シーケンシャル・ファンクション・チャート
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シーケンシャル・ファンクション・チャート(Sequential function chart)またはSFC言語(~げんご)はプログラマブルロジックコントローラ(PLC)用のグラフィカルなプログラム言語で、 IEC 61131-3標準で定義される5言語のうちのひとつ。IEC 848 "Preparation of function charts for control systems" で定義されており、またfr:Grafcet (グラフセ)もベースとなっている。
この言語はシーケンス制御を状態遷移図のように記述するのに適している。
コンポーネントと機能
[編集]シーケンシャル・ファンクション・チャートの主なコンポーネントには以下のものがある。
- ステップ(step)
- アクション(処理)を記述した制御のひとかたまり。アクションは、プログラミング言語(ラダー図やストラクチャード・テキスト等)で記述し、1つのステップに複数のアクションを割り当てたり、他のステップで再利用したりすることも出来る。
- トランジション(transition)
- 論理的な条件を記述して、ステップ間の状態遷移を制御する。
- リンク
- ステップとトランジション間といったコンポーネントを結ぶライン。
プログラムは初期ステップ(右図ではInitial)から開始する。図中の大きい長方形がステップで、ステップ直前の小さい四角形がトランジション(条件)を表す。
トランジションに記述されている条件が true(真)になると、直下のステップが起動する。ステップ内の「アクション」はプログラム中のどこに書かれていても実行される。