コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ジェイク・エーデルスタイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジェイク・エーデルスタインアデルステインなどとも表記、Jake Adelstein、本名:Joshua Adelstein、1969年3月28日[要出典] - )は、米国ミズーリ州出身のユダヤ系アメリカ人[1]ジャーナリストルポライター。元読売新聞社会部記者。ジャパンタイムズやZAITEN誌などに執筆している。[2]

来歴

[編集]

1988年に渡日し上智大学日本文学を専攻[3]。1992年から外国人初の読売新聞の記者となり[4]、日本の暴力団界のルポに12年間にわたり携わった[5]

本人いわく、山口組後藤組組長後藤忠政の米国での肝臓移植手術に際してのFBI取引の件をすっぱ抜こうとしたことを後藤組に察知され、のちに示談の場で脅迫を受けたことから読売新聞社を退社し帰国した[6]。以来、米国と日本の両国において警察当局の保護下にあると自称している[7]。現在は日本在住。

エーデルスタインは、出世作となった『Tokyo Vice』について、取材源の保護のために名前と国籍は変更しているが内容はすべて実際に起きたことであり、何の誇張もしていないと主張しているが、その内容の真実性についてはかねてから多くの疑問が投げかけられている[8]。暴力団事情に精通するフリーライターの鈴木智彦は『Tokyo Vice』を「ほぼ信用しておりません」としている[9]

著書

[編集]
  • Tokyo Vice: An American Reporter on the Police Beat in Japan (2009年) ランダムハウス Pantheon Books
    • 『トウキョウ・バイス ―アメリカ人記者の警察回り体験記―』(2016年、アマゾンドットコムの電子出版 ASIN B01G7EH68G)
    • TOKYO VICE』としてテレビドラマ化された。
  • 『トロピカルストーム作戦 ―FBIのユダヤ人系日系人の特別捜査官が暴力団組長を米国におびき出すまで―』(2015年、アマゾンドットコムの電子出版)
  • 『地獄の沙汰もビットコイン次第: 仮想通貨の闇を追う』(2017年、アマゾンドットコムの電子出版)
  • Tokyo Private Eye (2023年) Marchialyマルキアリ 出版 - Tokyo Vice の続編。フランスで刊行[10][11]

出典

[編集]
  1. ^ https://www.npr.org/2009/11/09/120237244/an-american-in-japan-investigating-the-tokyo-vice
  2. ^ https://about.me/jakeadelstein
  3. ^ 『Exposing the world of Japan's yakuza mafia』 2010年10月4日 BBC (英語) および 『This Mob Is Big in Japan』 2008年5月11日 ワシントンポスト (英語)
  4. ^ 『Mr. Vice Guy』 2009年11月2日 タイム (英語)
  5. ^ 『Exposing the world of Japan's yakuza mafia』 2010年10月4日 BBC
  6. ^ 『FBI helped Japanese gangster to have life-saving transplant in US』 2008年5月31日 インデペンデント (英語)
  7. ^ 『This Mob Is Big in Japan』 2008年5月11日 ワシントンポスト (英語)
  8. ^ Insiders Call B.S. on ‘Tokyo Vice’ Backstory 2022年4月29日 ザ・ハリウッド・リポーター (英語)
  9. ^ https://x.com/yonakiishi/status/1072480486084235265”. 2024年8月17日閲覧。
  10. ^ Jake Adelstein/中本哲史 [@jakeadelstein] (2022年3月17日). "The sequel to #TokyoVice #TokyoPrivateEye will be published in Spring of 2023 with @Marchialy". X(旧Twitter)より2022年6月15日閲覧
  11. ^ 庄司かおり (2022年4月20日). “日本の裏社会には世界のどこにもない面白さがある――ドラマ『TOKYO VICE』原作者ジェイク・エーデルスタイン氏インタビュー”. IGN Japan. 産経デジタル. 2022年6月15日閲覧。

外部リンク

[編集]