ジェン・サキ
ジェン・サキ | |
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Jen Psaki | |
ホワイトハウス報道官 | |
任期 2021年1月20日 – 2022年5月13日 | |
大統領 | ジョー・バイデン |
前任者 | ケイリー・マケナニー |
後任者 | カリーヌ・ジャン=ピエール |
ホワイトハウス広報部長 | |
任期 2015年4月1日 – 2017年1月20日 | |
大統領 | バラク・オバマ |
前任者 | ジェニファー・パルミエリ |
後任者 | ショーン・スパイサー |
アメリカ合衆国国務省報道官 | |
任期 2013年2月11日 – 2015年3月31日 | |
大統領 | バラク・オバマ |
前任者 | ビクトリア・ヌーランド |
後任者 | ジョン・カービー |
ホワイトハウス広報副部長 | |
任期 2009年12月19日 – 2011年9月22日 | |
大統領 | バラク・オバマ |
前任者 | ダニエル・ファイファー |
後任者 | ジェニファー・パルミエリ |
ホワイトハウス副報道官 | |
任期 2009年1月20日 – 2009年12月19日 | |
大統領 | バラク・オバマ |
前任者 | トニー・フラット |
後任者 | ビル・バートン |
個人情報 | |
生誕 | 1978年12月1日(45歳) アメリカ合衆国、コネチカット州スタンフォード |
政党 | 民主党 |
出身校 | ウィリアム・アンド・メアリー大学 |
ジェニファー・ルネ・"ジェン"・サキ(Jennifer Rene "Jen" Psaki [ˈsɑːki]、1978年12月1日 - )は、アメリカ合衆国の報道官。2013年2月11日から2015年3月31日までアメリカ合衆国国務省報道官、2021年1月20日から2022年5月13日までホワイトハウス報道官を務めた。政治評論家としても活動している[1]。
来歴
[編集]1978年、コネチカット州スタンフォードに生まれる。バージニア州に位置するウィリアム・アンド・メアリー大学を2000年に卒業し、翌2001年から2004年アメリカ合衆国大統領選挙における民主党の大統領候補であったジョン・ケリーの副広報官を務めるようになった。また、2008年アメリカ合衆国大統領選挙においては、当時上院議員であった、バラク・オバマの遊説広報官を務め、オバマがアメリカ合衆国大統領に就任すると、ホワイトハウス副報道官に任命された[2]。2012年アメリカ合衆国大統領選挙には、大統領再選を目指すオバマ陣営の広報官を務め、オバマ再選後の2013年からは、アメリカ合衆国国務省報道官を務めることになった。2015年4月からは、ホワイトハウス広報部長を務めていた[3]。
2017年2月からはCNNの政治評論家として働き始めた。
バイデン政権
[編集]2020年11月29日、次期大統領のバイデンと次期副大統領のカマラ・ハリスは、ホワイトハウスの広報チームを構成する高官7人の顔ぶれを発表。サキはホワイトハウス報道官に起用され、すべての主要ポストが女性で占められた[4][5]。同月、バイデン政権移行チームに加わった。
2021年1月20日、バイデン政権発足とともに同職に就任。同日、最初の記者会見を行った[6][7] [8]。
2022年4月1日、ニュースサイト「Axios」が、サキがホワイトハウス報道官を退任し、5月頃にMSNBCテレビで勤務する見通しだと報じた[9]。直後にCNNやロイターも関係筋2人への取材をもとに報道。また、就任当初から1年程度で離職する意思を示していたことが改めて報じられた[10]。5月5日、サキがホワイトハウス報道官を13日に退任し、後任にカリーヌ・ジャン=ピエール副報道官が昇格することが発表された[11]。
日本に関連する発言
[編集]以下2件はいずれもアメリカ合衆国国務省報道官としてのもの。
- 2014年10月8日、韓国地検による産経新聞ソウル支局長名誉毀損起訴事件について「米政府は言論の自由、表現の自由を支持し、これまでも韓国の法律に懸念を示してきた」とコメントした[12]。
- 2015年1月22日、ISILによる日本人拘束事件について「身代金の支払いは国民を危険にさらし、米国の政策に反する」と改めて表明し、その上で「(日本政府に)我々の立場を非公式に伝達した」とコメントした[13]。
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ジョン・ケリー国務長官と(2013年5月14日)
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ウクライナのジャーナリストのミロスラヴァ・ゴンガゼと(2015年2月5日)
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セシリア・ラウズ大統領経済諮問委員会委員長と(2022年3月4日)
脚注
[編集]- ^ “ホワイトハウスのジェン・サキ米大統領報道官について知っておくべき8つのこと。”. Vogue Japan (2021年2月13日). 2021年5月26日閲覧。
- ^ “政権要職にも女性“抜てき”米報道官に密着”. 日テレNEWS24. (2014年2月1日)
- ^ “米国務省のサキ報道官、ホワイトハウス広報部長に”. 日本経済新聞. (2015年2月20日)
- ^ “次期米政権の広報チームは全員女性 バイデン氏がメンバー発表”. CNN (2020年11月30日). 2022年4月1日閲覧。
- ^ Kate Sullivan (November 30, 2020). “Biden announces all-female senior White House communications team”. edition.cnn.com. CNN. December 22, 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月30日閲覧。
- ^ “Jen Psaki, White House Press Secretary” (英語). President-Elect Joe Biden. 2021年1月5日閲覧。
- ^ “Biden hires all-female senior communications team, names Neera Tanden director of OMB”. November 30, 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。November 29, 2020閲覧。
- ^ New White House press secretary holds 1st briefing this evening CBC. Retrieved January 21, 2021
- ^ Fischer, Sara (2022年4月1日). “Jen Psaki planning to leave White House this spring for MSNBC gig” (英語). Axios. 2022年4月1日閲覧。
- ^ “米大統領報道官、転身か テレビ局キャスターと報道”. 中日新聞 (2022年4月2日). 2022年4月4日閲覧。
- ^ “ホワイトハウス報道官に初の黒人女性、性的少数者を公言も初めて”. 朝日新聞. (2022年5月6日) 2022年5月6日閲覧。
- ^ “米国務省報道官が「懸念」を表明”. 産経新聞. (2014年10月9日)
- ^ “米報道官「身代金支払いは危険」 日本に非公式伝達”. 日本経済新聞. (2015年1月23日)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Jen Psaki (@jrpsaki) - X(旧Twitter)
- Jen Psaki NARA (@Psaki44) - X(旧Twitter)