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シーケンシャル・ファンクション・チャート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シーケンシャル・ファンクション・チャート(SFC)

シーケンシャル・ファンクション・チャート(Sequential function chart)またはSFC言語(~げんご)はプログラマブルロジックコントローラ(PLC)用のグラフィカルなプログラム言語で、 IEC 61131-3標準で定義される5言語のうちのひとつ。IEC 848 "Preparation of function charts for control systems" で定義されており、またfr:Grafcet (グラフセ)もベースとなっている。

この言語はシーケンス制御を状態遷移図のように記述するのに適している。

コンポーネントと機能

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シーケンシャル・ファンクション・チャートの主なコンポーネントには以下のものがある。

ステップ(step)
アクション(処理)を記述した制御のひとかたまり。アクションは、プログラミング言語(ラダー図ストラクチャード・テキスト等)で記述し、1つのステップに複数のアクションを割り当てたり、他のステップで再利用したりすることも出来る。
トランジション(transition)
論理的な条件を記述して、ステップ間の状態遷移を制御する。
リンク
ステップとトランジション間といったコンポーネントを結ぶライン。

プログラムは初期ステップ(右図ではInitial)から開始する。図中の大きい長方形がステップで、ステップ直前の小さい四角形がトランジション(条件)を表す。

トランジションに記述されている条件が true(真)になると、直下のステップが起動する。ステップ内の「アクション」はプログラム中のどこに書かれていても実行される。

参考

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