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シロバナミヤコグサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シロバナミヤコグサ
シロバナミヤコグサの花
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ群 fabids(真正バラ類I eurosids I)
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: ミヤコグサ連 Loteae
: ミヤコグサ属 Lotus
: シロバナミヤコグサ L. taitungensis
学名
Lotus taitungensis S.S.Ying
シノニム

Lotus pacificus Kramina et D.D.Sokoloff
Lotus australis auct. non Andrews

シロバナミヤコグサの花

シロバナミヤコグサLotus taitungensis)は、マメ科ミヤコグサ属の多年生草本Lotus pacificus Kramina et D.D.Sokoloff及びLotus australis auct. non Andrewsはシノニム[1]

特徴

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やや多肉質[2][3]。茎は赤褐色で多数枝分かれして匍匐し、長さ40 cmほどに広がる。葉は互生、5小葉からなり、葉軸の先端に倒披針形で3枚、これと同形でやや小さい小葉が葉軸の基部に2枚付く。花序は腋生し、白い蝶形花を4–5個咲かせる。花冠は長さ約1.2cm。豆果は円筒形で先が尖り、中に約20個の種子が入る[4]ハマタイゲキグンバイヒルガオなどとともに生育する。

分布と生育環境

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トカラ列島宝島以南~琉球[3][4]オーストラリア、東南アジア、台湾[4]。海岸の砂地に生える[5]

脚注

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参考文献

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  • 米倉浩司; 梶田忠「シロバナミヤコグサ」『植物和名ー学名インデックス YList』2007年http://ylist.info/ylist_detail_display.php?pass=33172023年9月4日閲覧 
  • 片野田逸朗『琉球弧・植物図鑑 from AMAMI』南方新社、2019年、141頁。ISBN 9784861244056 
  • 中西弘樹『フィールド版 日本の海岸植物図鑑』トンボ出版、2020年、139頁。ISBN 9784887162266 
  • 伊江村教育委員会『伊江島の植物図鑑』2002年、144頁。 
  • 大川智史; 林将之『琉球の樹木』文一総合出版、2016年、133頁。ISBN 9784829984024