学のトピックで招待講演を行った[6]。2018年には、ヘコンと共同で数学ブレイクスルー賞を受賞した。
マッカーナンは2011年に王立協会フェローに選出され、2020年アメリカ数学会のフェローに選出された。これは、代数幾何学、特に標準環の有限生成、フリップの存在、対数一般型の多様体の有界性の証明における貢献が評価された形である[7]。
脚注
[編集]- ^ 'Cambridge University Tripos results', Times, 4 July 1985.
- ^ ジェームズ・マッカーナン - Mathematics Genealogy Project
- ^ “Christopher Hacon and James McKernan Receive 2009 AMS Cole Prize in Algebra”. American Mathematical Society (2009年1月6日). 2022年4月14日閲覧。
- ^ “Mathematics Professor Receives Cole Prize”. University of California, Santa Barbara (2009年2月9日). 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月5日閲覧。
- ^ “Clay Research Award, 2007”. Clay Mathematics Institute. 2010年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月14日閲覧。
- ^ “ICM Plenary and Invited Speakers”. International Congress of Mathematicians. 2022年4月14日閲覧。
- ^ 2020 Class of the Fellows of the AMS, American Mathematical Society 2019年11月3日閲覧。