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ジェットストリーム (ボールペン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
JETSTREAM
種類 ボールペン
所持会社 三菱鉛筆
使用開始国 日本の旗 日本
主要使用国 日本の旗 日本
使用開始 2006年
ウェブサイト ジェットストリーム
テンプレートを表示
ジェットストリームFと替芯

ジェットストリーム (JETSTREAM ) は、三菱鉛筆が開発し販売している油性ボールペンである。

概要

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滲みにくさといった油性ボールペンの長所はそのままに、より軽く滑らかな書き味や、乾きやすく手が汚れにくい点が特徴である[1]。水性ボールペン派だった開発者によって提案され[2]、「油性ボールペンの短所をすべてつぶすこと」を目標として2000年に開発が開始された。当初は1本あたり500 - 600円と試算されるなど、社内での評価は芳しくなかった[3]

インク、チップ共に既存の油性ボールペンとは異なる新組成・構造を採用し、最初に日本国外向けのキャップ式製品が2003年11月[3]に発売された。日本ではノック式がなければ人気が出ないと判断し、ノック式用のインクを開発後、2006年7月にキャップレス(ノック式)が発売された[4][3]

2010年代には年間1億本を売り上げている[5]。この製品のヒットにより低粘度油性ボールペンの市場が形成され、各社から相次いで低粘度油性ボールペンが発売された[6][7]

ボールペンファンによるお気に入りボールペンの投票企画『OKB48総選挙』においては、2011年の第1回で第1位となっており、以降2024年現在まで13連覇を果たしている[8][9][10]

各企業のノベルティグッズとしてボールペンがあるが、日本航空のロゴ入りボールペンがこのジェットストリームであり(ジェットストリームロゴも入っている)、同社提供のラジオ番組『JET STREAM』のタイトルと掛けられている[11]

ラインナップ

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(日本国内製品のみ。数量限定品は割愛)

  • ジェットストリーム スタンダード
    • ジェットストリーム α-gel搭載タイプ
    • ジェットストリーム ラバーグリップタイプ
    • ジェットストリーム ラバーボディタイプ
    • ジェットストリーム 海洋プラスチックモデル
  • ジェットストリーム エッジ
    • ジェットストリームエッジ3
  • ジェットストリーム 多色ボールペン
    • ジェットストリーム 2色ボールペン
    • ジェットストリーム 3色ボールペン
    • ジェットストリーム 3色ボールペン SXE3-507
    • ジェットストリーム 4色ボールペン
  • ジェットストリーム 多機能ペン
    • ジェットストリーム 2&1
    • ジェットストリーム 3&1
    • ジェットストリーム 4&1
    • ジェットストリーム 4&1 Metal Edition
    • ジェットストリーム Fシリーズ
  • ジェットストリーム カラーインク(2代目)
  • ジェットストリーム プライム
    • ジェットストリーム プライム ノック式シングル
    • ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式シングル
    • ジェットストリーム プライム 3色ボールペン
    • ジェットストリーム プライム 多機能ペン3&1
    • ジェットストリーム プライム 多機能ペン2&1
  • ジェットストリーム スタイラス
    • ジェットストリーム スタイラス シングルノック
    • ジェットストリーム スタイラス 3色ボールペン
  • ジェットストリーム Lite touch ink
    • ジェットストリーム Lite touch ink シングルノック
    • ジェットストリーム Lite touch ink 4&1

脚注

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  1. ^ 井田通人 (2015年12月14日). “三菱鉛筆油性ボールペン「ジェットストリーム」が年間1億本の爆売れ 開発者の「不満」が生んだなめらかな書き味”. 産経ニュース. 産経新聞社. 2019年12月9日閲覧。
  2. ^ 新商品開発ストーリー JETSTREAM|プロジェクトについて|新卒採用情報 三菱鉛筆株式会社
  3. ^ a b c 大河原克行 (2008年2月20日). ““油性ボールペン嫌い”が油性ボールペンをヒットさせた”. 日経BPネット. 日経BP社. 2008年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月4日閲覧。
  4. ^ “油性ボールペン嫌いがゼロから作った三菱鉛筆「JETSTREAM」”. 日本経済新聞. (2009年2月25日). オリジナルの2009年2月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090228022352/http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMIT2J000024022009 2010年4月16日閲覧。 
  5. ^ 油性でもサラッ 年間売上1億本「ジェットストリーム」秘話”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 日刊現代 (2016年10月17日). 2019年12月9日閲覧。
  6. ^ 高橋マサシ (2010年7月12日). “終わりなき進化!開発者が語る“最新文具”の技術力”. Tech総研. リクルート. 2019年12月9日閲覧。
  7. ^ くすきはいね (2014年12月2日). “日本の技術力が光る"インク"に注目! - 「文房具カフェ」店長推薦の「書き味」で選ぶボールペン”. マイナビニュース. マイナビ. 2019年12月9日閲覧。
  8. ^ OKB48総選挙
  9. ^ 【ニュース】「第13回OKB48 総選挙」はジェットストリームが13連覇!”. 文具のとびら. ステイショナー (2024年2月14日). 2024年2月14日閲覧。
  10. ^ uni/三菱鉛筆【公式】 [@mpuni_official] (2024年2月8日). "\#OKB48 13連覇達成🎊/ 「第13回OKB48(お気に入りボールペン)総選挙」にて #ジェットストリーム スタンダードが今年も連覇の記録を更新しました😆…". X(旧Twitter)より2024年7月19日閲覧
  11. ^ 高木芳紀 (2015年2月20日). “【三菱鉛筆/JETSTREAM/JALヴァージョン】これはもう、ノベルティペンの傑作に認定でしょう。”. 文具朝活会・文具祭り主催者の文房具ブログ「BUNGULOG」. 2024年7月19日閲覧。

外部リンク

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