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ジェミマ・スムゴング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェミマ・ジェラガト・スムゴング Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム ジェミマ・ジェラガト・スムゴング
ラテン文字 Jemima Jelagat Sumgong
国籍  ケニア
競技 陸上競技
種目 長距離走
生年月日 (1984-12-21) 1984年12月21日(39歳)
出身地  ケニア
ナンディ
身長 160cm
体重 45kg
10000m 33分2秒0
ハーフマラソン 1時間6分58秒
マラソン 2時間20分48秒
獲得メダル
陸上競技
オリンピック
2016 リオデジャネイロ マラソン
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ジェミマ・ジェラガト・スムゴングJemima Jelagat Sumgong1984年12月21日 - )は、ケニア陸上競技選手。専門は長距離走。

人物

[編集]

ケニア ナンディ出身。ケニア空軍英語版所属であり、マラソン選手である夫との間に一女がある[1]

2012年より海外マラソンに参戦し、同年のボストンマラソンで2時間31分52秒を出して2位となる[2]

2013年にはロッテルダムマラソンで2時間23分27秒を出してマラソン初優勝[3]。同年のシカゴマラソンでは2時間20分48秒のパーソナルレコードタイムを記録している[4]

2015年の世界陸上選手権女子マラソンでは終盤までマレ・ディババエチオピア)、ヘラー・キプロプ英語版ケニア)、ユニス・ジェプキルイ・キルワバーレーン)らとの優勝争いを繰り広げたが4位に終わった[5]

2016年、4月24日のロンドンマラソンでは2時間22分58秒で優勝を飾り[6]、8月14日のリオデジャネイロオリンピック女子マラソンでは前年の世界選手権で最後まで優勝を争ったキプロプ、ディババ、キルワと再び終盤まで激しく鍔迫り合いを演じ、41km付近でトップに躍り出るとそのまま1位で入線し、金メダルを獲得すると共に、母国ケニアにとっても悲願の女子マラソン初の金メダルをもたらした[5][7][8]

2017年4月7日、ケニアにて行われた抜き打ちのドーピング検査の結果、スムゴングが赤血球の増加効果を持つエリスロポエチンに対して陽性反応を示したことが報じられた[9]

2017年11月7日、ケニアの反ドーピング機関から4年間の資格停止処分を受けた[10]。さらに2019年1月25日、アスレチックス・インテグリティ・ユニット英語版は、スムゴングの資格停止期間が、倍の8年に延びたと発表した。ドーピング検査の際、スムゴングは「子宮外妊娠に伴う卵管破裂で注射と輸血を受けたことが陽性反応につながった」「ケニア国内で医師がストライキをしていた際に「偽物の医者」によってEPOを注射された」と主張、病院の証明書を反ドーピング機関へ提出した。しかし、これが偽造していたものであると判明したためである[11]

脚注

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  1. ^ “金メダリストの略歴=ジェミマ・スムゴング(女子マラソン)〔五輪・陸上〕”. 時事通信. (2016年8月15日). http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081500005&g=spo 
  2. ^ “Boston Marathon Results Kenya's Wesley Korir, Cherop win”. FOX NEWS. (2012年4月16日). オリジナルの2012年4月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120420073450/http://latino.foxnews.com/latino/sports/2012/04/16/boston-marathon-results-kenya-wesley-korir-cherop-win/ 
  3. ^ “Jelagat wins tough Rotterdam Marathon”. STANDARD Digital. (2013年4月15日). http://www.standardmedia.co.ke/article/2000081599/jelagat-wins-tough-rotterdam-marathon 
  4. ^ Jemima Jelagat Sumgong”. Chicago Marathon. 2017年4月7日閲覧。
  5. ^ a b “優勝したスムゴング「40キロで金確信」 ケニアに女子マラソン初の金”. 産経新聞. (2016年8月15日). https://www.sankei.com/article/20160815-AHB62NG7GNIERCDZ4IOJXGNNFA/ 
  6. ^ “Women’s race report: Sumgong defies hard fall to seal dramatic win” (英語). LONDON Marathon Official News. (2016年4月24日). https://www.virginmoneylondonmarathon.com/en-gb/news-media/latest-news/item/women-s-race-report-sumgong-defies-hard-fall-to-seal-dramatic-win/ 
  7. ^ “スムゴングが優勝…女子マラソン、ケニア勢で初”. 讀賣新聞. (2016年8月14日). https://web.archive.org/web/20160814131806/http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2016/athletics/marathon/20160814-OYT1T50084.html 
  8. ^ “Jemima Jelagat Sumgong wins women's marathon” (英語). ESPN. (2016年8月15日). http://www.espn.com/olympics/story/_/id/17302183/kenya-jemima-jelagat-sumgong-women-marathon 
  9. ^ “リオ五輪女子マラソン金メダリストが薬物陽性、抜き打ちドーピング検査で発覚”. AFPBB News (フランス通信社). (2017年4月7日). https://www.afpbb.com/articles/-/3124271 2017年4月7日閲覧。 
  10. ^ “スムゴングに資格停止処分 リオ五輪マラソン女王”. 朝日新聞. (2017年11月7日). http://www.asahi.com/sp/articles/GCO2017110701002084.html 2017年11月8日閲覧。 
  11. ^ “リオ五輪のマラソン女王、資格停止期間が倍に ドーピングで「偽書類」”. AFPBB News. (2019年1月26日). https://www.afpbb.com/articles/-/3208216 2019年1月27日閲覧。 

外部リンク

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