ジェームズ・ウィームズ (第5代ウィームズ伯爵)
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第5代ウィームズ伯爵ジェームズ・ウィームズ(英語: James Wemyss, 5th Earl of Wemyss、1699年8月30日 – 1756年3月21日)は、スコットランド貴族。1715年12月16日から1720年までエルホー卿の儀礼称号を使用した[1]。
生涯
[編集]第4代ウィームズ伯爵デイヴィッド・ウィームズと1人目の妻アン・ダグラス(Anne Douglas、1700年2月23日没、初代クイーンズベリー公爵ウィリアム・ダグラスの娘)の次男として、1699年に生まれた[1]。1720年3月15日に父が死去すると、ウィームズ伯爵の爵位を継承した[1]。
1720年10月4日、裕福な相続人ジャネット・チャータリス(Janet Charteris、フランシス・チャータリスの娘)と結婚[1]、3男4女をもうけた[2]。
- デイヴィッド(1721年 – 1787年) - 1745年ジャコバイト蜂起に参加した廉で私権剥奪され、爵位を継承できなかったが、ウィームズ伯爵を自称。
- フランシス(Frances、1722年11月17日 – 1789年6月29日) - 1743年10月14日、第7代準男爵サー・ジェームズ・ステュアートと結婚、子供あり
- フランシス(Francis、1723年 – 1808年) - 第7代ウィームズ伯爵を自称。第6代ウィームズ伯爵フランシス・チャータリス=ウィームズ=ダグラスの祖父
- ウォルポール(Walpole、1724年12月1日 – 1755年) - 1754年1月17日、ルイ・ド・シャステル(Louis de Chastel)と結婚
- ジェームズ(1726年 – 1786年) - 庶民院議員、子供あり
- アン(1727年10月30日 – 1760年頃) - 1746年4月25日、ジョン・ダルリンプル(後に姓をハミルトンに改める)と結婚、子供なし[3]
- ヘレン(1729年4月11日 – 1812年10月1日) - 1754年5月2日、ヒュー・ダルリンプル(Hugh Dalrymple、1784年12月11日没)と結婚
1743年から1744年までスコットランド・グランドロッジのグランドマスターを務めた[4]。
1756年3月21日にノートンで死去、4月8日にウィームズで埋葬された[1]。爵位は相続人である長男デイヴィッドが私権剥奪されていたため、爵位は剥奪された扱いとなったが、デイヴィッドは引き続きウィームズ伯爵の称号を使用した[1]。財産についてはデイヴィッドが私権剥奪された後の1750年7月31日、三男ジェームズへの限嗣相続を定めることで解決した[2]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f Cokayne, George Edward, ed. (1898). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (U to Z, appendix, corrigenda, occurrences after 1 January 1898, and general index to notes, &c.) (英語). Vol. 8 (1st ed.). London: George Bell & Sons. p. 86.
- ^ a b "Wemyss, Earl of (S, 1633)". Cracroft's Peerage (英語). 8 July 2019. 2019年8月31日閲覧。
- ^ Haden-Guest, Edith Lady (1964). "HAMILTON (formerly DALRYMPLE), John (1715-96), of Bargany, Ayr.". In Namier, Sir Lewis; Brooke, John (eds.). The House of Commons 1754-1790 (英語). The History of Parliament Trust. 2019年8月31日閲覧。
- ^ Graham, John Hamilton (1892). Outlines of the history of freemasonry in the province of Quebec (英語). Montreal: John Lovell & Son. p. 16.
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